埼玉県と中国山西省がPM2.5対策で環境技術協力

埼玉県と中国山西省がPM2.5対策で環境技術協力

埼玉県は4月の新年度から、姉妹友好関係にある中国山西省の大気汚染改善に協力するため、新たな技術協力を実施する。微小粒子状物質「PM2.5」対策の共同研究や、同省への専門職員の派遣などを予定している。山西省側から2014年12月に協力要請があり、県の環境部長が3月17日、同省環境保護庁を訪問して技術交流の実施に合意した。PM2.5の研究に取り組んでいる埼玉県環境科学国際センター(加須市)を中心に協力事業を進め、分析技術の習得のため山西省からの研修員を受け入れる。4月からの新年度の早い段階で交流をスタートする。NNAが報じた。

日本 首都圏MRT東西線支援 ジョコ大統領訪日で表明

日本 首都圏MRT東西線支援 ジョコ大統領訪日で表明

日本政府が、インドネシアの首都圏で計画されているジャカルタMRT(都市高速鉄道)東西線建設を支援することが3月20日分った。安倍晋三首相が22日に訪日、23日に予定されているジョコ・ウィドド大統領との首脳会談で、円借款の供与を表明する。深刻化するインドネシア首都圏の交通渋滞を緩和し、約1500社が進出する日本企業の投資環境を改善するとともに、日本企業のインフラ輸出を後押しする。MRT東西線は首都ジャカルタの東西を結ぶ約32㌔㍍で、建設から保守・管理までの総事業費は約1000億円規模に上る。政府は国際協力機構(JICA)を通じ、数回に分けて供与する。SankeiBizが報じた。

和歌山県がベトナム農業農村開発省と相互協力の覚書

和歌山県がベトナム農業農村開発省と相互協力の覚書

和歌山県は、ベトナム農業農村開発省と農業や水産業分野について、相互協力する覚書を締結した。県や県内企業はベトナムに対し、栽培や加工、流通技術を指導し、人材を育成する。一方、県内からの企業進出などに協力してもらい、販路拡大の好機にしたいという。県が相互協力の覚書を結んだのは香港、インド・マハラシュトラ州、台湾経済部に次いで4カ所目。仁坂吉伸和歌山県知事とベトナムのカオ・ドク・ファット農業農村開発相が覚書に署名を交わした。紀伊民報が報じた。

ジョコ大統領を公式実務賓客として招待 両陛下とも会見

ジョコ大統領を公式実務賓客として招待 両陛下とも会見

日本政府は3月17日、22~25日、訪日し4日間にわたり滞在するインドネシアのジョコ・ウィドド大統領を公式実務訪日賓客として招待することを決めた。ジョコ大統領とイリアナ夫人は滞在中、天皇・皇后両陛下と会見するほか、宮中午餐会に出席する。安倍晋三首相との首脳会談の後には、首相主催の夕食会にも参加する。

安倍首相 バンドン会議に出席 平和への貢献発信

安倍首相 バンドン会議に出席 平和への貢献発信

安倍晋三首相は3月16日、インドネシアで4月22~24日開かれるアジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念会議に出席する意向を表明した。会議で演説をする予定で、「わが国が平和国家として、地域や世界の平和と発展に大きな貢献を果たしてきたことを発信したい」と強調した。インドネシア政府は中国、韓国を含む首脳を招待しており、安倍首相が中韓首脳と会談する可能性がある。

ブータンの経済大臣が福井訪問 経済,大学交流前向きに

ブータンの経済大臣が福井訪問  経済,大学交流前向きに

ブータンのノルブ・ワンチュク経済大臣が3月11日、西川・福井県知事を表敬訪問した。会談で西川知事が、福井とブータンの経済分野、大学間の交流促進を提案。同大臣は「民間企業の交流をぜひ実現したい。日本企業にブータンへの投資を求めたい」と述べたうえで、福井とブータンの交流に前向きな姿勢を示した。同大臣は13日朝までの滞在中にセーレン(福井市)、清川メッキ工業(同)、池田、永平寺両町などを視察した。今回ブータンの経済大臣が福井県を訪問したのは2013年12月、西川知事がブータンを訪問した際、訪日を要請したことから実現した。福井新聞が報じた。

タイの洪水被害最小化へ高度測量技術導入を支援 日本

タイの洪水被害最小化へ高度測量技術導入を支援  日本

日本政府は洪水被害が多発するタイで、高度な測量技術導入を支援する。全地球測位システム(GPS)の観測地点となる「電子基準点」をタイ各地に設置し、衛星からの情報を随時反映した精緻な地形図をつくる。これにより、浸水地域の迅速な予測を可能にし、被害を最小限にするとともに、日本企業の進出リスクを軽減する。

山口大学・昭和電工 植物工場の海外普及・展開で連携

山口大学・昭和電工 植物工場の海外普及・展開で連携

山口大学と昭和電工は3月11日、共同開発した独自の高速栽培法「SHIGYO法」を用いた閉鎖型植物工場技術の海外展開で連携すると発表した。山口大学と学術交流している海外の大学や研究機関に栽培技術を供与し、植物工場を運営できる人材を育成する。この人材を現地の事業主に派遣して指導する体制を整え、世界規模での植物工場の普及を目指す。ベトナム国家農業大と年内にも連携する。山口大に研修生を受け入れて人材を育成する計画。インドネシアのボゴール農科大、タイのカセサート大も有力な連携候補とする。経済発展で、生野菜の消費が伸びている東南アジアの富裕層の需要を取り込む。

スマトラ島沖地震被災のアチェ州の大学長が講演

スマトラ島沖地震被災のアチェ州の大学長が講演

2004年のスマトラ沖地震で被災したインドネシア・アチェ州から、国立シャークアラ大学のサムスル・リザル学長(52)が訪日し、3月14日に開幕する国連防災世界会議で講演する。リザル氏は14日に仙台市の東北大学川内北キャンパスで開かれるシンポジウムなどに参加し、アチェの教訓を披露するとともに、発展途上国の防災の質を向上させるために、大学の共同研究の推進を呼び掛ける予定だ。リザル氏は1995~2001年に日本に留学し、工学の博士号を取得している。

パナソニック タイのロボット開発・国家プロジェクトに参画

パナソニック タイのロボット開発・国家プロジェクトに参画

パナソニックは3月12日、タイのロボット開発・国家プロジェクト「Center for Advanced Medical Robotics(高度医療ロボット工学センター)」に参画すると発表した。同プロジェクトは、タイにおける医療ロボットの開発と実証が目的。国家プロジェクトの推進などに投資を促すタイのTCELSとマヒドン大学が中心となって、2013~17年の5年間に総額20億バーツ(約70億円)規模で実施される。