三菱ケミカル タイでスチレンエラストマーの製造開始

三菱ケミカル タイでスチレンエラストマーの製造開始

三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)のタイ子会社、三菱ケミカル パフォーマンス ポリマーズタイランドは、1月からスチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)の製造を開始した。
これにより、タイの熱可塑性エラストマーの製造ラインアップが、タイでは自動車エアバッグ用、架橋オレフィン系、塩ビ系に加え、4ブランド・用途に拡充され、これまで以上に幅広いソリューションの提供が可能となる。
三菱ケミカルの熱可塑性エラストマーは、「テファブロック」を基幹ブランドにオレフィン系・スチレン系・ポリエステル系の各種エラストマーをラインアップに取り揃え、グローバルに事業展開している。

東レ そう痒改善剤の中国展開でライセンス契約

東レ そう痒改善剤の中国展開でライセンス契約

東レ(東京都中央区)は、香港のHongkong Sansheng Medical Limitedとの間で、そう痒改善剤「TRK-820」(一般名:ナルフラフィン塩酸塩)口腔内崩壊錠(OD錠)に対する独占的ライセンス契約を締結した。この香港の会社は、3Bio Inc.(本社:中国遼寧省瀋陽市)の100%子会社。
血液透析患者におけるそう痒症は、一般的な痒みの原因物質であるヒスタミンの関与が少ないため、抗ヒスタミン薬など従来の治療薬では十分な効果が得られないことが知られている。

パンチ工業 中国・大連工場の増設工事竣工

パンチ工業 中国・大連工場の増設工事竣工

パンチ工業(東京都品川区)は、金型用部品の製造・販売を手掛ける連結子会社、盤起工業(大連)有限公司(所在地:中国遼寧省大連市)の増設工事が完了したと発表した。
今回約4億円を投じ、延床面積5619平方㍍を増床。戦略商品のライン新設、研究開発ペースの拡張、そして将来のさらなる設備増強に向けたスペースを確保した。2018年5月に稼働開始の予定。
中国市場ではものづくりの高度化に伴い、精密金型用部品へのニーズが拡大しており、同社はこうした需要増に応えていく。

鈴江コーポレーション ミャンマー合弁が建設のCFS開業

鈴江コーポレーション ミャンマー合弁が建設のCFS開業

鈴江コーポレーション(本社:横浜市中区)とミャンマーのコンテナ船社、KMA Shipping Co.,Ltd.で設立した合弁会社「KMA-Suzue Logistics Myanmar Ltd」がヤンゴン市ダゴンセイッカン地区で、2017年2月から建設を進めていたコンテナ・フレイト・ステーション(CFS)が完成、開業する運びとなった。
CFSの敷地面積は1万8211平方㍍、平屋建て・鉄骨造りの延床面積は1558.96平方㍍。野積地・荷捌地3640.52平方㍍。
ダゴンセイッカン地区は、ヤンゴン市内バゴー川の沿岸に位置しており、ヤンゴン市内やヤンゴン港のほか、日系企業が多く集まるティラワ工業団地などから15~20㌔㍍圏内で、物流の拠点として期待されるエリア。

インドネシアで大手製薬と合弁で受託臨床事業 保健科学研・豊通

インドネシアで大手製薬と合弁で受託臨床事業 保健科学研・豊通

保健科学研究所と豊田通商は、インドネシアのヘルスケア分野のコングロマリットで東南アジア最大手の製薬会社PT.Kalbe Farmaグループとの3社合弁で、受託臨床検査事業会社PT.Innolab Sains Internasional(以下、ISI)を設立し、同国で初となる外国資本による臨床検査センター「KALGen Innolab Clinical Laboratory(カルゲン・イノラボ・クリニカルラボラトリー)」で業務を開始した。
同臨床検査センターの所在地はジャカルタ市、資本金は316億6600万ルピア(約3億円)。取引先数は2017年12月時点で病院・研究機関など約300、5年目に約1200を見込む。従業員数は2017年12月時点で約60名で、5年目に約120名を想定。
同事業は、インドネシア国内の病院やクリニックの医療機関で患者から採取した血液、尿、細胞など(検体)の検査をISIが受託し、検査結果を医療機関に報告するもの。

