1~6月東南ア6カ国の新車販売8%減 上位国不振

1~6月東南ア6カ国の新車販売8%減 上位国不振

東南アジア主要6カ国の2015年1~6月期の新車販売ダイスは前年同期比8%減の149万3847台だった。4四半期連続のマイナスで、主要市場のインドネシア、タイが2ケタ減となった。3位マレーシアも低迷した。上位3カ国は軒並み販売目標台数を引き下げており、年後半にかけても厳しい状況が続きそうだ。
主要国の1~6月期の販売状況をみると、インドネシアは18%減の52万5458台だった。ルピア安で輸入部品の価格が上昇し、完成車が値上がりしていることや、景気低迷などで消費者心理が冷え込んでいる。タイも16%減の36万9109台と振るわなかった。マレーシアは3%減の32万2184台。以下、フィリピンは17%、ベトナムは58%それぞれ増加した。

ガルーダ航空 1~6月期で35億円の黒字に

ガルーダ航空 1~6月期で35億円の黒字に

国営ガルーダ・インドネシア航空の2015年1~6月期の純利益は、燃料費の低下や経費削減が貢献して、2800万㌦(約34億7000万円)の黒字となった。前年同期は2億300万㌦の赤字だった。乗客数の増加などが寄与した。

静岡ガス タイ発電事業に出資 初の海外投資

静岡ガス タイ発電事業に出資 初の海外投資

静岡ガスは7月28日、タイで卸売り発電事業を行うイースタン・パワー・アンド・エレクトリック・カンパニー(EPEC社)に出資したと発表した。発行済み株式の28%を取得した。同社の海外への投資は初めて。
将来の海外での事業展開を視野に、海外におけるマネジメントや事業推進における発電事業のノウハウを得ること、また現地でのネットワークを構築することを目的に、今回同事業に参画した。

SMS シンガポールに8月に子会社設立

SMS  シンガポールに8月に子会社設立

エス・エム・エス(SMS、東京都港区)は7月30日、シンガポールにクリニック情報システム・経営支援事業を統括する子会社を設立すると発表した。新会社は「Wadoc Pte.Ltd.」で、8月に設立予定。資本金80万シンガポール㌦(約7200万円)。SMSの連結子会社SENIOR MARKETING SYSTEM ASIA PTE LTD が100%出資する。

三井住友海上 スリランカ最大手に出資 国内損保初

三井住友海上  スリランカ最大手に出資 国内損保初

三井住友海上火災保険はスリランカで生損保事業を手掛ける最大手のセリンコ・インシュアランスに資本参加した。18億円弱で発行済み株式の6%を取得し将来、出資比率を引き下げることも検討する。同国に日本の保険会社が進出するのは初めて。

バリ島デンパサールにアニメ・テクノパーク新設

バリ島デンパサールにアニメ・テクノパーク新設

リアウ諸島州バタム島に拠点を置くアニメ制作会社が、バリ島の州都デンパサール市にアニメーションのテクノパーク(企業集積)を新設する計画だ。企業名は明らかではないが、同市のイダ・バグス・ライ・ダルマウィジャヤ・マントラ市長は「デンパサール東部の2㌶の土地に新設することが決まった。投資関連手続きは7月中に終わり、制作した製品は60%が米カートゥーン・ネットワーク・スタジオに供給される」と述べた。ビスニス・インドネシアが報じた。

荏原 中国臨界発電所からボイラ給水ポンプ2台受注

荏原 中国臨界発電所からボイラ給水ポンプ2台受注

荏原は中国の超臨界発電所向けに、ボイラ給水ポンプ2台を受注した。受注額は約5億円。納入先は山東省に立地する超臨海発電所。100万㌔㍗級発電所2基にそれぞれ1台ずつ納品した。流量は1時間当たり約3200トン、水を揚げられる高さを示す全揚程は約3800㍍と世界最大きゅのボイラ給水ポンプとなる。

スズキ ミャンマーで「エルティガ」生産・販売

スズキ ミャンマーで「エルティガ」生産・販売

スズキは7月29日、ミャンマー子会社スズキ・ミャンマー・モーター(SMMC)が、7人乗り小型3列シート車「エルティガ」の生産を、ヤンゴン郊外のサウスダゴンの工場で始めたと発表した。エルティガはインド、インドネシアでも生産しており、ミャンマーは3カ国目。月間販売目標は100台。ミャンマーではこれまで小型トラックのみを生産していたが、品ぞろえを乗用車に広げ、大家族の需要を取り込む。

東ソー フィリピンMVCを子会社化 8割の株式取得

東ソー フィリピンMVCを子会社化 8割の株式取得

総合化学メーカー、東ソーがフィリピンの同業マブハイ・ビニル・コーポレーション(MVC)を子会社化する。地場の商業銀行BDOユニバンクが保有するMVCの株式2億3457万株を取得し、出資比率を現行比2倍の約8割に引き上げる。NNAが報じた。

NTTコム インドネシア大手データセンターを買収

NTTコム インドネシア大手データセンターを買収

NTTコミュニケーションズは7月29日、インドネシアで最大規模のデータセンターを運営するサイバーCSFの全株式を取得すると発表した。7月までに買収を完了する予定。取得額は非公表。買収完了後、社名を「NTTインドネシア・ネクスセンター」に変更する予定。首都ジャカルタ中心部で高品質のサービスを展開し、IT市場の発展が著しいインドネシアで企業の需要を取り込む。
サイバーCSFは総受電容量は24MVA、サーバールームの面積は7700平方㍍、サーバーを置く棚の数は2800ラック相当で、インドネシア国内最大規模。ジャカルタ中心部で唯一、専用ビルにデータセンターを設置する事業者。