アジアで「日本チャンネル」まず14年からインドネシアで

アジアで「日本チャンネル」まず14年からインドネシアで
 日本経済新聞によると、スカパーJSATはフジテレビジョン、日本テレビ放送網など日本の放送会社約50社と連携し、アジアで現地語による日本番組専門チャンネルを立ち上げる。インドネシアで2014年1月にも放送を始め、ミャンマーやタイにも順次広げる。
 スカパーがインドネシアの有料放送最大手MNCスカイビジョンと衛星放送チャンネルの利用に向け最終調整に入った。8月末からの試験放送後に正式契約する予定。MNCは現地の有料放送シェアの8割を占め、約250万世帯が加入する。 地上波放送局や、スペースシャワーネットワークなど通信衛星(CS)で放送している専門チャンネル会社がスカパーに日本で放送したアニメ、音楽番組などを提供し、24時間流す。
 MNCから放送収入を得るが、日系企業のCMを主な収益源として、番組を提供した放送会社間で分配する。日本の広告会社などと組んで番組の関連商品などのインターネット通販も計画する。
 番組の現地語対応は日本語で吹き替えるか字幕を付ける。日本政府はクールジャパン戦略の一環で12年度補正予算155億円を確保して映像コンテンツの輸出を支援する基金を創設。スカパーなどは吹き替えや字幕制作の費用などで基金の支援を活用する考えだ。