ロシア・プーチン大統領のウクライナ東、南部4州の一方的な併合宣言を受け9月30日、米国のバイデン大統領、主要7カ国(G7)、国連のグテレス事務総長らがいずれもロシアの行動を強く非難する考えや声明を発表した。
バイデン大統領は「米国も世界も認めない」と表明。「プーチン氏は隣国の領土を奪って逃げ切ることはできない」とも語り、領土奪還へウクライナへの軍事支援を継続すると訴えた。G7外相らは声明で、経済、政治両面でロシアを支援する同国内外の個人や団体に「さらなる経済的コストをかける」と明記した。
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東北大,JAXA「りゅうぐう」試料に水を確認
東北大学や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの研究チームは9月22日付の米科学誌サイエンスで、探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った砂などの試料に水が含まれているのを確認したと発表した。
研究チームは大きさ1〜8ミリの砂粒17個を分析。内部構造や鉱物の組成、硬さなどを詳細に調べたところ、試料内の硫化鉄結晶に微小な穴があり、内部に水が閉じ込められているのが見つかった。成分に塩や有機物のほか、二酸化炭素(CO2)が含まれる「炭酸水」で、りゅうぐうの元となった母天体の内部で硫化鉄の結晶が形成された際に取り込まれたと分かった。
地球外で採取された試料から、常温で水が液体となる状態で見つかったのは初めてといい、地球の海の起源解明などにつながる成果と期待される。