世界銀行のマルパス総裁は4月18日、2022年の世界全体の実質成長率予測を3.2%へ下方修正したと発表した。1月時点の4.1%から0.9ポイント引き下げた。ロシアによるウクライナ侵攻の影響が拡大するほか、世界各所で新型コロナウイルスの感染再拡大の兆候が見られ、景気回復の勢いが鈍化すると判断した。
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大阪警察病院で小型補助人工心臓つなぐ国内初の手術
大阪警察病院(所在地:大阪市天王寺区)の澤芳樹院長は4月19日、重い心臓病の患者に、新たな承認された小型の補助人工心臓をつなぐ国内初の手術が3月に行われ、2週間ほどで装置を取り外すまで回復したと発表した。
この新しい補助人工心臓は2021年11月に国に承認され、カテーテルの先端部分に長さ2cmほどのモーターを備えたもので、肩の血管から心臓まで入れて内部の血液をモーターでくみ取り、全身に送り出すもの。くみ取る血液の量は1分間に最大で5.5リットルと成人男性の心臓の機能を補える性能を備えるうえ、30日間の継続使用にも耐えられるのが特徴。手術では胸を切り開く必要がなく、患者の負担を大幅に減らせると注目されている。
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IMF 22年世界経済成長予測3.6%へ下方修正
国際通貨基金(IMF)は4月19日、2022年の世界経済の実質成長率を3.6%とし、1月時点の予測から0.8ポイント下方修正する予測を発表した。ロシアによるウクライナ侵攻や対ロ制裁が主因。
新型コロナウイルス禍からの回復局面での需給の引き締まりに、戦争による資源の供給不安が加わる。その結果、資源や食料などの値上がりを通じて世界にインフレ圧力をもたらし、景気は減速へ向かうとの見立てだ。
ほぼすべての地域で下方修正となる。先進国で0.6ポイント引き下げられ3.3%へ、新興国で1.0ポイント引き下げられ3.8%へ。国別・地域別にみると、米国は0.3ポイント下げ3.7%、ユーロ圏は1.1ポイント下げ2.8%、日本は0.9ポイント下げ2.4%、中国は0.4ポイント下げ4.4%の見込み。