厚生労働省は、働いて一定以上の給与収入を得た高齢者の厚生年金の受給額を減額する「在職老齢年金」制度を見直し、減額する対象者を縮小する方向で調整に入った。現在は給与と年金の合計額が月50万円の基準額を超えると減額されるが、62万円や71万円に基準額を引き上げる案などを検討する。高齢者の”働き控え”問題を解消し、深刻化する人手不足に対応するためだ。
総務省の集計によると、2023年の就業者6,747万人のうち、65歳以上は過去最多の914万人に上り、働く人全体の13.5%を占めている。高齢者の就業率は25.2%で、4人に1人が働いている計算だ。
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谷川俊太郎さん死去 92歳「二十億光年の孤独」「生きる」
日本の現代詩を代表する詩人で、作品「二十億光年の孤独」はじめ、「生きる」「朝のリレー」、そして英国の伝承童話の訳詩集「マザーグースのうた」(日本翻訳文化賞)、「ことばあそびうた」「わらべうた」など、ひらがなを使った子供向けの詩も数多く手掛けた谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)さんが11月13日、都内の病院で老衰のため亡くなった。92歳だった。
1931年、哲学者・谷川徹三の一人息子として生まれた。東京都立豊多摩高校在学中に書きためた詩のノートを父親が三好達治に見せたのがきっかけ、20歳のとき「二十億光年の孤独」を出版した。詩集に「六十二のソネット」「愛について」などの作品がある。このほか多才で、アニメ「鉄腕アトム」の主題歌はじめ、ラジオドラマのシナリオや戯曲も執筆した。