欧州連合(EU)の気象情報基幹、コペルニクス気候変動サービスは8月9日、世界の今年7月の気温が7月として史上3番目に高かったと発表した。1991〜2020年の過去30年間の平均値より約0.4度高かった。
その結果、7月はポルトガル、スペイン、フランス、英国の一部で40度を超え、米国も同月として史上3番目の暑さを記録するなど、熱波に見舞われた。これにより、各国では電力需給の逼迫や山火事の発生が報告された。
三宅一生さん 肝細胞がんで死去 84歳 世界舞台に活躍
首都圏,1都3県人口 初めて前年下回る 流入で補えず
日本の人口減46都道府県に 働き手58.99%と過去最低
大谷翔平が2ケタ勝利・2ケタ本塁打 歴史的偉業達成
7月「物価高倒産」82.4%増の31件 建設,運輸目立つ
帝国データバンクのまとめによると、2022年7月の企業倒産はコロナ禍で初めての3カ月連続の増加となった。”ウッドショック”と呼ばれる木材や資材高を受けた建設業のほか、燃料高の高止まりが続く運輸業を中心に、過去5年間で最多ペースとなっている。
とりわけ際立つのが「物価高倒産」。法的整理となった企業のうち、原油や燃料などの「仕入れ価格上昇」、取引先からの値下げ圧力などで価格転嫁できなかった「値上げ難」などにより、収益が維持できず倒産した企業が急増した。
2018年以降、2022年7月までにこの物価高倒産が累計558件に上った。このうち2022年は1〜7月で116件、7月だけで31件となっている。前年同月比82.4%増えている。
ちなみに物価高倒産の年別発生状況をみると、2018年は85件、2019年は122件、2020年は97件、2021年は138件だった。