AFP時事によると、戦後のフランス映画界を代表するスター俳優のひとり、ジャンポール・ベルモンドさんが亡くなった。88歳だった。家族が9月6日発表した。
ベルモンドさんは、フランス映画運動「ヌーベルバーグ」の担い手として、ジャンリュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」などで最初に名を馳せ、80本の映画作品に出演し、コメディーからスリラーまで多岐にわたるジャンルをこなして、誰もが知る俳優となった。
富士山に初冠雪 昨年より21日早い観測 甲府地方気象台
山梨県の甲府地方気象台は9月7日、富士山の初冠雪を発表した。平年より25日早く、昨年より21日早い観測。
京都・ポルタ コロナ不活化へ自動除菌ミストの運用開始
京都駅前地下街ポルタ(京都ステーションセンター)は9月6日、神戸大学超スマートコミュニティ推進室と共同研究を進めてきた、オゾンによりウイルスや菌を死滅させる「ウイルスフリーミスト」を開発し、8日からポルタプラザで運用を開始すると発表した。
ウイルスフリーミストは、新型コロナウイルスなどのウイルスや菌が、オゾンに触れると死滅する原理を応用し、冷陰極蛍光ランプから紫外線を照射し、人体に悪影響のない低濃度オゾン(0.05~0.1ppm)を発生させ、ミストとともに噴射させるシステム。2021年7月に常在菌を用いて殺菌効果の実証実験を行い、その効果を確認しているという。
ベトナム 首都ハノイの外出禁止9/21まで延長 デルタ株で
ベトナムの首都ハノイ市は、9月6日午前6時までの予定だった不要不急の外出禁止措置を、9月21日まで延長した。同市内の新型コロナウイルスの新規感染者数は1日当たり100人以下で落ち着いているが、南部で感染力の強いデルタ株の流行リスクが続いているからだ。6日以降は住宅や企業が集中する中心部での移動規制が一段と強化される見通し。移動時には公安当局が審査のうえ、発行する「通行証」が必要になる。また、生活必需品を購入するための移動でも当局が発行する「買い出しカード」が必要になる。罰金の適用も厳しくなる可能性がある。
インド 4~6月実質GDP成長率は20.1%のプラス成長
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、インド統計・計画実施省は8月31日、2021年度第1四半期(4~6月)の実質GDP成長率(2011年度基準)推計値を前年同期比20.1%と発表した。新型コロナウイルス感染の第2波を受けて、一部の企業活動が制限されていたものの、前年同期の全国的なロックダウン措置に比べると経済への影響が限定的となり、大幅なプラスとなった。
需要項目別にみると、個人消費を示す民間消費支出が19.3%、企業の設備投資など投資活動を示す総固定資本形成が55.3%となった。ただ、これらは前年同期の需要がコロナ禍で歴史的な落ち込みをみせたことによる反動が大きい。外需の回復を受けて輸出も39.1%と大きく伸びた一方、輸入はそれを上回る60.2%となった。
東京パラ閉幕 東京2020大会すべて終了 日本51個のメダル
東京パラリンピックは9月5日、閉幕した。新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京大会は、オリンピック(7月23~8月8日)、パラリンピック(8月24~9月5日)ともにすべての日程を終えた。
パラリンピックには162カ国・地域と難民選手団の約4,400選手が参加した。東京での開催は57年ぶり2回目。13日間の日程で22競技、539種目を実施し、日本は51個(金13、銀15、銅23)のメダルを獲得した。
パラ ボッチヤ ペアで日本が銀,チームも2大会連続の銅
東京パラリンピック、ボッチヤの混合ペアBC3で、河本圭亮(22)、高橋和樹(41)、田中恵子(39)が銀メダルを獲得した。混合チームBC1-2でも、日本は銅を勝ち取り、2大会連続のメダル獲得となった。
パラ 男子マラソンで永田務、堀越が銅メダル獲得
東京パラリンピック最終日の9月5日、男子マラソン(上肢障害T46)で永田務(37)が2時間29分33秒で銅メダルを獲得した。中盤まで3人による先頭集団の一角でレースを進めたが、皇居外苑前を通過するあたりで一時4位に落ちた。だが、沿道で自分にかけられた声援が力になり、気持ちを奮い立たせ走り抜け、上位陣に食い込んだ。
また、男子マラソン(視覚障害T12)で4大会連続出場の堀越信司(33)が2時間28分01秒で自身初の銅メダルを獲得した。堀越は前回のリオ大会で4位だった。
パラ バドミントン健闘「金」3つ含むメダル9個獲得
東京パラリンピック最終日の9月5日、新競技のバドミントンで日本はメダルラッシュとなった。男子シングルス車いすの比較的障害が軽いクラスで梶原大暉(19)が2-0のストレートで、女子ダブルス車いすのクラスで里見紗李奈と山崎悠麻のペアが中国ペアを2-1で下しそれぞれ金メダルを獲得した。
このほか、男子ダブルス車いすのクラスで梶原大暉と村山浩のペアが、混合ダブルスの腕や足に障害のあるクラスで藤原大輔と杉野明子のペアがそれぞれ3位決定戦を制し、銅メダルを獲得した。
この結果、今大会バドミントンで日本が獲得したメダルは最終日の4個を加えて9個(金3、銀1、銅5)となった。
パラ車いすバスケで惜しい銀 米国に最終Qで逆転許す
東京パラリンピック最終日の9月5日、車いすバスケットボール男子決勝で、初の決勝新進出を果たした日本は、前回リオ大会の王者、米国に60-64の逆転負けを喫し、銀メダルだった。追いつ追われつの接戦を演じ、最終Qでも一時は5点さに広げたリードを守り切れず、逆転を許した。日本男子の過去最高成績は1988年ソウル大会と2008年の北京大会の7位だった。頂点の金メダルには届かなかったが、大きな成果を残した。