日本版GPS衛星「みちびき」4号機打ち上げ成功

日本版GPS衛星「みちびき」4号機打ち上げ成功

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は9月10日、政府の測位衛星「みちびき」4号機を搭載したH2Aロケット36号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げ、成功した。
みちびきは、日本独自の衛星測位システムを構築するための人工衛星で、米国の全地球測位システム(GPS)を補完して誤差を小さくするのが目的。
現在のGPSの精度は約10㍍の誤差があるが、みちびきで得られる高精度の位置情報により誤差は6㌢以下となり、現在の100分の1以下で高い精度を誇る。これにより、自動車や建機・農機などの自動運転システムのほか、小型無人機ドローンを使った物流輸送などへの活用も期待される。