日米首脳テレビ会談 経済版「2プラス2」新設で合意

岸田首相は1月21日夜、米国のバイデン大統領と約1時間20分、テレビ会議方式で会談、投資や経済安全保障などの分野を協議する外務・経済閣僚による経済版「2プラス2」を新設することで合意した。
両首脳は中国による東・南シナ海での一方的な現状変更の試みや経済的威圧に反対することで一致した。また、中国が軍事的圧力を強める台湾の平和と安定や、香港や新疆ウイグル自治区での人権問題について意見交換した。
このほか、北朝鮮の核・ミサイル問題でも緊密に連携することを申し合わせた。岸田氏は日本人拉致問題の解決に向けた協力を求め、バイデン氏はこれを支持した。
岸田氏は今年前半に日米豪印4カ国の枠組み「Quad(クアッド)」の対面による首脳会談を日本で開催する考えを伝え、バイデン氏から賛同を得た。

支援物資輸送の自衛隊機がトンガ到着 緊急援助活動始動

防衛省は1月22日、海底火山の噴火で被害を受けたトンガに自衛隊機のC130輸送機1機が到着したと発表した。飲料水など支援物資を運ぶために20日に日本を出発し、21日に活動拠点のオーストラリア空軍基地に入っていた。自衛隊は、離島が数多い現地で不足する飲料水などを運搬するため、別のC130機とC2輸送機2機も現地に向かう。このほか、大量の火山灰に覆われた諸施設の清掃・整備に必要な高圧洗浄機やリヤカーなどの大型機材を届けるため輸送艦も出発の準備をしているという。
支援物資は国際協力機構(JICA)が準備する。国際緊急援助隊派遣法と自衛隊法で規定する「国際緊急援助活動」として実施する。

岸防衛相 トンが支援で自衛隊機派遣を発表 援助物資を運搬

岸信夫防衛相は1月20日、海底火山の大規模噴火で被害を受けたトンガを支援するため自衛隊機などを派遣すると発表した。C130H輸送機2機と輸送艦「おおすみ」を使った援助物資の運搬を命じた。自衛隊機は21日にもトンガ近隣国のオーストラリアに入り、トンガへの輸送を調整する。輸送艦は準備が整い次第、現地に向かう。

日本政府 トンガに100万ドルの緊急援助 自衛隊派遣を検討

磯崎仁彦官房副長官は1月19日、大規模噴火が発生したトンガを対象に緊急援助すると発表した。100万ドル以上の緊急無償資金援助を実施する。飲料水や火山灰を撤去する用具などの物資を提供する方針で、自衛隊が輸送する方向。日本として復旧復興のためにできる限りの支援をすると説明した。

日本政府 トンガ支援実施 高圧洗浄機など速やかに供与へ調整

松野博一官房長官は1月18日、大規模噴火と津波に見舞われた南太平洋のトンガに対し、早期に支援を実施する考えを表明した。トンガ政府が同日、現地の日本大使館を通じて支援を要請。松野氏はトンガ政府より要望がある高圧洗浄機などの機材提供など速やかに支援を提供できるよう、早急に調整するとしている。

ジェトロ タイ投資委や「東部経済回廊」事務局などと連携強化

日本貿易振興機構(ジェトロ)は1月13日、タイ首相府でタイ投資委員会(BOI)、経済特区(SEZ)「東部経済回廊(EEC)」開発を担うEEC事務局と覚書を交換した。署名式には萩生田光一経済産業相、タイのスパッタナポン・パンミーチャウ副首相兼エネルギー相が立ち会った。また同日、タイ自動車研究所(TAI)ともバンコト都内で萩生田経産相、スリヤ・ジュンルンルアンキット工業相立ち会いの下で、協力覚書を交換した。
BOIとは覚書の締結、EEC事務局とは覚書を改定し、両機関とさらに連携を深め、日本企業によるとくにEEC域内への投資を促進する。また、TAIと覚書を改定し、カーボンニュートラル達成に向け次世代自動車分野における日本・タイ自動車関係者の相互理解と協力に関する対話の場を両機関が連携して提供する。

日本・シンガポール 水素供給網構築で協力覚書締結

萩生田経済産業相は1月12日、シンガポールのガン・キムヨン貿易産業相とシンガポールで会談し、低炭素化に協力する覚書を締結した。燃焼しても二酸化炭素(CO2)を排出しない水素やアンモニアのサプライチェーン(供給網)構築など新技術の活用促進、温室効果ガス輩出量の削減の加速に共同で取り組む。

日本 カンボジアにコロナ危機の緊急対応で200億円の円借款

日本政府は、カンボジアの新型コロナウイルス危機対応のための緊急支援を目的とした200億円を限度とする円借款(フェーズ2)を供与する。1月12日、カンボジアの首都プノンペンで、フン・セン首相立ち合いのもと、日本の三上正裕カンボジア特命全権大使とプラック・ソコン副首相兼外務国際協力大臣との間で、この旨の交換公文の署名が交わされた。

アンモニア燃料の石炭火力で日本がインドネシアを技術支援

日本政府は、インドネシア石炭火力発電事業で脱炭素の取り組みを支援する。燃焼しても二酸化炭素(CO2)が出ないアンモニアを使い、現地の石炭火力発電に活用する官民共同の事業に乗り出す。
萩生田光一経済産業相は1月9日から14日にかけて、インドネシア、タイ、シンガポールを歴訪。インドネシアと10日、覚書を交わした。
燃料としてのアンモニア普及と技術の確立を目指しながら、国情に合わせ必要な電力確保の面から、石炭火力発電をすぐにはやめることができないアジア地域でCO2排出量の削減につなげる。