来年から州主催で会場変更も検討 ジャカルタ・フェア開幕

来年から州主催で会場変更も検討 ジャカルタ・フェア開幕
 「ジャカルタ・フェア」が中央ジャカルタ・クマヨランの国際展示場(JIExpo)で6月6日、開幕した。同フェアはインドネシアの産業発展を目的に市民の祭典の場として1968年からジャカルタ生誕周年期間中に開かれ、昨年は約1カ月の会期中に450万人が訪れるなど国内最大級の物産展だ。今年も2650の出展者がブースを出すほか、「ミス・ジャカルタ・フェア」や有名アーティストのコンサートも開かれ、7月7日までの会期中、480万人の来場と4兆5000億ルピアの成約が見込まれている。入場料は平日2万5000ルピア、休日3万ルピア。
 ただ、今年は開幕にあたって運営上の問題点が挙げられ、ジャカルタ特別州のアホック副知事は来年から州の主催に切り替えることおよび、会場の変更案も検討していることを明らかにした。現在、同フェアは州の委託を受け、JIExpo社が運営しているが、同副知事は中小企業のブース割り当て面積が少なく多くの苦情が出ているとし、特定の人々のみが恩恵を受けていると指摘した。そして、ジャカルタ・フェアを中小零細企業が多くの利益や恩恵を受けるイベントにしたい-との考えを示した。
 6月10日の開会式にはユドヨノ大統領やジョコウィ州知事が出席する予定。