ミャンマー国軍 37郡区に戒厳令 民主派の摘発強化か

ミャンマー国軍は2月2日、国営テレビを通じて全国の330郡区のうち37郡区で戒厳令を発令したと発表した。戒厳令の対象となったのは西部チン州、東部カヤ―州など民主派の武装抵抗グループや少数民族の武装勢力が国軍と激しく衝突している地域で、反国軍の組織や協力者の摘発を強化する狙いがあるとみられる。

ZHDとヤフー・LINEの3社が23年度中めどに合併へ

Zホールディングス(ZHD)は2月2日、2023年度中をめどに、傘下のヤフー、LINEの3社が合併する方針を発表した。合併方式や詳細な日程などは今後詰める。
ZHDの代表取締役でLINE社長の出沢剛氏(49)が4月1日付で社長CEO(最高経営責任者)に昇格する。川辺健太郎社長(48)は代表権のある会長に就く。

天皇誕生日 令和初の一般参賀実施を発表 事前申込で

宮内庁は2月2日付で、23日に皇居で開催する天皇誕生日一般参賀の要領を発表した。午前10時すぎから正午にかけて3回行われる予定。感染拡大防止のため、1月の新年一般参賀と同様、事前申込制とし、参賀者を抽選で計4,800人に絞っている。倍率は約13倍だった。
新型コロナウイルス禍の影響で、2020年以降中止されており、令和への代替わり後、初の実施となる。

「水戸の梅まつり」2/11~3/19 4年ぶり通常開催

「第127回水戸の梅まつり」が2月11日〜3月19日に開催される。主催は水戸の梅まつり実行委員会(事務局、水戸観光コンベンション協会)。主要会場は水戸市の日本三代名園の一つ、偕楽園および江戸時代、水戸藩の藩校だった弘道館。今年は4年ぶりに通常の形で開催できる見込み。

西松建設 食品廃棄物の再資源化へミライエへ出資

西松建設(本社:東京都港区)は2月1日、堆肥化や脱臭装置の製造・販売を主幹事業とするミライエ(所在地:島根県松江市)に出資したと発表した。両社はプラント型堆肥化施設による「食品廃棄物の再資源化事業」を開始する予定。
同事業は、ミライエの独自技術を活用した新たな堆肥化事業で、食品廃棄物を堆肥化することにより、廃棄物の減容・減量化や焼却施設によるCO2削減につながる環境保護にも貢献する。

ヤクルト 中国・無錫第2工場で500億ライト生産開始

ヤクルト本社は2月1日、中国ヤクルトの製造子会社、無錫ヤクルトの第2工場(所在地:江蘇省無錫市)で、1月26日から乳酸菌飲料「ヤクルト500億ライト」の生産を開始したと発表した。生産能力は1日90万本(生産開始時)。同工場の敷地面積は約6万6,660㎡、建築面積約2万3,460㎡、延床面積約3万4,049㎡。
中国大陸では今回の同工場が稼働したことで、広州(第1工場、第2工場)、上海、天津、無錫(第1工場、第2工場)、佛山の5都市7工場の稼働体制となった。

関西百貨店1月売上高 コロナ前の水準にほぼ回復

関西の主要百貨店が2月1日発表した1月の売上高(速報値)は、すべての店舗で前年実績を上回った。3年ぶりに行動制限のない正月を迎え、初売り商船が好調だったほか、1月後半からのバレンタインデーの催事も客数と売上高の増加に繋がった。
その結果、新型コロナウイルス禍前の2020年1月と比べてもほぼ同水準まで回復した。対象は阪急うめだ本店(メンズ館含む)、阪神梅田本店、大丸心斎橋店、大丸梅田店、大丸京都店、大丸神戸店、高島屋大阪店、高島屋京都店、あべのハルカス近鉄本店。

国交省 管理不全 放置空き家の税優遇除外 活用促進策

国土交通省は1月31日、放置された空き家の活用促進策をまとめた。窓や壁の一部が壊れているなど管理不全の空き家を対象に税優遇を見直す。自治体からの改善勧告に対応しない場合、住宅の固定資産税を減らす特例から外す。中心市街地などに限定して建築規制も緩和する。高齢・介護施設に入居して空き家になったり、単身で住んでいた親が亡くなり、相続者になった空き家の所有者に適切な管理や活用を求める。
空き家の総数は、1998年の576万戸から2018年の849万戸へ、この20年で約1.5倍に増えた。このうち賃貸用または売却用を除いた、その他の住宅が349万戸に上り、この20年で約1.9倍に増加している。また、そのうち一戸建て(木造)が最も多い。

日銀 1月の国債購入額23兆円で過去最大に 金利抑制

日銀は2月1日、1月の国債購入額が23兆6,902億円だったと発表した。月間購入額で2022年6月(16兆2,038億円)を上回り、過去最大となった。市場では1月17〜18日の金融政策決定会合で日銀が追加の政策修正に動くとの見方が強まり、金利がさらに上昇。この金利上昇を抑え込むための買い入れが膨らんだ。