清水建設 ベトナム政府と汚染土壌の洗浄プラントを建設

清水建設 ベトナム政府と汚染土壌の洗浄プラントを建設

清水建設(本社:東京都中央区)はベトナム国防省と共同で、枯葉剤由来ダイオキシン汚染土壌の洗浄プラントを建設し、実証試験を行うことになった。同社はこのほど、ベトナム国防省傘下の研究機関、CTET(CENTER FOR TECHNOLOGY OF ENVIRONMENTAL TREATMENT)と実証試験に関する覚書を締結した。
同社は2018年11月にも汚染土壌が大量に残るホーチミン市近郊のビエンホア空港内でオンサイト型実規模の土壌洗浄プラントの建設に着手。12月までに同空港内に最大処理能力40㌧/時のプラントを完成させ、1月の稼働開始を目指す。2019年1月下旬から4月末までの3カ月半にわたり、ダイオキシン汚染土壌の洗浄実証試験を行う。
この実証試験はベトナム政府が計画している同空港の土壌浄化に向けた技術選定プロセスの一環。ベトナム国内には28カ所の高濃度汚染エリアが存在する。