総務省が6月27日発表した住民基本台帳人口移動報告によると、5月の東京都への転入者が転出者を3,224人上回った。この結果、東京都への転入超過は5カ月連続となった。5月の東京都への転入者は前年同月比4.4%増の3万4,284人、転出者は同3.4%減の3万1,040人だった。
5月の東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県合わせた「東京圏」は6,419人の転入超過だった。これにひきかえ、他の大都市圏は転出超過となった。ちなみに大阪府、兵庫県、京都府、奈良県の「大阪圏」は980人、愛知県、岐阜県、三重県の「名古屋圏」は1,229人のそれぞれ転出超過だった。
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住友林業, IHI 脱炭素へ熱帯泥炭地の保全と適切管理で協業
住友林業(本社:東京都千代田区)とIHI(本社:東京都江東区)は6月27日、両社の合弁会社、NeXT FOREST(ネクストフォレスト、本社:東京都千代田区)が、AIスタートアップのRecursive(本社:東京都渋谷区、以下、リカーシブ)と協業し、熱帯泥炭地管理の初期AIモデルを構築したと発表した。
これにより住友林業の経験豊富な技術者のみができた地下水位予測をAIで行うことが可能となる。ネクストフォレストはこのAIを活用してインドネシアなど世界の熱帯泥炭地でCO2排出や森林火災の抑制に貢献していく。また、住友林業とIHIは熱帯泥炭地んぉ保全と適切な管理がカーボンニュートラルの実現、生物多様性や水循環の保全といった人類の生存基盤の安定化のために危急の課題と考えている。
熱帯泥炭地は、枯れた植物が土壌微生物の分解を受けずに、有機物の塊(かたまり)として堆積した土地で大量の水と炭素を含んでいる。インドネシアやコンゴ盆地、アマゾンに分布している熱帯泥炭地の面積は、全世界で8,200万ha(日本国土の約2倍)以上。貯蔵する炭素量は少なくとも890億トン(2017年の世界の炭素排出量の約10倍)といわれている。
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ニデックマシンツール インドで切削工具の新工場 生産能力1.5倍に
ニデック(本社:京都市南区、旧日本電産)グループのニデックマシンツールは6月26日、インドの切削工具の製造・販売を手掛けるNidec India Precision Ltd.(所在地:インド・タミルナドゥ州ラニペット、以下、NMTI)に新工場を建設し、7月1日から生産開始すると発表した。
新工場はインド・チェンナイ近郊のラニペットの5万5,000㎡のNMTI敷地内に、床面積2,000㎡の工場を建設。主な生産品目はホブカッタ、ピニオンカッタなどの切削工具で、生産能力をこれまでの1.5倍に引き上げる増産体制を整えた。
NMTIの今回の増産投資は、2021年のニデックグループ入り後、初となる大規模投資で、顧客の需要増に迅速に答えていく。