国際航空運送協会(IATA)は5月13日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で大きく落ち込んでいる国際線の旅客需要が、2019年水準を回復するのは2024年までかかるとの厳しい見通しを発表した。また、国内線を含めた全体の回復は2023年までかかると予測している。この需要は、旅客数に輸送距離を乗じた「旅客キロ」と呼ぶ指標。
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ベトナム企業数19年末で75万社余 伸び鈍化で20年に100万社到達困難
ベトナム統計総局がまとめた「ベトナム企業白書2020」によると、ベトナム全国の企業数は2019年末時点で75万8,610社(前年比6.1%増)だった。2018年末時点の71万4,755社(同9.2%増)から伸び率が大きく鈍化した。これは2019年は新規設立企業が13万8,139社(同5.2%増)となったほか、営業停止、解散などを差し引きすると、4万社程度の増加にとどまったためだ。
ベトナム政府は2020年までに100万社到達の目標を掲げている。しかし、新型コロナウイルスの影響などによる操業停止、新規登録の企業数が減少している現状などを踏まえると、2020年の100万社到達は難しく、90万社程度になると統計総局では予測している。
なお同国の2019年末時点の企業を業種別にみると、サービス業が最多の50万8,770社(同6.9%増)、鉱工業・建設業が23万9,755社(同5.1%増)、農林水産業が1万85社(同6.3%減)となり、第一次産業から第二次・第三次産業へ移行していることがわかる。所在地の省・市別ではホーチミン市が最多の23万9,623社(同5.0%増)、ハノイ市が15万5,940社(同9.0%増)で、この2大都市で全体の5割を占めている。3位以下はビンズオン省が3万1,599社(同14.6%増)、ダナン市2万2,566社、ドンナイ省2万2,398社、ハイフォン市1万9,918社と続いている。目立つところではバクニン省が14.5%増となっている半面、ハイフォン市は7.8%減少している。
新型コロナ 世界の感染者440万人、死者30万人超に
39県で緊急事態宣言を解除 残る8都道府県は5/21めどに判断
新型コロナ倒産142件に 休業要請・外出自粛の4月から急増
帝国データバンクのまとめによると、2020年5月13日11時現在、新型コロナウイルスの影響を受けた企業倒産(法的整理または事業停止、負債1,000万円未満・個人事業者含む)は全国で142件に上った。内訳は法的整理87件(破産74件、民事再生法13件)、事業停止55件など。負債総額は1,093億3,900万円(判明した122件の合計)で、10億円未満が102件(構成比83.6%)、50億円以上の大型倒産は6件(同4.9%)。
負債額上位はホテル、アミューズメント施設運営、雑貨小売業だった。発生月は「4月」が95件(構成比66.9%)で最多。緊急事態宣言のもと出された事業者への休業要請、そして利用者への外出自粛により、当該事業が困窮に追い込まれたことがうかがえる。以下、「3月」26件、「2月」2件。「5月」は13日現在で19件。全国35都道府県にわたっている。