東レ 香港大手ニットテキスタイルPTHL社に資本参加

東レ 香港大手ニットテキスタイルPTHL社に資本参加

東レ(東京都中央区)は、繊維事業のニットテキスタイル分野におけるグローバルな戦略的拡大を図るため、香港のニット・染色・プリント生地製造販売会社、Pacific Textiles Holdings Ltd.(パシフィック・テキスタイル・ホールディングス、本社:香港、以下、PTHL社)の株式を取得し、同社に資本参加する。
筆頭株主のIp Ping Im氏らが保有する株式(4億500万株、シェア28.03%)を取得する株式売買契約を6月30日締結した。7月中旬までにクロージングを行う。取得価額は40億5400万香港㌦(約590億円)を予定。
東レグループは今回のPTHL社への経営参加によって、両社による協力関係のさらなる強化とニット事業の拡大を図り、グローバルな一貫型事業の高度化を強力に推進していく。
PTHL社は売上高59億9400万香港㌦(約837億円)、2017年3月期の営業利益10億5700万香港㌦(約148億円)、2017年3月末現在の従業員5267人(連結)。中国、ベトナムに工場を保有。

大陽日酸 アジア地区で電子材料ガスの生産能力増強

大陽日酸 アジア地区で電子材料ガスの生産能力増強

大陽日酸(東京都品川区)は中期経営計画「Ortus Stage2」の重点戦略の一つ「グローバリゼーション」に基づき、アジア地区でのエレクトロニクスガスの需要増加に対応するため、電子材料ガス生産能力増強のための投資を実施する。
今年4月、中国・上海に設置した「大陽日酸(中国)投資有限公司」を拠点に、戦略顧客に対するグループ戦略推進機能を設置し、グループで一貫した顧客サポート、製品開発機能を拡充する。
また、揚州大陽日酸半導体気体有限公司(江蘇省)にグループ内で4カ国目となる電子材料ガス生産工場投資を決定し6月28日、現地で新工場の鍬入れ式典を執り行った。同工場の敷地面積は2万8000平方㍍、建物総面積は7000平方㍍で、2019年1月の商業生産開始を予定。
このほか、韓国でも既存工場の生産能力増強を予定している。

ソニー生命 シンガポールで現法 スターツ証券と合弁

ソニー生命 シンガポールで現法  スターツ証券と合弁

ソニー生命保険(東京都千代田区)は、シンガポールに現地法人を設立した。また、同法人の傘下に子会社として、主として不動産関連事業を営むスターツコーポレーションのもとで金融事業を営むスターツ証券との共同出資により、来店型乗合保険代理店事業を営む合弁会社を設立することで合意した。
今回の合弁会社設立は、日本国内でソニー生命のパートナー(募集代理店)として協業実績を持つスターツ証券との共同事業となる。

ACRO 化粧品「THREE」でシンガポールに進出

ACRO 化粧品「THREE」でシンガポールに進出

ポーラ・オルビスグループで化粧品ブランド「THREE」を展開するACRO(本社:東京都品川区)は、2017年9月15日よりシンガポールで化粧品の販売を開始する。
今回のシンガポール進出により、海外7つの国と地域で「THREE」を展開することになる。2017年内に計2店舗の出店を予定している。
また、海外では初めてスパ併設型ショップをオープンする。商品販売にとどまらない、総合的な美容提案をできるライフスタイル提案型店舗を通して「THREE」の世界観を、感度の高い消費者に訴求し、ブランド認知の更なる拡大と顧客獲得を目指す。

大和PIパートナーズ ミャンマーのFrontiir社へ出資

大和PIパートナーズ ミャンマーのFrontiir社へ出資

大和証券グループ、大和PIパートナーズ(東京都千代田区)は、ミャンマーのFrontiir社の第三者割当増資を引き受け606万米㌦を出資した。
Frontiir社は子会社を通じて、ミャンマーの法人および個人を対象にインターネット接続サービス(ISP)を提供し、契約者を急速に伸ばしている。今回の増資資金は、サービス提供エリア拡大に伴う設備投資に充てられる予定。

エア・ウォーター シンガポールの2社を傘下に

エア・ウォーター シンガポールの2社を傘下に

エア・ウォーター(大阪市中央区)はこのほど、シンガポールで病院の内装・設備施工を手掛けるグローバルワイドインターナショナル社およびグローバルワイドM&Eの両社の株式をそれぞれ55%、両社の創業メンバーから譲り受けた。契約締結日は6月19日、譲渡実行日は6月21日。
これによりエア・ウォーターは、これら2社を医療事業分野における東南アジアでの事後拠点と位置づけ、同社がこれまで培ってきた国内での病院設備工事や医療サービスとのシナジー創出による事業の拡大を目指す。
グローバルワイド2社の2017年3月期の連結業績は売上高24億7500万円。

NEC ロッテワールドタワー展望台に顔認証システム

NEC ロッテワールドタワー展望台に顔認証システム

NECは123階建て(555㍍)の高さを誇る超高層ビル、ロッテワールドタワーの展望台「SEOUL SKY」(所在地:韓国ソウル特別市)に顔認証システムを提供した。展望台の入口となる地下1階の入場ゲートに設置したカメラ映像から、監視リストに登録された人物をリアルタイムに検知する。これにより入場者の安全確保やビルの効率的な保安警備に貢献する。また、今後サービス品質の向上を目的に、VIPの検知も予定している。

プライメタルズ 中国から厚板圧延機の移設工事受注

プライメタルズ 中国から厚板圧延機の移設工事受注

プライメタルズ テクノロジーズは、中国の鉄鋼メーカー、山東鋼鉄集団日照有限公司(以下、山鋼日照)より、4.3㍍厚板圧延機ラインの済南工場から日照工場への移設工事並びに移設後のアップグレード工事を受注した。
この圧延機は、企業としての競争力強化と最終製品の品質改善を目的とした生産設備統合と設備アップグレードの第一弾として、山鋼日照の高品質製品拠点の日照工場に移設・統合される。同工場は2018年内に完了する予定。

三菱地所 汎アジアで不動産ファンド運用事業

三菱地所 汎アジアで不動産ファンド運用事業

三菱地所(本店:東京都千代田区)はアジア・オセアニア地域(以下、汎アジア)で、不動産ファンド運用事業を展開することになった。この事業を推進するため、汎アジアで不動産ファンド運用事業を展開するCLSA Real Estate Partners社と、汎アジアコアプラス型ファンドの運用を行うPan Asia Realty Advisors社を立ち上げている。
当面は豪州およびシンガポールを投資対象国として、オフィスや商業施設を中心に物件取得を進めていく。将来的には投資家がマーケット状況に応じて柔軟な出口戦略を取り得るオープンエンド型ファンドの組成を目論む。自己投資資金を有効に活用しながら物件取得を積み重ね、ファンドの規模拡大を目指す。これにより、成長が続くアジアの不動産市場に収益源を広げる。

神戸製鋼 比にエンジニアリング・指導員派遣新会社

神戸製鋼 比にエンジニアリング・指導員派遣新会社

神戸製鋼所は6月27日、フィリピンマニラ首都圏マカティ市に新会社「コベルコ・マシナリー・フィリピン」を設立し、このほど本格的に営業を開始したと発表した。これによりエンジニアリング業務や指導員の派遣活動の最適分業体制を構築し、圧縮機事業の世界展開を推進する。
新会社の資本金は4300万フィリピンペソ(約1億円)で、同社の100%出資のシンガポール法人が全額出資する。米国、中国(無錫市)、フィリピンなどを対象に指導員の派遣活動を一体的に行う。