清水建設 シンガポール初の陽子線治療施設受注

清水建設 シンガポール初の陽子線治療施設受注

清水建設はこのほど、シンガポール初の陽子線治療施設を備えた「シンガポール国立がんセンター」も建設工事を同国保健省より受注、南部のオートラムロードで着工した。受注金額は約310億円。今回は日韓仏の3カ国・5社を対象に入札方式で行われ、3回の交渉結果を経て受注に至った。
今回受注したシンガポール国立がんセンターは、地上24階、地下4階、敷地面積8405平方㍍、延床面積9万2043平方㍍の大規模病院。地下2~4階を陽子線治療施設とし、厚さ2.5㍍のコンクリートで遮蔽することが大きな特徴。契約工期は37カ月で、2020年5月末着工を目指す。
同社のシンガポール保健省からの大規模病院の受注は、ナショナルハートセンター、イーションコミュニティ病院、チャンギ総合病院メディカルセンターに続き4棟目となる。

近鉄グループHD 台湾鉄路管理局と友好協定

近鉄グループHD 台湾鉄路管理局と友好協定

近鉄グループホールディングス(本社:大阪市天王寺区)と、台湾鉄路管理局(所在地:台湾台北市)は7月6日、事業連携・協力に関する友好協定を締結した。
これにより、両社の相互理解と信頼を深め、友好関係をさらに強化する。また、鉄道事業その他関連事業、流通、レジャーなど幅広い事業分野で連携、協力し、相互に実りある活動を推進する。

出光興産 韓国LG化学と有機ELの特許相互利用で提携

出光興産 韓国LG化学と有機ELの特許相互利用で提携

出光興産(本社:東京都千代田区)とLG化学(本社:韓国・ソウル)は有機EL材料関連分野における特許の相互利用に関する提携契約を締結した。
今回両社はそれぞれが保有する特定領域の特許を相互に利用する提携関係の構築に合意した。これにより両社の材料関連領域が拡大するとともに、他方の知見を生かした開発を行うことで、新しい有機EL材料の創出につなげることが可能となり、省電力化・長寿命化などさらなる高性能な有機EL材料の開発を促進する。
今回の契約締結に伴い、両社は協力してLGディスプレイOLEDディスプレイ事業を材料面から強力にサポートしていく。

ウルトラビジョンを9/1にリンクスシンガポールに

ウルトラビジョンを9/1にリンクスシンガポールに

画像処理のリンクス(横浜市青葉区)は3月1日に買収したシンガポールのウルトラビジョン社(所在地:シンガポール)を、9月1日に社名をリンクスシンガポールに変更する。
同社は、このリンクスシンガポールを通じて今後、日本国内のみならず東南アジア市場への事業拡大を図る。

愛媛銀行 インドステイト銀行と業務提携 進出支援

愛媛銀行 インドステイト銀行と業務提携 進出支援

愛媛銀行(愛媛県松山市)は顧客企業の海外進出支援強化の一環として6月30日、インドの大手商業銀行、インドステイト銀行(本店所在地:ムンバイ市)と業務提携の覚書を締結した。同日から取扱いを開始した。
今回の業務提携により①現地の投資環境、投資インセンティブおよび外資規制などの各種情報提供②ビジネスマッチング③金融サービス(口座開設、外国為替など)の提供④スタンドバイL/C(保証)に基づく現地融資-などで、顧客企業のインドでのビジネスを一層積極的にサポートする。

ヤマトHD 海外向け生鮮品で新輸送サービス「YNA」

ヤマトHD 海外向け生鮮品で新輸送サービス「YNA」

ヤマトホールディングス傘下のヤマトグローバルロジスティクスジャパン(本社:東京都中央区、以下YGL)は7月3日から、パレット単位で輸送する果物、野菜や日本酒などの温度管理が難しい生鮮品の品質や鮮度を保持したまま、コストを抑制する新たな航空輸送サービス、Yamato National Aircargo(YNA)の本格展開を開始した。
これに先立ちファーストユーザーとして、オイシックスドッと大地(東京都品川区)が運営する「Oisix香港」で同サービスを導入し、従来より廃棄ロスを約15%、輸送コストを約10%のそれぞれ削減につなげているという。
YGLは、このサービス「YNA」により日本国内と変わらない、新鮮な状態で生鮮品、食品などを受け取ることができるコールドチェーンの構築を目指す。

ウェルシィ ミャンマーで水処理・分析事業で合弁

ウェルシィ ミャンマーで水処理・分析事業で合弁

三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)のグループ会社、ウェルシィ(東京都品川区)は、Myanmar Water Engineering &Products Co.,Ltd.(ミャンマー・ヤンゴン市、MWEP社)との間で、水処理および水質分析事業等を行う合弁会社を設立し、7月10日から営業を開始する。
合弁新会社「MW Aqua Solutions Co.,Ltd.」の資本金は75万米㌦で、出資比率はウェルシィ60%、MWEP社40%。
高い経済成長率を維持するミャンマーでは大都市であるヤンゴンでも水道普及率の低さや水道施設の老朽化など運営面を含む上下水道システムの整備が喫緊の課題となっている。また、水質分析を含めた上水処理技術の高度化も求められている。

アリババG 中国日立Gと提携 クラウドサービス拡大へ

アリババG 中国日立Gと提携 クラウドサービス拡大へ

アリババグループのクラウドコンピューティング部門、アリババクラウドは7月5日、中国日立グループと製造、財務、自動車、IoTなどの業界におけるデータインテリジェンスの利用拡大を目指した提携を発表した。
今回の提携により、ITソリューション、ソフトウェア開発、産業アプリケーションにおける日立の豊富な経験と、アリババクラウドの大規模なコンピューティング能力、グローバルデータセンターネットワークが組み合わされる。

濃飛倉庫運輸 バンコク駐在員事務所を開設

濃飛倉庫運輸 バンコク駐在員事務所を開設

濃飛倉庫運輸(岐阜市)はこのほど、タイ・バンコク市内に駐在員事務所を開設、7月3日から業務を開始した。今後、生産地として発展が予想される西アジア地区の開発、メコンデルタを中心とした陸路サービスの構築や、海外販売の物流拠点開発のため。

エースコック ミャンマーにヤンゴン工場竣工

エースコック ミャンマーにヤンゴン工場竣工

エースコック(本社:大阪府吹田市)の子会社、エースコックミャンマー社(本社:ミャンマーヤンゴン市)は7月4日、ヤンゴン工場の竣工記念式典を執り行った。
同工場は日本の技術を駆使した最新鋭の即席めん工場で、CO2排出量を抑えたボイラーを導入し、ミャンマーで初となるJCMの対象として日本の環境省から認定された工場。敷地面積は4㌶、工場延床面積は1.3㌶、生産能力は年間3億食。エースコックが100%出資するエースコックミャンマー社の資本金は3000万米㌦。