オリックス マレーシアでイスラム金融事業に参入 日系企業初

オリックス マレーシアでイスラム金融事業に参入 日系企業初

オリックス(本社:東京都港区)は、11月30日からマレーシアでイスラム金融事業に参入した。マレーシアの現地法人ORIX Leasing Malaysia Berhad(本社:クアラルンプール、以下、OLM)がこのほど、同国のシャリアコミッティー、IBFIMより日系金融機関として初めてイスラム式リース商品においてシャリア適格認証を取得した。OLMはイスラム金融におけるリースと類似した取引形態である「イジャーラ」と呼ばれる金融サービスの提供を開始する。

阪急阪神エクスプレス インド・デリー空港事務所開設

阪急阪神エクスプレス インド・デリー空港事務所開設

阪急阪神エクスプレスのインド現地法人、阪急阪神エクスプレス(インド)は、デリー空港内に事務所を開設する。空港輸出入に関するオペレーションはこれまでデリー本社で遠隔対応していたが、よりきめ細やかな貨物管理や、きんきゅうたいおうを可能とする通関サービスを実現するため、空港内にインドで7カ所目の拠点を開設することになった。営業開始日は12月1日。

イオン インドネシア国家輸出発展局と自国製品の販促協力で覚書

イオン インドネシア国家輸出発展局と自国製品の販促協力で覚書

インドネシア国家輸出発展局とイオンは11月29日、「インドネシア製品の販売促進協力に関する包括的覚書」を締結した。
イオンのグローバルな物流網と小売りネットワークを活用し、今後拡大が見込まれるハラル製品(インドネシア製)などの展開強化に向けた包括的な協力体制を構築することを目的にしたもの。

三菱自「パジェロスポーツ」比国家警察の車両に採択

三菱自「パジェロスポーツ」比国家警察の車両に採択

三菱自動車は中型SUV「パジェロスポーツ」(現地名「モンテロスポーツ」)40台が、フィリピン国家警察(PNP)の車両に採択されたと発表した。11月29日、PNP本部でPNPのロナルド・デラロサ長官、羽田浩二駐フィリピン大使らを迎え記念式典が行われた。
日本政府はフィリピンに対して、経済・社会の発展を支援する無償資金協力「経済社会開発計画」を実施しており、その中でテロの防止と安全関連機器の整備を目的として、警察車両の寄贈を決定。そして、その警察車両にパジェロスポーツが採択され、日本政府の支援基金を運営する一般財団法人日本国際協力システムが、双日を通じて車両を購入・寄贈した。
経済社会開発計画では合計87台のパジェロスポーツをフィリピン警察車両として寄贈する予定であり、今回まず40台がPNPに納入されたもの。残りの47台は2017年末までにフィリピン各地の警察に納入される。

アイリスオーヤマ 中国G会社が華南に新設の「広州工場」稼働

アイリスオーヤマ 中国G会社が華南に新設の「広州工場」稼働

アイリスグループの愛麗思生活用品広州有限公司(本社:中国広東省広州市)は11月25日、中国3拠点目となる「広州工場」を竣工、本格稼働を開始した。
広州工場への総投資額は約40億円。土地面積は2万9151平方㍍、建物総面積は3万7096平方㍍、自動倉庫1万6640パレット。主要生産品目は家電製品、収納用品、プラスチック製品。初年度販売計画は3億元(約50億円)。
同社グループの中国拠点は遼寧省大連市、江蘇省蘇州市にあり、今回の華南地区の広州市が3拠点目として加わることになった。

日東工業 タイBM社と資本業務提携

日東工業 タイBM社と資本業務提携

日東工業(本社:愛知県長久手市)は、タイのBANGKOK SHEET METAL PUBLIC COMPANY LTD(以下、BM社)の株式を第三者割当増資により4000万株を取得。子会社のNITTO KOGYO TRADING(THAILAND)CO.,LTD.(以下、NKT)の事業を共同で行うことになった。
取得価額は1億4920万タイバーツ(約5億700万円)で、日東工業の取得後のBM社の株式保有率は9.09%。日東工業の配電盤、キャビネットにおける製品開発力と、BM社の優れた製造技術を融合し、NKTの事業拡大を目指す。

スタートトゥディ タイのファッションECサイトへ出資

スタートトゥディ タイのファッションECサイトへ出資

ファッションショッピングサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥディ(本社:千葉市)は、子会社の投資ファンドSTV FUND,LPを通して、タイでファッションECサイト「Pomelo」を運営するPomelo Fashion Pte Ltd(以下、Pomelo社)に対して、11月27日付で出資した。
Pomelo社は、今回調達した資金を製品ラインアップの拡充、リージョナル展開のためのマーケティング投資および物流拠点の強化に用いる予定。

京急電鉄 シンガポールに旅客誘致の業務委託事務所

京急電鉄 シンガポールに旅客誘致の業務委託事務所

京浜急行電鉄(本社:東京都港区)は12月1日に、シンガポールに京急線および京急グループ施設並びに沿線への旅客誘致を目的とした業務委託事務所を開設する。
羽田空港国際線ターミナル駅に併設する「京急ツーリストインフォメーションセンター(京急TIC)」への10月のシンガポール、インドネシア、マレーシアの3カ国からの来客数は前年同月比約50%増加しており、今後さらなる増加が見込まれている。こうした旺盛なインバウンド需要のさらなる取り込みを図る。
京急電鉄の海外業務委託事務所は台湾、タイに続き3カ所目。

JR西日本ホテル開発 シンガポールに初の海外営業拠点

JR西日本ホテル開発 シンガポールに初の海外営業拠点

ジェイアール西日本ホテル開発は12月1日に、JR西日本ホテルズ初となる海外営業拠点としてシンガポール支店を開設する。
同社では既存の「ホテルグランヴィア」などに加え、新たなブランドである宿泊主体型「ホテルヴィスキオ」の新規開業が控えており、今後さらなる増加が見込まれるインバウンド市場を重要なマーケットとして位置付けている。その中でとくに集客増が期待できる東南アジア・オセアニア地域をターゲットとして、その中心であるシンガポールに拠点を置き、営業活動およびマーケット調査を強化していく。

不二製油 マレーシアにパーム分別油生産販売の合弁会社

不二製油 マレーシアにパーム分別油生産販売の合弁会社

不二製油グループ本社(本社:大阪市北区)の子会社、FUJI OIL ASIA PTE LTD(フジオイルアジア)は、マレーシアのパームヤシ栽培会社UNITED PLANTATIONS BHD(ユナイテッドプランテーション社)と持続可能なパーム油を原料とした高付加価値のパーム油製品を生産販売する合弁会社を設立することで合意した。
合弁新会社「UNIFUJI SDN BHD(予定)」(所在地:マレーシアペラ州)の資本金は6000万リンギット(約16億円)で、慮社が折半出資する。2018年6月稼働予定。
1万8000㌶の農園から、高品質かつトレーサブルで持続可能な原料パーム油を確保し、高付加価値のパーム油製品を生産・販売する。この工場はバイオマスと排水からのエネルギーを利用した分別工場で、今回農園内に建設した。