UACJ タイ・ラヨン製造所に370億円投じ生産拡大

UACJ タイ・ラヨン製造所に370億円投じ生産拡大

アルミニウム総合メーカー、UACJ(東京都千代田区)は子会社のUACJ(Thailand)Co.,Ltd.のラヨン製造所(本社:タイ・ラヨン県)に対して、第3期分として約370億円(約122億バーツ)の設備投資を実施する。
投資は、鋳造ライン(鋳造設備、屑溶解炉、溜炉)、熱間圧延ライン前後設備(スカルパー、加熱炉)、冷間圧延機、表面処理・塗装ライン、スリッター、建屋等の整備に充てられる。
2019年6月稼働開始の予定。設備投資後の生産能力は第1~3期分合わせて年間約32万㌧になる。
UACJは2013年10月1日、古河スカイと住友軽金属が経営統合して発足した、飲料缶、自動車部品、自動車用熱交換器材のアルミニウム総合メーカー。

東急ホテルズ 訪日誘客へシンガポールオフィス開設

東急ホテルズ 訪日誘客へシンガポールオフィス開設

東急ホテルズ(東京都渋谷区)は12月1日にシンガポール市の中心街サマーセットロードに営業オフィスを開設した。
今後さらなる訪日旅行需要の増大が見込まれる東南アジア地域での営業活動を拡充するため、同地域のハブであるシンガポールに新たな拠点を設けた。同ホテルの海外営業拠点は、ニューヨークオフィス、上海オフィスに続き3カ所目。

JCB ミャンマー大手銀CBとデビットカード発行

JCB ミャンマー大手銀CBとデビットカード発行

ジェーシービー(JCB)の海外部門、JCBインターナショナルは11月30日、ミャンマー大手の協同組合銀行(CB)と、デビットカードの発行業務を開始した。8月にエーヤワディ(AYA)銀行と提携し、カードの発行を始めたのに続き2行目の提携。
JCBは現地銀行が加盟するカード決済機関ミャンマー・ペイメント・ユニオン(MPU)の2つのブランドを冠したカードを発行する。「スタンダード」「ゴールド」「プラチナ」の3種で、ミャンマー国内外で利用できる。

日成ビルド タイで最高層のタワー式立体駐車場完成

日成ビルド タイで最高層のタワー式立体駐車場完成

日成ビルド工業(石川県金沢市)は、タイの首都バンコク中心部で2月公表の受注物件がこのほど、高級住宅や商業施設が集積するエカマイ地区に、同国内だ最高層・最大規模のタワー式立体駐車場として完成したと発表した。
同駐車場は最高高さ55㍍、5基並列、250台(うちハイルーフ車80台)収容の立体駐車場で、日本国内と同様、人感センサーを設置するなど利便性、安全性を重視した。これをショーケースとして、同国内に同社製品の認知度を高める。これを足掛かりにタイのみならず、東南アジア諸国における立体駐車場市場の開拓を加速させていく。

住友化 シンガポールEDBの支援受けIoTプロジェクト

住友化 シンガポールEDBの支援受けIoTプロジェクト

住友化学はこのほど、シンガポール経済開発庁(EDB)の支援を受け、同国で新たにIoTプロジェクトを開始し、プラント関連業務のデジタル化、グローバルサプライチェーン情報の可視化・高度化およびクラウドソーシングや最新テクノロジーの積極活用に取り組むと発表した。
これらのプロジェクトを通して確立した技術を、シンガポールからグローバルに展開していくことで、住友化学グループにおけるIoT化を加速させ、業務革新を進めていく。

