国営コンビニ参入相次ぐ 5年で4000店超の開業計画

 インドネシアで国営企業のコンビニエンスストア事業参入が相次いでおり、今後5年間で4000店以上の開業が計画されている。食糧調達庁はコンビニ「ブログ・マート」を5月に開業。すでにジャワやスマトラなどで約30店を展開しており、今後5年間で1800店に増やす計画。
 国営郵便ポス・インドネシアもコンビニ「ポスト・ショップ」をジャカルタなどに開業。コンビニ店舗を郵便局に併設する方式で、提携先のコンビニ大手が運営を受け持つ。国営農園ラジャワリ・ヌサンタラ・インドネシアも2013年からコンビニ事業に進出。砂糖や農産物を直接、消費者に販売する予定だ。
 インドネシアでは地元大手を中心にコンビニの店舗数が2011年までの5年間で倍増し、すでに1万6000店を超えている。セブン・イレブン、ローソン、ファミリーマートなど日本の大手コンビニ各社も進出している。