複数の米主要メディアによると、米国のトランプ前大統領が自身の不倫の口止め料を不正に処理したとして罪に問われている裁判で、陪審団は5月30日、同氏を34件の罪状すべてで有罪とする評決を下した。量刑は7月11日に決まる。トランプ氏は控訴するとみられる。
11月に控える大統領選への立候補は可能だが、再選に向けて逆風が強まるのは必至だ。
なりすまし広告急増 23年度相談9.6倍 1.7億円の被害も
タイ BRICS加盟申請へ閣議決定 東南ア初 5月中にも
ゆかりの奈良・不退寺で在原業平しのぶ「業平忌」
日本の対外純資産 23年末471兆円 33年連続で世界最大
今くるよさん 膵がんで死去”どやさ” 幅広い年代層に支持
北朝鮮「衛星」エンジン不具合で打ち上げ失敗, 空中爆発
「SLIM」月面データから月の起源探る「カンラン石」確認
立命館大学や会津大学などの研究グループは5月27日、千葉県で開かれた学会で、今年1月に日本初の月面着陸に成功した無人探査機「SLIM」が得た月面の岩石の観測データを解析した結果、月の内部に存在し、月の起源を探るうえで重要な手掛かりになる「カンラン石」の存在を確認したことを明らかにした。
このカンラン石はかつて月の内部にあった可能性があるとして、研究グループは今後詳しい化学組成を調べるとしている。月の内部のカンラン石を分析し、地球のものと比較できれば、月は地球に別の天体が衝突して一部が飛び散ってきたとする、現在有力な説を裏付けることにもつながり、月の起源を探るうえで重要な手掛かりになると期待される。
『君死にたまふことなかれ』15言語に翻訳 堺で企画展
大阪府堺市の文化観光施設「さかい利晶の杜」は、同市出身の歌人、与謝野晶子の代表作『君死にたまふことなかれ』に込められた思いを世界の人々に知ってほしいと、15の言語に翻訳、紹介した企画展を開いている。同企画展は6月16日まで。
日露戦争(1904〜1905年)当時、与謝野晶子は生まれ育った実家、商家の跡継ぎとなるはずの、激戦地にいる弟の身を案じて「あゝをとうとよ 君を泣く 君死にたまふことなかれ」と、どうか戦死だけはしないでほしいとの心情を切々と詩に詠み上げた。企画展ではこの詩をウクライナ語、ロシア語、ヒンディー語、韓国語など15の言語に翻訳し、パネル展示している。
世界各地で激しい戦闘が続く中だけに、戦争の悲惨さを痛切に訴える言葉として読む人の心に”刺さる”のではないか。
東京五輪選手村改修の「晴海フラッグ」まちびらき式典
東京都中央区にある東京五輪選手村を改修したマンション群「晴海フラッグ」で5月26日、まちびらきの記念式典が開かれた。東京大会時、選手村の村長を務めた川淵三郎氏が出席、祝辞を述べ、関係者らによるテープカットが行われ、新たな街の誕生を祝った。
晴海フラッグではファミリー層などに向け、17棟の分譲マンションと2025年完成予定の2棟のタワーマンションなどを含めた5,600戸余りの住宅が供給される予定で、今年1月から先行組の住民の入居が始まっている。東京都は、晴海フラッグには商業施設や学校なども整備、1万2,000人が住む新たな街を誕生させる計画。
ただ、現状では棟のおよそ25%を法人企業が投資対象に契約しているケースが数棟あるとみられ、当該戸数は新しい街の住民とはなっていない。