パナソニック セルロースファイバー70%樹脂開発

パナソニックプロダクションエンジニアリングは3月16日、パナソニックホールディングスマニュファクチャリングイノベーション本部で開発した、植物由来のセルロースファイバーを70%の高濃度で樹脂と複合した成形材料「kinari」のサンプル販売を2023年4月より開始すると発表した。
パナソニックグループでは2015年より石油由来樹脂の使用量削減による環境負荷低減を目指し、天然由来のセルロースファイバーを活用した材料開発を進めてきた。その結果、2022年12月よりセルロースファイバーを55%複合した成形材料(「kibari55-pp」)の量産販売を開始。
そして今回、セルロースファイバーを70%の高濃度で樹脂(ポリプロピレン)に混ぜ込んだ成形材料「kinari 70」を4月よりサンプル販売を開始することになった。

スズキ 物流スタートアップと連携 自動配送ロボ量産へ

スズキ(本社:静岡県浜松市)は3月16日、物流スタートアップのロンビー(所在地:東京都品川区)と自動配送ロボットの量産を見据えた共同開発に取り組むと発表した。
両社は一般の道路を遠隔操作で走行できるロボットの開発を進め、小口貨物を家庭などに届ける「ラストワンマイル」需要を取り込む。機体の製造コストを抑えながら、2024年以降の量産体制の構築を目指す。

ジップエア東京 GWの成田ーバンコク線を増便

ZIPAIR Tokyoは3月17日、4月からゴールデンウィーク(GW)にかけての旺盛な旅客需要に応え、東京(成田)ーバンコク(スワンナプーム)線を増便すると発表した。発着時間および増便期間は、成田発14時35分ーバンコク着19時20分、4月13日〜5月6日の火・木・土曜日。バンコク発6時55分ー成田着15時10分、4月14日〜5月7日の水・金・土曜日。

ジップエア東京 成田ー仁川線を増便 連休需要で

ZIPAIR Tokyoは3月16日、4月からゴールデンウィーク(GW)にかけての旺盛な旅客需要に応え、東京(成田)ーソウル(仁川)線を増便すると発表した。4月15〜5月1日の月・土・日曜日、5月2〜8日の毎日運航する。発着時間は成田発11時10分、ソウル着13時45分、ソウル発15時15分、成田着17時45分。

政府33年 留学生受け入れ40万人 教育未来創造会議

政府の教育未来創造会議は3月17日、2033年までの留学生に関する政府目標を示した。外国人留学生を40万人受け入れ、日本人留学生を50万人送り出すことを掲げている。春に策定する新たな留学生計画に盛り込む。
外国人留学生が留学後も日本で活躍してもらう支援策も検討する。日本での就職をインターンシップの拡充で後押しするといった方策を挙げている。
ちなみに留学生だけに限らないが、来日して3年以上暮らす人の割合は40%を超え、この20年間で1.4倍になった。人手不足でIT企業などが人材確保に向け採用意欲が高まり、留学生の日本での就職が進んだことが要因。日本人学生の海外留学については中長期の派遣を増やすことなどの方策を取る。グローバル人材の確保につなげる。

ゼロゼロ融資の返済 9月まで延長 中小資金繰り支援

政府は新型コロナウイルス対策として導入した中小企業の資金繰り支援策を9月末まで半年間延長する。日本政策金融公庫の低利・無担保融資などが対象。
昨今の資源高・物価高を受け、業績窮迫している中小企業が少なくない。そのため、実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の返済期限を迎える企業に対して支援を続ける必要があると判断した。

米国 バイトダンスに「TikTok」の売却を指示

米政府が中国の字節跳動(バイトダンス)に対し、動画アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する傘下企業の株式を売却するよう指示したことが分かった。バイトダンスが売却に応じない場合、米国内での一般利用が禁止される可能性があるという。
米政府は2020年にもトランプ前大統領がバイトダンスに対し、TikTokの利用を禁止する大統領令を出しており、これはバイデン大統領が就任後の2021年6月に撤回した経緯がある。

男女で育休取得「手取り10割」給付 首相表明

岸田首相は3月17日、少子化対策で育児休業の給付率の拡充や対象を、給付対象を時短勤務や非正規雇用労働者にも広げる方針を表明した。例えば、「産後の一定期間に男女で育児休業を取得した場合の給付率を手取り10割に引き上げる」などとしている。これらは共働き世帯の増加や働き方の多様化に合わせて、育児休業の給付率を拡充し、子育てを支援しようというもの。
岸田氏は「2030年代に入るまでの6〜7年が少子化傾向を反転できるかどうかのラストチャンス」と強調、企業にも職場環境の改善を求めている。

センバツ開幕 開会式で4年ぶり選手全員が入場行進

第95回センバツ高校野球が3月18日開幕した。開会式ではNHK連続テレビ小説「舞いあがれ」の主題歌「アイラブユー」の迫力ある生演奏に合わせて、4年ぶりに出場校の選手全員が場内を1周する形で入場行進した。
選手たちは史上初となる2回めの連覇を狙う大阪桐蔭高校を先頭に、前日夜からの雨の影響で予定より1時間半遅れて午前10時半に開会式が始まった。かつてのセンバツ高校野球の姿が戻ってきた。今回は記念大会のため、例年より4校多い36校が出場する。

国枝慎吾さんに国民栄誉賞授与 パラスポーツで初

車いすテニスの第一人者として活躍した国枝慎吾さん(39)への国民栄誉賞の授与式が3月17日、首相官邸で行われた。国枝さんはパラリンピック3大会で男子シングルスの金メダルを獲得し、4大大会制覇と合わせた「生涯ゴールデングランドスラム」を達成した。1977年創設の国民栄誉賞で、28例目で初めてパラスポーツ界からの受賞となった。