発展途上国などで目の治療を行うため機内に眼科の設備一式を備えた航空機が関西空港に到着し、4月21日から日本で初めて関係者や報道機関に公開されている。機内には手術室、消毒室、手術の前後に使うケアルームなどのほか、医師が手術訓練を行う機材を備えた研修室もあり、機内に眼科の設備を備えた世界で唯一の航空機という。
この航空機はニューヨーク拠点の国際NGO「オービス・インターナショナル」が運営しており、「フライング・アイ・ホスピタル」と呼ばれている。この航空機は3代目で、オービス・インターナショナルではこれまで40年以上にわたり、発展途上国など医療体制が整っていない世界の95カ国で眼科の治療や医師の研修を行ってきた実績があるという。
外国人「技能実習制度」見直し, 対象職種拡大, 人材確保に主眼
23年度の”中途採用”比率 過去最高の37% 7年で2倍に 変わる慣行
22年度の貿易赤字 最大の21.7兆円 原油高と円安で輸入120兆円
インドの人口 世界最多に 年央に中国抜く 国連が推計
関西の景気判断5カ月連続で据え置く, 個人消費は回復期待 日銀
「熱中症警戒アラート」4/26から運用開始 対策徹底を呼び掛け
京都市 4/25から高さ制限緩和 京都駅南, 市東部で31mへ, 容積率も
京都市は4月18日、厳しい高さ制限が企業誘致の障害や人口流出の遠因になっていることから、見直しを進めた新たな都市計画を25日から施行すると発表した。
要点は①JR京都駅の南側で大通り沿いの高さ制限を現在の20〜25mから31mに引き上げる②南部の工業地域では容積率を現在の400%から最大1000%にする③JR山科駅付近では大通りに面した、要件を満たす土地では高さ制限をなくすーなど。これにより、商業施設やオフィスなどの誘致につなげる。また、JR山科駅付近で建物の1階部分に店舗を設けるといった条件を満たせば、タワーマンションなども建設可能になる。
京都市は2007年から歴史的な街並みを保存するために「新景観政策」を導入して建物の高さを厳しく制限してきた。このため市内では手ごろなマンション不足が指摘され、子育て世代を中心に滋賀県などに人口流出する事態となっていた。
3月の訪日外客181万7,500人, 19年比34.2%減, いぜん回復途上
日本政府観光局(JNTO)の推計によると、3月の訪日外客数は2019年3月比34.2%減の181万7,500人だった。新型コロナの水際対策が緩和された2022年10月以降で、最高を記録した。定期便では夏ダイヤへの変更に合わせて増便・復便されつつあるが、多くの地域からの観光客はいぜんとして回復途上にある。
主要国・地域からの訪日客数は韓国46万6,800人(2019年3月比20.3%減)、台湾27万8,900人(同30.7%減)、香港14万4,900人(同15.5%減)、タイ10万8,000人(同26.8%減)などとなっている。
目立ったのは米国で20万3,000人(同15.0%増)に上ったほか、ベトナム5万3,600人(同11.9%増)、豪州4万5,200人(同2.3%増)中東地域1万2,300人(同4.9%増)などで増えている。