三井不 核融合新興に出資 脱炭素電源に開発段階から出資

三井不動産(本社:東京都中央区)は4月11日、京都大学発の核融合スタートアップ企業の京都フュージョニアリング(本社:東京都千代田区)に出資したと発表した。コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じて出資した。投資額は明らかにしていないが、京都フュージョニアリングは同日、三井不動産系のCVCを含む3社から総額15億6,000万円を調達したことを明らかにしている。
三井不動産は再生可能エネルギーへの投資に取り組んでおり、核融合が実用化すれば、脱炭素電源を安定的に調達できるようになる可能性があり、開発段階から参画する。

クボタ 北海道・十勝で大規模畑作農業スマート化の実証

クボタ(本社:大阪市浪速区)は4月10日、北海道十勝地方で大規模畑作農業スマート化の実証実験を実施していることを発表した。期間は2023年6月から2025年3月までおよそ2年間。場所は十勝地方(帯広市、更別村)。
地域の農業生産者や十勝管内の農協、十勝農業協同組合連合会をはじめとする社外パートナーと連携。同社と十勝農協連の営農システム間のデータ連携と、その活用によるユーザーの利便性向上等を検証する。

レゾナック 川崎市と海洋プラごみリサイクルの実証開始

レゾナック(本社:東京都港区)は4月9日、川崎市とともに川崎港の海面清掃で回収した海洋プラスチックごみを、水素・アンモニアなどの化学品原料や炭酸ガスにリサイクルする実証実験を開始すると発表した。同社の川崎事業所(所在地:神奈川県川崎市)のプラスチックケミカルリサイクル事業として実施する。現在、海洋プラスチックごみの多くは、リサイクルされずに焼却されているのが現状。今回の取り組みは「プラスチック循環」への一歩として問題解決を目指すもの。実証実験期間は2024年4月〜2025年3月まで。

東急建設”生物多様性のための30by30アライアンス”に参画

東急建設(本社:東京都渋谷区)は4月9日、環境省が推進する「生物多様性のための30by30(サーティ・バイ・サーティ)アライアンス」に参画すると発表した。生物多様性のための30by30アライアンスは、2030年までに国土の陸と海の少なくとも30%を保全するという「30by30」の目標に向け、企業、自治体、NPOなどの有志連合として発足された。国立公園の拡充や里地里山、企業林など、様々な主体によって守られてきたエリアをOECM(Other Effective area-based Conservation Measures)として国際データベースに登録することを促進し、その取り組みを積極的に発信することを目的としている。

23年度の飲食業倒産 前年度比57%増の930件 最多更新

東京商工リサーチによると、2023年度(2023年4月〜2024年3月)の飲食業の倒産(負債額1,000万円以上)は前年度比57.0%増の930件と急増し、4年ぶりに前年度を上回った。年度では初めて900件を超え、過去最多を更新した。
また、”ゼロゼロ融資”の返済難による新型コロナウイルス関連倒産は、前年度比37.4%増の529件に上り、飲食業倒産の56.8%を占めた。

IHI原動機 アンモニア燃料舶用エンジンを完成 世界初

IHI原動機(本社:東京都千代田区)は4月8日、内航船(アンモニア燃料タグボート、以下「A-Tug」)の主機関向けに開発、陸上試験を進めていた4ストロークアンモニア燃料エンジンの実機を完成したと発表した。
これを受け、日本海事協会(本部:東京都千代田区)が世界で初めてとなるアンモニア燃料舶用エンジンの船級型式承認を発行した。これはNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金事業に採択された「アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発」の一環。

大阪ガス 住友商事などとインド都市ガス事業に560億円

大阪ガス(本社:大阪市中央区)は4月8日、子会社のOSAKA GAS SINGAPORE PTE.LTD.が住友商事および海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)とともに日系コンソーシアムを通じて、インドで都市ガス事業を手掛けるAG&P LNG Marketing Pte.Ltd.に計約3億7,000万ドル(約560億円)を追加出資すると発表した。これにより、インドにおける都市ガス事業を拡大する。

中国の億航智能「空飛ぶクルマ」の量産許可を取得

中国のドローンメーカー、億航智能はこのほど、中国民用航空局から電動垂直離着陸機(eVTOL)(=「空飛ぶクルマ」)の量産許可を取得したと発表した。今回、量産許可を取得したのは2人乗りで、航続距離は30km。これによりeVTOLの量産が開始され、早ければ2024年中にも観光向けの商用サービスで利用が始まるとみられる。

PPIH 米グアムに4/25「DONKI」初出店 グループ最大規模

ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)は4月9日、グループのパン・パシフィック・リテールマネジメント(グアム)(本社:米国・グアム)が25日、グアム初出店となる「DON DON DONKI VILLAGE OF DONKI(ヴィレッジオブドンキ)」をオープンすると発表した。同店舗は、同日オープンするショッピングモール「VILLAGE OF DONKI」内で営業し、米国では初のDONKI業態。敷地面積8万3,467㎡に、地上2階・地下1階の鉄骨造で売場面積1万94㎡とグループ最大の巨大店舗となる。

韓国のバーガー首位「マムズタッチ」4/16 渋谷に1号店

韓国のバーガーチェーン首位の「MOM,S TOUCH(マムズタッチ)」は4月8日、日本初の常設店を16日に東京都渋谷区にオープンすると発表した。同店は、店内で手作業で衣を付けたり揚げたりする鶏肉やボリューム感が特徴のバーガー店。1号店の状況をみてフランチャイズチェーン(FC)での店舗展開も視野に入れる。マムズタッチは韓国で約1,420店舗を展開している。