タイでバガス原料にバイオエタノール製造技術を実証

タイでバガス原料にバイオエタノール製造技術を実証

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプロジェクトで、月島機械(東京都中央区)とJFEエンジニアリング(東京都千代田区)は、タイ・サラブリ県に建設したバイオエタノール製造プラントで、サトウキビの搾りかす(バガス)を原料に、オンサイト酵素生産技術を用いてバイオエタノールの製造技術の有効性を実証し、技術面や採算面で実現可能な商業生産モデルを構築した。
今後はタイはじめ東南アジア地域へ普及・拡大を図り、未利用資源を活用したエネルギー生産と温室効果ガスの排出削減への貢献を目指す。
今回の実証の事業期間は2012年度~2016年度。バガス処理能力は年間1300㌧、バイオエタノール生産規模は年間100kl。事業予算規模は約12億円(うちNEDO負担約10億円)。