アリババ 通販向け宅配で中国郵政と戦略提携

アリババ 通販向け宅配で中国郵政と戦略提携

 中国の電子商取引最大手、アリババ集団は6月12日、中国最大の物流会社、中国郵政集団(チャイナポスト)と戦略提携したと発表した。中国郵政が持つ物流ネットワークを活用して、ネット通販向けの宅配サービスを強化していく。金融サービスやビッグデータの活用などでも協力を深める。

 アリババは2013年5月に民間投資会社大手の復星集団(上海市)や順豊速運(広東省)など宅配大手と共同で物流会社を設立。1000億元(約1兆6500億円)を投じて中国全土に商品配送網を張り巡らせる計画を進めている。地方の農村にまで宅配拠点を持つ中国郵政と手を組むことで、物流基盤作りを加速する。日本経済新聞が報じた。