清水建設 シンガポール初の陽子線治療施設受注
清水建設はこのほど、シンガポール初の陽子線治療施設を備えた「シンガポール国立がんセンター」も建設工事を同国保健省より受注、南部のオートラムロードで着工した。受注金額は約310億円。今回は日韓仏の3カ国・5社を対象に入札方式で行われ、3回の交渉結果を経て受注に至った。
今回受注したシンガポール国立がんセンターは、地上24階、地下4階、敷地面積8405平方㍍、延床面積9万2043平方㍍の大規模病院。地下2~4階を陽子線治療施設とし、厚さ2.5㍍のコンクリートで遮蔽することが大きな特徴。契約工期は37カ月で、2020年5月末着工を目指す。
同社のシンガポール保健省からの大規模病院の受注は、ナショナルハートセンター、イーションコミュニティ病院、チャンギ総合病院メディカルセンターに続き4棟目となる。