中国製造業の景況感 6カ月ぶり50超え 工場の稼働率上昇

中国国家統計局が3月31日発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.8だった。前月より1.7ポイント高くなり、6カ月ぶりに好調・不調の境目の50を上回った。2月の春節(旧正月)休暇後、3月にかけて工場の稼働率が高まり、生産活動が正常化したとみられる。
深刻な不動産不況を受け、同国では経済活動が減速。PMIは2023年9月を除けば、同年4月から50割れが続いていた。久しぶりにようやく50超えとなったものの、この景況感が持続的に改善していくかは見通せないとの見方が支配的だ。PMIは製造業3,200社が対象。

競馬の大阪杯 ベラジオオペラがG1初制覇 支持に応える

競馬の第68回大阪杯(G1、2000m芝、16頭出走)は3月31日、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われた。2番人気のベラジオオペラ(横山和生騎乗)が1分58秒2で優勝し、支持に応えた。G1初制覇で重賞3勝目を飾った。1着賞金2億円を獲得。横山和騎手、上村洋行調教師はいずれもこのレース初勝利。
レースは2番手グループを追走していたベラジオオペラが、残り200mで先頭に立ち逃げ切った。横山和騎手のそつのない好騎乗が光った。首差の2着には3番人気のローシャムパーク、さらに鼻差の3着に11番人気のルージュエバイユが入った。1番人気に支持されていたダービー馬タスティエーラは11着に敗れた。

センバツ高校野球 健大高崎が初優勝 報徳 昨年に続き準V

センバツ高校野球は3月31日、群馬県の高崎健康福祉大高崎高校(健大高崎)と兵庫県の報徳学園の間で決勝戦が行われた。大接戦となったが、健大高崎が報徳学園を3−2で破り、初優勝した。群馬県勢の甲子園での優勝は、春は初めて。報徳学園は2年連続で決勝戦に勝ち進んだが、惜しくも昨年に続き準優勝に終わった。

定員割れで看護学校”閉校”続出, 入学者5年で7,000人近く減

全国で看護学校の入学者数が減少傾向にある。少子化の影響などで定員割れが続き閉校を決めた学校も相次いでいる。厚生労働省のまとめによると、看護が学べる大学はこの10年で全国で88校増えた一方で、短期大学や専門学校は合わせて58校減少している。
また、看護を学べる学校への入学者数の推移をみると、5年連続で減少している。2023年度は2018年度に比べ7,000人近く減り、6万171人にとどまっている。

16都府県の河川・地下水でPFAS指針値超え 環境省調べ

環境省は3月29日、泡消火剤などに含まれ有害性が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)の一種、「PFOS」「PFOA」が、全国16都府県の河川や地下水など111地点で国の暫定指針値(合算で1リットル当たり50ナノグラム)を超えていたと発表した。
同省は超過している水が飲用に使われないように、各自治体や管理者に注意を呼びかけている。この16都府県は山形、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、福井、愛知、三重、京都、大阪、兵庫、奈良、大分、熊本、沖縄。調査は2022年度、38都道府県、1258地点を対象に行われた。

大阪府 公立70高校で定員割れ, 私立専願者が初の3割超え

大阪府で4月から高校授業料が段階的に無償化されることを受け、受験生の公立離れが加速している。大阪府内で今年、私立高校を第1志望とする専願者は31.64%となり、過去20年で初めて3割を超えた。一方、公立高校志願者は現行の入試制度が始まった2016(平成28)年度以降最少となり、その結果、府内公立高校の半数近い70校が定員割れとなる事態に陥った。高校の授業料無償化が生み出した劇的な、そして教育界にとってショッキングな変化だ。

ライドシェア 大阪・札幌など8都市追加計12区域導入へ

国土交通省は3月29日、一般ドライバーが有償で乗客を送迎する「ライドシェア」に関し、新たに札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の都市周辺の8区域で5月以降の導入を認めることを明らかにした。区域ごとの運行台数の上限や時間帯を今後詰める。
この結果、すでに決まっている①東京23区、武蔵野市、三鷹市②神奈川県の横浜市や川崎市などの京浜区域③愛知県の名古屋市、瀬戸市などの名古屋区域④京都府の京都市、宇治市など京都市域の4市域に加え計12区域でライドシェアが導入される。先行決定している4区域は4月から導入、運行される。

MLB本格開幕 大谷2安打, 松井初勝利, 鈴木, 吉田ら出場

米大リーグ(MLB)は3月28日、韓国で先行、開幕戦を行ったドジャースとパドレスを除く球団がこの日、初戦を迎え長いシーズンが開幕した。
カブスの鈴木誠也はレンジャーズ戦に「2番・右翼」で出場、レッドソックスの吉田正尚はマリナーズ戦に「6番・指名打者」で先発した。パドレスのダルビッシュ有はジャイアンツ戦に今季2度目の先発、5回0/3を5安打1失点と好投したが、勝敗はつかなかった。松井裕樹は七回途中から4番手で登板し、1回2/3を無安打無失点に抑え、6−4の勝ちに貢献、メジャー初勝利をあげた。ドジャースの大谷翔平はロサンゼルスでカージナルスとのとの本拠地初戦に「2番・指名打者」で出場し、3打数2安打1得点と活躍した。チームは7−1で快勝した。