サントリーG 米ア社と植物由来原料のペットボトル開発

サントリーグループは12月3日、米国バイオ化学ベンチャー企業、アネロテック社と進めてきた植物由来原料100%使用のペットボトルの開発に成功し、試作品が完成したと発表した。両社は2012年から植物由来原料100%使用ペットボトルの共同開発を開始。課題だったテレフタル酸の前躯体、パラキシレンを、ウッドチップのみを使い熱分解と触媒反応によりワンステップで、植物由来100%素材で生成することに成功した。
サントリーグループは、2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用し、化石油来原料の新規使用をゼロにすることで100%サステナブル化を目指している。

パワーエックス 今治造船と電気運搬船舶開発で提携契約

自然エネルギーの普及ならびに蓄電、送電技術の進化により新規事業を展開するパワーエックス(本社:東京都港区)は12月3日、同社の基幹事業となる電気運搬船舶「Power ARK」の開発に向け、建造量日本一の造船メーカー、今治造船(本社:愛媛県今治市)との資本業務提携契約を2021年12月2日に締結したと発表した。10億円の資金を調達し、2025年末までを目標にPower ARKのプロトタイプを共同開発することで、日本の再生可能エネルギーの爆発的な普及を目指していく。

日産自 EV技術でJAXAと共同開発の月面探査車の試作機公開

日産自動車(本社:横浜市西区)は12月2日、新型電気自動車(EV)に搭載した四輪駆動(4WD)とモーター制御の技術を使い、月面を無人走行する探査車の試作機を公開した。これは宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同開発したもの。探査車の試作機は全長が1.6m、幅が1.6mの大きさ。2022年まで試験を繰り返し、技術の確立を目指す。