プロ野球の「NPBアワーズ」が11月26日、東京都内で開かれた。今季の最優秀選手(MVP)にセ・リーグでは巨人の菅野智之投手(35)、パ・リーグではソフトバンクの近藤健介外野手(31)が選出された。
菅野は15勝3敗の好成績で、4季ぶりのリーグ優勝に貢献した。2014年、2020年に続く3度目の受賞。近藤はパ・リーグでただ一人、3割台の打率を残した。場面に応じて確実性と長打力を両立、発揮できる好打者として評価された。
最優秀新人賞はセ・リーグが巨人の船迫大雅(ふなばかま・ひろまさ)投手(28)、パ・リーグが西武の武内夏暉投手(23)が選ばれた。
マイコプラズマ肺炎 全国の患者数引き続き過去最多更新
国立感染症研究所のまとめによると、11月17日までの1週間に全国およそ500カ所の医療機関から報告されたマイコプラズマ肺炎の患者数は、1医療機関あたり前の週から0.41人増え2.84人と、これまで最も多かった10月下旬の2.49人を上回り、現在の方法で統計を取り始めてから最も多くなった。
都道府県別にみると、最も多いのが福井県で8.83人、次いで青森県で5人、茨城県の4.92人、京都府の4.71人、北海道の4.59人と続く。大都市部でも愛知県で4.33人、東京都で4.32人、大阪府で3.17人などとなっている。
マイコプラズマ肺炎は子どもに多い細菌性の感染症で、飛沫や接触で広がる。感染すると発熱、前身の倦怠感、頭痛、せきなどの症状が出る。
京都・南座で師走恒例の吉例顔見世興行「まねき上げ」
政労使会議 首相, 来春の賃上げ要請 最低賃金1,500円見据え
中国”白紙運動”2年 若者への締め付け強化 抗議再燃を警戒
名古屋市長選”与野党相乗り”候補敗れ ”既成政党離れ”鮮明
11月24日投開票された名古屋市長選挙で自民、立憲民主、国民民主、公明の与野党が”相乗り”推薦した前参院議員の大塚耕平氏が敗れた。勝ったのは前市長の河村たかし氏のもとで副市長を務め、河村市政の継承を掲げた広沢一郎氏で、大塚氏に13万票以上の大差をつけた。この結果に、勝ち組と信じ大塚氏を推薦・支持した与野党各党は、大きな衝撃を受けている。
大塚氏は参院愛知選挙区で4回連続当選したベテランで、国民民主党の代表代行などを歴任している元幹部だ。衆院選で躍進した国民民主の元幹部でさえ、受け入れ”NO”の判断を下した有権者が多かったのだ。裏金問題をきっかけに、有権者の間で既成政党に対する不信感の強さが、想像以上に強く、広がっていることをうかがわせた。各党は来年夏の参院選などに向け、戦略の見直しを迫られることになりそうだ。
厚労省 働く高齢者 満額年金 月収62万円まで拡大”働き損”解消
環境省など 温室効果ガス「60%削減」35年度目標案
神戸空港 新ターミナル25年4/18オープン 事業費283億円
政府 次世代太陽電池「ペロブスカイト」40年に20GW目標
政府は11月26日、次世代の太陽光発電の切り札に位置付ける「ペロブスカイト太陽電池」の導入目標を初めて策定し、官民協議会で示した。設置費用の補助などで発電事業者のコストを低減し、2040年に国内で約20ギガワット(GW)の発電能力を目指す。これは約600万世帯が利用する電力を賄える計算になる。政府が2024年度内に改定する次期エネルギー基本計画に盛り込む方針だ。
ペロブスカイトは日本発の技術で、軽量で薄く、曲げられるのが特徴。このため、木造の建物や倉庫のほか、高層ビルの壁や住宅の窓ガラスにも設置できる。ペロブスカイトの主原料ヨウ素は、日本が生産量で世界2位のシェアの26%を占める。
2025年度から実用化される予定。経済産業省は自治体や企業に設置費用を補助し、普及を後押しする。