ブランド継承オッジ・インターナショナル「レナウン」に

経営破綻したアパレル会社のレナウンから「ダーバン」「アクアスキュータム」ブランドを継承したオッジ・インターナショナル(所在地:大阪市中央区)は9月2日、社名を11月2日付で社名を「レナウン」に変更すると発表した。
2020年に経営破綻したレナウンから引き継いだブランドは堅調に推移しており、同社の2024年2月期の全社売上高は129億円、うち「ダーバン」「アクアスキュータム」各51億円となり、2ブランド事業はいずれも前年同期比2ケタ増と堅調に推移している。今後「ダーバン」と「アクアスキュータム」の2ブランド事業を主力事業として据え、社名を認知度のあるレナウンに変更し、一段の成長を目指す。

JR西日本 タイRTRDAと連携 安全・技術・交流で協力の覚書

西日本旅客鉄道(本社:大阪市北区、以下、JR西日本)は」8月30日、タイのRail Technology Research and Development Agency(以下、RTRDA)との間で、技術連携に係る協力覚書を29日、タイ・バンコクで締結したと発表した。
協力覚書の内容は①安全性向上やメンテナンス効率向上に向けた情報交換・共同研究・人材交流②鉄道の技術基準の開発への協力ーなど。

出光 使用済みプラの再資源化へ油化ケミカル装置建設

出光興産(本社:東京都千代田区)は8月30日、子会社ケミカルリサイクル・ジャパン(所在地:東京都中央区、CRJ)が、千葉事業所(千葉県市原市)の隣接地にCRJの市腹原事業所内に油化ケミカルリサイクル装置(使用済みプラスチック処理能力2万トン/年)を建設し、使用済みプラスチックの再資源化を目指す。市原事業所の商業運転開始は2025年度下期を予定。

日立エナジー 中国SGCCからSF6ガスフリーの単体遮断器受注

日立エナジーは8月30日、中国最大の送配電事業者、国家電網公司(以下、SGCC)から同国初のSF6(六フッカ硫黄)ガスフリーの420KV単体遮断器を受注したと」発表した。同遮断器は高い環境効率を誇るEconiQ(TM)シリーズの製品。高電圧機器における環境への負荷を大幅に低減する、中国の送配電網における脱炭素化の取り組みの一環。

24年1〜6月の人口自然減46万人 年間90万人減の可能性

厚生労働省の人口動態統計(速報)によると、2024年1〜6月(上半期)で死亡者数から出生数を差し引いた人口の自然減が46万1,745人に上った。下半期も同様のペースで推移すると、年間では人口の自然減が90万人に達する可能性が高い。政府は様々な子育て世代への支援施策を講じているが、一向に改善の気配が見えない。その一方で高齢化は待ったなしで進行しており、死亡者数は増加傾向をたどる。したがって、人口減は避けられない。ただ、減少ペースをできるだけ緩やかにするための施策は重要だ。
今年上半期の婚姻数は前年同期比0.9%増の24万8,513組で2年ぶりに増加した。死亡者数は同1.8%増の81万1,819人、出生数は同5.7%減の35万74人だった。

近鉄グループHD 台北メトロと友好協定 双方の沿線から誘客

近鉄グループホールディングスは8月30日、台湾の大衆捷運(台北メトロ)と友好協定を締結したと発表した。同日、台北メトロ中山駅で近鉄グループHDの若井敬社長と台北メトロの黄清信総経理が締結式を執り行った。双方の沿線地域からの観光誘客を図る。このため、ラッピング電車や駅構内のサイネージ広告、SNSなどでPRする。

日本企業がWHOにエムポックスのワクチン緊急使用申請

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は8月30日、明治グループの製薬会社KMバイオロジクス(所在地:熊本市)など日本企業2社から、アフリカなどで感染拡大中のエムポックス(サル痘)のワクチンの緊急使用許可の申請を受けていることを明らかにした。テドロス氏は2週間以内に承認されるとの見方を示した。