住友化学 中国の自動車材事業拡充へ生販体制強化

住友化学 中国の自動車材事業拡充へ生販体制強化

住友化学工業は中国の自動車材事業強化のため、新たに四川省成都市にポリプロピレン(PP)コンパウンドの生産販売拠点を設け、遼寧省大連市の既存拠点に熱可塑性エラストマー(TPE)の生産設備を導入する。
PPコンパウンドはPPに合成ゴム、ガラス繊維、無機フィラー等を混錬し、機能性や剛性を向上させた高性能な材料で、自動車のバンパーや内装材などに使われている。TPEは主にエアバッグカバー材やボディシール材などの自動車部材として使用されている。

mhエンタープライズ 台湾でmod’s hairの理美容機器

mhエンタープライズ 台湾でmod’s hairの理美容機器

三栄コーポレーション(東京都台東区)の子会社で、家電を手掛けるmhエンタープライズ(東京都台東区)は今春から、台湾で理美容ブランド”mod’hair(モッズ・ヘアー)”の販売を開始した。
台湾での展開製品はヘアアイロンの5機種。販路は専門店、家電量販店、ドラッグストアなどのほか、ECサイトでも販売開始している。
日本国内と同様に、店頭でのデモンストレーションやテレビショッピングへ積極的に露出しながら、ブランド認知を高めていき、今後3年をめどに、現在の2倍となる1000店舗以上での取扱店舗数を目指す。

日通ロジ ミャンマー・ティラワSEZに倉庫新設

日通ロジ ミャンマー・ティラワSEZに倉庫新設

日本通運の現地法人、日通ロジスティクスミャンマーは、ティラワ経済特別区(SEZ)に建設を進めていた多機能ロジスティクス倉庫「ティラワ・ロジスティクス・センター」を竣工し、6月1日から営業を開始する。
同センターでは、同国内で唯一ティラワSEZだけに認められている保税機能を活かした保税保管サービスを提供する。また、温度管理や防カビ対策が求められるアパレル製品、化学品保管を対象とした定温除湿庫を設置している。
ティラワSEZは、ヤンゴン市街地から南東へ約20㌔㍍に位置する、日本とミャンマー官民が共同開発した工業団地で、日本をはじめタイ、シンガポールなど16カ国、約80社(2017年3月末現在)が進出を決めている。進出企業の主な業種は建材、食品飲料・アパレル・自動車関連。

国分G本社 中国・深圳と上海に物流センター新設

国分G本社 中国・深圳と上海に物流センター新設

国分グループ本社(本社:東京都中央区)の中国における低温物流を担う子会社、濰坊三慧物流有限公司(本社:中国・青島市、以下、三慧物流)と、国分の関連会社、上海恒孚物流有限公司(本社:中国・上海市、以下、上海恒孚物流)は、それぞれ広東省深圳市および上海市に新しい物流センターを相次いで新設した。
三慧物流は、山東省(青島)に2カ所、広東省(深圳)に1カ所それぞれ物流センターを設置しているが、今回広東省の拠点を移転し、物流センターを新設した。同センターの敷地面積は5000平方㍍、建設延床面積は4800平方㍍、冷凍・冷蔵・常温庫を装備している。
上海恒孚物流は、嘉定区で運営していた2つの物流センターを集約し、大型三温度帯物流センターを新設した。冷凍エリア6000平方㍍、定温エリア5000平方㍍、常温エリア6500平方㍍を設けている。

堀場エステック・コリア社の新拠点が完成

堀場エステック・コリア社の新拠点が完成

堀場エステック(本社:京都市南区)グループは韓国・ソウル市から南に約40㌔㍍に位置する龍仁(ヨンイン)市に半導体などの生産工程で使用されるガス・液体の流量制御機器を主に生産・販売する新拠点を完成させ、旧社屋から移転した。これは、同グループ会社、堀場エステック・コリア社の新拠点で、設計、生産、販売、サービス部門が新社屋に移転した。
新拠点の建屋は鉄筋コンクリート造4階建て、延床面積約5263平方㍍、従業員数54名。

江崎グリコ シンガポールにASEAN地域統括会社

江崎グリコ シンガポールにASEAN地域統括会社

江崎グリコは6月1日付でシンガポールにASEAN地域を統括する子会社「Glico Asia Pacific Pte.Ltd.」を設立する。この新会社の資本金は1900万シンガポール㌦(約15億円)で、同社が100%出資する。
ASEAN市場は、経済成長に伴う市場拡大と顧客購買力が高まり、今後も中長期的に大きな成長が見込まれている。このため、統括会社を設立することで、顧客から支持されるブランドの確立並びに事業拡大を加速させる。

ロームとシンガポールIME AIチップ共同研究で合意

ロームとシンガポールIME AIチップ共同研究で合意

半導体メーカーのローム(京都市右京区)と、シンガポール科学技術研究庁の世界的な研究機関であるマイクロエレクトロニクス研究所(IME)はこのほど、次世代工場向けにセンサーノード上で装置の異常を検知する人工知能(AI)チップの共同研究を行うことで合意した。
この研究では、サーバーで処理していた異常検知アルゴリズムを半導体チップに搭載し、センサー情報をセンサーノード内で処理することで、システム全体の消費電力を大幅に低減するとともに、あらゆる装置に搭載可能な汎用性の高い異常検知機能を提供する。

JR西日本・台湾鉄路管理局 SLで観光振興へ姉妹協定

JR西日本・台湾鉄路管理局 SLで観光振興へ姉妹協定

台湾鉄路管理局と西日本旅客鉄道(JR西日本)は、双方のSL、2014年に動態復元された台湾のCT273列車と、山口線で運転されているC57-1列車「SLやまぐち号」との姉妹列車協定を締結する。両列車は同じC57形で、これらのSLを起点に沿線の観光振興に取り組んでいく。

日通 中国欧州クロスボーダー鉄道輸送サービス拡大

日通 中国欧州クロスボーダー鉄道輸送サービス拡大

日本通運の現地法人、日通国際物流(中国)有限公司と欧州日本通運有限会社は5月22日から、中国欧州間クロスボーダー鉄道輸送サービスの取り扱い可能な都市と輸送ルートを大幅に拡大する。
ユーラシア大陸内の鉄道を利用した輸送を「Eurasia Train Direct」と呼称を統一し、新規ルートの開発と販売の強化を進める。

ミロク情報サービス フィンテックで韓国2社と提携

ミロク情報サービス フィンテックで韓国2社と提携

財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発するミロク情報サービス(東京都新宿区、以下MJS)は、子会社のMJSファイナンス&テクノロジー(東京都中央区、以下MFT)とともに、フィンテック分野のサービス提供を開始する。このため、MJSは韓国の2社と資本業務提携を締結し、両社からの技術支援を受けるとともに、国内およびアジア各国での販売権を獲得する。
今回提携するのはマルチスマートカードを開発・提供するBrillant TS(ブリリアンツ、本社:韓国ソウル市、以下BRTS社)と、Phone2Phone決済技術を開発・提供する韓国FNC(エヌエフシー、本社:韓国ソウル市、以下NFC社)の両社。
MJSがBRTS社の株式を約3億円で取得し、同社発行株式総数の約14%を保有した。またNFC社の株式も約3億円で取得し、同社発行株式総数の約23%を保有する。
MJSとMFTは2017年末までに大手カード会社をはじめとする企業・法人を通して、日本で初めてとなるマルチスマートカードの提供を予定している。