アイカ工業 タイTCC社の株式の60%を取得

アイカ工業 タイTCC社の株式60%を取得

アイカ工業(愛知県清須市)は100%子会社アイカ・アジア・パシフィック・ホールディング社(以下、AAPH社)を通じてタイの接着剤・可塑剤製造販売会社、Thai Chemical Corporation Ltd(以下、TCC社)の60%の株式を三菱商事から取得することで、株式譲渡契約を締結した。今回の取得株数は37万4000株。
この結果、出資後の同社の保有株式数は全62万4000株のうち、37万4400株(60%)となる。株式譲渡実行日は関係当局からの許認可取得後の11~12日の予定。
これに伴い、東南アジア最大の木質ボード生産国であるタイで最大かつ同国全域をカバーできる木質ボード用樹脂メーカーとなる。

INPEX インドネシアマハカム鉱区18年から操業移管

INPEX インドネシアマハカム鉱区18年から操業移管

国際石油開発帝石(INPEX) インドネシア・マハカム沖鉱区における原油・天然ガスの開発・生産事業で、2018年から操業移管が行われることになったことを明らかにした。
2018年以降、トタール社からプルタミナ社への円滑なオペレーターシップの移管を図り、2018年1月1日からプルタミナ社がオペレーターとして操業を行うことを骨子とする契約を締結した。トタール社と、インドネシア政府当局およびプルタミナ社の3者との協議で合意したもの。

双日G インドネシアのデルタマス工業団地を拡張

双日G インドネシアのデルタマス工業団地を拡張

双日とインドネシアの大手財閥シナル・マス傘下の不動産会社シナル・マス・ランドなどが出資する総合都市インフラ開発運営会社のプラデルタ・レスタリ(以下、PDL)はこのほど、新たに約130㌶の開発用地を取得した。これにより、PDLが保有・運営する総合都市デルタマス・シティ内の工業団地グリーンランド・インターナショナル・インダストリアル・センター(GIIC)の拡張を進める。
今回の開発用地取得により、デルタマスの総面積は日系資本の総合都市インフラ開発として世界最大規模の約3200㌶となり、うちGIICを含む工業団地エリアは日系資本によるインドネシア国内の工業団地として最大規模の約1600㌶を確保することで、さらに日系企業をはじめとする製造業等の誘致に注力しながら、事業拡大を図る。

JBIC インドネシアPLNに発電所建設資金を協調融資

JBIC インドネシアPLNに発電所建設資金を協調融資

国際協力銀行(JBIC)は、インドネシア国営電力会社PLNとの間で融資金額約92億円および約2200万米㌦(いずれもJBIC分)を限度とする貸付契約を締結した。
これはPLNがジャカルタ首都特別州でムアラカランガス焚き複合火力発電所(500MW×1基)を建設するにあたり、三菱商事等よりガスタービン・蒸気タービン(三菱日立パワーシステムズ製)および、発電機(三菱電機製)等設備一式を購入するための資金に充てられる。
この融資は三菱東京UFJ銀行(幹事銀行)、みずほ銀行、オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ・リミテッド(銀行)との協調融資によるもので、これら3行の融資部分に対しては日本貿易保険(NEXI)による保険が付保される。
協調融資総額は約154億円および約3700万米㌦。

三菱地所G 台湾で海外初のPM事業会社を合弁で設立

三菱地所G 台湾で海外初のPM事業会社を合弁で設立

三菱地所プロパティマネジメントはこのほど、グループで海外で初めて台湾におけるプロパティマネジメント(PM)事業を専業とする合弁会社「南山廣場(なんざんひろば)公寓大廈管理維護股份有限公司」を現地の生命保険会社、南山人壽(なんざんじんじゅ)保険股份有限公司(以下南山人壽)と設立した。
新会社の資本金は1000万NTDで、出資比率は三菱地所70%、南山人壽30%。三菱地所PMは早速、南山人壽が台北中心部で開発を進めている超高層複合ビル「臺北南山廣場(台北南山広場)プロジェクト」のPM業務を、この合弁会社で受託する予定。
同社は三菱地所グループのPM会社として、多数のビルを運営管理する実績・経験を活かし、今後もグローバルにPM事業を展開していく。

大同特殊鋼 タイで自動車変速機向け鍛造部品量産へ

大同特殊鋼 タイで自動車変速機向け鍛造部品量産へ

大同特殊鋼(名古屋市東区)は、タイで建設を進めていた自動車の変速機向け型鍛造部品の工場を完成させ、このほど開所式を執り行った。
同工場は日本、米国に次ぐ3カ所目の鍛造品の生産拠点で、6月から量産を開始し本格出荷を始める。2020年に月産500㌧、年間売上高15億円を目指す。

JFEスチール 宝鋼金属と上海市で自動車用で合弁

JFEスチール 宝鋼金属と上海市で自動車用で合弁

JFEスチールは、中国宝武鋼鉄集団有限公司の100%子会社、宝鋼金属有限公司(以下、宝鋼金属)とともに、自動車部品用偏析防止プレミックス鉄粉「クリーンミックス」の製造・販売事業を行う合弁会社を上海市に設立した。
現地の良質な鉄粉を原材料として使用した偏析防止プレミックス鉄粉を製造・販売する企業は、中国国内では初めて。新会社はJFEスチール、宝鋼金属両社の折半出資で、生産能力は年間3万㌧。総投資額は1億900万人民元。2018年3月に営業生産を開始する予定。

住友倉庫 ベトナム子会社の商号変更

住友倉庫 ベトナム子会社の商号変更

住友倉庫(大阪市北区)はベトナムの子会社「Sumiso(Vietnam)Co.,Ltd.」(住倉ベトナム)の商号を、「Sumitomo Warehouse(Vietnam)Co.,Ltd.」(ベトナム住友倉庫)に変更したと発表した。同社の本社所在地はホーチミン市。グローバルネットワークの一翼を担う会社として、同社グループの一員であることを明確にし、一層のサービス強化を図るのが目的。

大同工業 ベトナムで二輪用チェーンを組立生産

大同工業 ベトナムで二輪用チェーンを組立生産

大同工業(石川県加賀市)はベトナムの子会社、D.I.D Vietnam Co.,Ltd.(ハノイ市)で、二輪用チェーンの組立生産を開始する。
これにより、ベトナムの二輪車メーカー各社への品質・コスト・納入の一貫サービスを提供する体制を構築し、事業拡大を加速する。
工場予定地はハノイ市郊外のフンイエン市工業団地内。投資金額は約2億円で、2020年時点の従業員数は40人を予定。