デンソー 30年までに半導体に5,000億円投資 研究開発, M&Aで 

自動車部品メーカー、デンソー(本社:愛知県刈谷市)の林新之助社長は10月26日、東京ビッグサイトで開催中の「ジャパンモビリティショー2023」に関連して、2030年までに半導体分野に約5,000億円を投資することを明らかにした。研究開発や設備投資、M&A(合併・買収)に充てる。林社長は、半導体の生産拡大には材料の安定調達が不可欠であり、様々な企業と戦略提携を構築すると強調した。

ホンダとGM 量産EVの共同開発を中止 連携は継続

ホンダは米ゼネラル・モーターズ(GM)と進める量販価格帯の電気自動車(EV)の共同開発を中止する。両社が独自に手掛けるほうが合理的と判断した。両社はコストを抑えたEV量販車を2027年度以降、アジアや欧州市場などで積極的に投入計画だった。ただ、高級車や無人タクシーを含む連携、協業は継続する。

阪神, オリックスの優勝パレード 大阪・神戸会場のルート, 時間発表

プロ野球セ・パ両リーグの覇者、阪神とオリックスの11月23日に大阪市と神戸市で実施される優勝パレードのルートと時間が発表された。
大阪会場は御堂筋の北浜3交差点(淀屋橋)から新橋北交差点(心斎橋)までのおよそ1.7km。午前11時からオリックスが、午後2時から阪神がパレードする。神戸会場は神戸市の東遊園地前から三宮中央通りを通ってメリケンパークまでのおよそ2km。午前11時から阪神が、午後2時からオリックスがパレードする。

大阪府 早くもインフルエンザ「注意報レベル」超え発表

大阪府は府内のインフルエンザの患者数が増えて、「注意報レベル」を超えたと発表し、手洗いなどの感染対策の徹底や、インフルエンザワクチンの接種の検討などを呼び掛けている。
府によると、10月22日までの1週間に府内の305の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は3,438人で前の週と比べて903人増えた。この結果、1医療機関あたりでは11.27人となり、府は基準となる10人を上回ったことから、今後4週間以内にインフルエンザの大きな流行が起こる恐れがあるため「注意報レベル」を超えたと発表した。吉村知事は、インフルエンザは通常なら12月の年末にかけて、1、2月が流行期だが、今年はかなり早く「注意報の状況に入った」としている。

米WD キオクシアとの統合交渉打ち切り 統合は白紙に

米ウエスタンデジタル(WD)は10月26日までに、交渉中だった自社の半導体部門とキオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)との統合協議の打ち切りを通知したことが分かった。両社は10月末までの合意を目指して交渉を進めていた。統合が白紙になったことにより、それぞれが単独で事業立て直しに取り組むことになった。

中国 宇宙ステーション「天宮」へ新たな有人宇宙船打ち上げ

中国は10月26日、昨年完成させた独自の宇宙ステーション「天宮」に宇宙飛行士を派遣するため、新たな有人飛行船「神舟17号」を打ち上げ、予定した軌道に入ったと発表した。天宮には現在3人の宇宙飛行士が滞在しており、神舟17号はこの後、天宮とドッキングに成功し、宇宙飛行士の3人は神舟17号から天宮に乗り移ったとしている。同国は今後とも年2回のペースで有人飛行船を打ち上げる計画。

中国の李克強前首相 心臓発作で急死 68歳 哀悼の意

中国国営テレビ(CCTV)によると、中国の李克強前首相は10月27日、上海で療養中に容体が急変し、心臓発作で亡くなった。68歳だった。李氏は2013年から2期10年間、中国の首相を務めた。2023年3月の全国人民代表大会(全人代)で引退した。
松野博一官房長官は同日、習近平指導部で経済政策を担い、死去した李前首相に「日中関係において重要な役割を果たした」と哀悼の意を示した。

中国不動産最大手・碧桂園をデフォルト認定 国際金融団体

世界の主要金融機関で構成するクレジットデリバティブ決定委員会は10月26日、中国不動産最大手の碧桂園が発行したドル建て債で債務不履行(デフォルト)に陥ったことを公表した。中国不動産業界が苦境にあることは指摘されているが、すでに恒大集団がデフォルトに陥っており、今回経営危機に陥っている最大手企業がデフォルト認定されたことで、予想されていたこととはいえ、中国経済を牽引してきた不動産業界の信用不安は一段と深刻化する。

スバル「空飛ぶクルマ」コンセプトモデルを公開 技術実証も実施

SUBARU(スバル)は10月25日、東京ビッグサイトで開幕した「ジャパンモビリティショー2023」で「空飛ぶクルマ」のコンセプトモデルを公開した。「スバルエアモビリティ コンセプト」の名称で披露した電動モーターとバッテリーで駆動する電動垂直離着陸機(eVTOL=イーブイトール)と呼ばれるタイプ。幅4.5m、全長6mほどで、具体的な商用化は未定。ただ、今回のコンセプトモデルに近い実証機を開発して、技術的な実証を行っていることを明らかにした。
同社は中島飛行機をルーツに持ち、現在もヘリコプター製造や大型の航空部品製造を手掛けている。