濃飛倉庫運輸 ベトナムにハノイ支店開設

濃飛倉庫運輸 ベトナムにハノイ支店開設

濃飛倉庫運輸(岐阜市)の海外現地法人、濃飛(ベトナム)ロジスティクスは、ベトナム北部での保管サービス(一般貨物・冷蔵貨物・危険品)と配送サービスを提供するため、新たにハノイ支店を開設した。
これまで提携会社に委託していた業務をハノイ支店に移管することにより、顧客からの多様なニーズに応え、きめ細かな物流サービスを提供していく。

スターゼン シンガポールADSと資本業務提携 食肉販売で協働

スターゼン シンガポールADSと資本業務提携 食肉販売で協働

スターゼン(本社:東京都港区)は連結子会社スターゼンインターナショナルを通じてADiRECT Singapore Pte.Ltd.(以下、ADS)と資本業務提携した。
ADSが2017年12月28日実施した第三者割当増資を、スターゼンインターナショナルが引き受け、株式を取得した。引き受け後の出資比率は約16%となった。これにより、常勤取締役1名を派遣し、提携を加速させる。
今後、食肉需要の拡大が期待される東南アジア市場で、日本国産食肉、他国産食肉の輸入、販売をADSと協働で行うことで、シナジー効果が期待できると判断した。

鹿島 シンガポール企業を買収 アジアのエンジニアリング事業拡大

鹿島 シンガポール企業を買収 アジアのエンジニアリング事業拡大

鹿島(本社:東京都港区)は、アジア統括現地法人カシマ・オーバーシーズ・アジア社(以下、KOA)を通じて、シンガポール、マレーシアなどで多くの医薬品関連施設の実績を持つインターナショナル・ファシリティ・エンジニアリング(以下、IFE社)の持株会社の過半の株式を取得する売買契約を締結した。アジア地域における企業買収は今回が初めて。
今後、鹿島エンジニアリング事業本部とIFE社との間で、お互いの強みを生かしつつ、プロジェクトの上流段階を幅広くカバーできる協業体制を早期に確立するとともに、新たなIFE社がアジア地域における生産施設エンジニアリングのトップ企業となることを目指す。また、KOAとしてもエンジニアリングという新たな事業領域を加え、既存部門との相乗効果を発揮し、さらなる経営基盤の強化・拡大につなげていく。

NEC シンガポール政府とのセキュリティ実証実験完了

NEC シンガポール政府とのセキュリティ実証実験完了

NECはシンガポールの主要な工業地域、ジュロン島とその近隣エリアで進めてきた3つのセキュリティ実証実験をこのほど完了した。この実験ではNECの生体認証技術や映像解析技術などを用いることで、不審な行動や要注意人物の早期検知、立ち入り制限エリアへの入場手続きの効率化などが可能になることを確認した。
この実験は、シンガポール内務省と経済開発庁が推進する「Safety and Security Industry Programm(SSIP)2020」プロジェクトの一環として2016年9月から実施したもの。

横河電機 ペトロチャイナの子会社から水源制御システム

横河電機 ペトロチャイナの子会社からから水源制御システム

横河電機(本社:東京都武蔵野市)は1月18日、中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)の新疆ウイグル自治区子会社から、水源施設の制御システム更新プログラムを受注したと発表した。中国子会社の横河電機(中国)がペトロチャイナの独山子石化分公司(新疆ウイグル自治区カラマイ市独山市区)から受注した。
今回のプロジェクトは独山子石化分公司によって運営される、世界最大級のの独山子石油精製・石油化学コンビナートおよび独山子区全域に水を供給する水源の設備を監視制御する制御システムを更新し、最新のシステムによる効率化を図るもの。
プロジェクトは2018年3月までに完了する計画で、エンジニアリング、試運転を含むプロジェクト全体の遂行は、すべて横河電機(中国)が担う。井戸、貯水池およびポンプステーションを監視制御する統合生産制御システム「CENTUM VP(センタム・ブイピー)」を納入する。