新日鉄住金 ベトナムハノイ駐在設置 鉄需要取り込み

新日鉄住金 ベトナムハノイ駐在設置 鉄需要取り込み

新日鉄住金は12月1日から、ベトナムの現地法人「ベトナム新日鐵住金」(所在地ホーチミン市)にハノイ駐在を設置し、業務を開始した。
同社は、ベトナムにおける営業支援、技術サービス支援、現地事業会社支援の強化のため、現地法人を設立し10月1日より業務を開始しているが、ベトナムにおける鉄需要拡大の取り組みを強化するため、今回政府関係機関が集中する首都・ハノイに駐在を設置したもの。

日立 省エネ・環境保護などで中国企業・大学と協業

日立 省エネ・環境保護などで中国企業・大学と協業

日立製作所、日立(中国)有限公司および日立(中国)研究開発有限公司は、中国・北京で開催された「第10回日中省エネルギー・環境保護フォーラム」において、中国の企業、大学などと省エネ・環境保護、電力、ICT、スマート製造などの分野で協業していくことで合意した。
これにより今回①電力需要側管理システムプラットフォームにおける省エネサービス提供②コージェネレーションシステム導入に関する事業推進③グリーンICT等についての環境負荷低減に向けた共同開発④スマート製造についての共同研究-の4件での事業協力について覚書を締結した。

プラネティア COSMERIAベトナムの化粧品店頭販売

プラネティア COSMERIAベトナムの化粧品店頭販売

化粧品口コミプラットフォームCOSMERIAを運営するプラネティア(東京都新宿区)は、ベトナムで日本製品専門ショップを運営するSAKURA VIETNAM CO LTDと戦略的パートナーとして業務提携契約を締結。COSMERIAに掲載している化粧品を、12月からベトナムの店舗で販売開始する。
SAKURAベトナム店舗内の化粧品エリアにCOSMERIA専用ショーケースを設け、そこでCOSMERIAで掲載中の商品を販売する。メーカーはCOSMERIAを通し、現地で店舗販売できるため、海外の販売交渉や出張等のコスト、時間、手間を省くことができ、簡単に海外展開を開始できる。
ショーケースは1店舗からスタートするが、2017年には販売店舗を拡大し100商品の現地販売を目指す。

堀場製作所 インドのプネにテクニカルセンター開設

堀場製作所 インドのプネにテクニカルセンター開設

堀場製作所(京都市南区)は、インド有数の自動車産業集積地域である西部のプネに「ホリバ・インド社テクニカルセンター」を11月30日に開設した。
同センターは、同社製品の自動車計測機器を使用したテストセンターと科学システム機器のショールームからなり、顧客が実際に製品を見られるデモンストレーション機能を兼ね備えた施設となる。
2006年に設立されたホリバ・インド社には現在、従業員が281名、活動拠点が4カ所あり、主にエンジン排ガス測定装置など自動車計測機器の販売増により着実に業容拡大してきた。
プネはムンバイ港にも近いことから輸出拠点として国産や欧州の主要自動車メ-カーが多く、また部品メーカーも北部に次ぐ集積地となっている。

コマツ タイに代理店向け商品・技術デモセンター

コマツ タイに代理店向け商品・技術デモセンター

コマツは、アジア地域の代理店向けトレーニング機能の強化を目的に、タイにこのほど「アジアトレーニング&デモンストレーションセンター」を開設し、11月からトレーニング活動を開始した。
同センターはバンコク市街地から東に約60㌔㍍のチェチェサオ県に位置し、7万7,392平方㍍の敷地を持つ。この広大な敷地に建設機械およびフォークリフトの代理店に必要な営業ツール・サービス、機械操作、運転などの様々なトレーニングを提供していく。同センターへの投資額は25億円。社員数は16人。
常時20以上の様々なモデルを配備し、代理店向けの商品、技術トレーニングから販売促進として顧客向けの商品デモンストレーションや試乗、オペレータートレーニングに至るまで幅広い用途に対応している。来年度以降、年間延べ2,000人以上の代理店並びに顧客の利用を見込んでいる。
コマツはアジア地域で20カ国に13の代理店ネットワークを持ち、同地域のトップシェアを維持している。