電通海外本社 豪の有力2社を相次ぎ傘下に

電通海外本社 豪の有力2社を相次ぎ傘下に

電通(東京都港区)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」がこのほど、オーストラリアの有力デジタルマーケティング・エージェンシー2社を傘下に収めた。
メルボルン市に本社を置くスコーチ社の株式51%の取得と、今後完全子会社化することで同社株主と合意した。また、ブリスベン市に本社を置くサーチ・ファクトリー社の株式100%を取得することで、同社株主と合意した。
オーストラリアではシドニー、メルボルン、ブリスベンが主要な広告市場となっている。電通グループは、今回相次ぎ有力企業を傘下に収め、オーストラリア全土でのビジネスの拡大を目指す。

鈴木商館 インドネシアに現地法人設立

鈴木商館 インドネシアに現地法人設立

鈴木商館(東京都板橋区)はこのほど、インドネシアに現地法人「ハイテク・バキューム・サービス インドネシア」を設立すると発表した。
同社はこれまでハイテク・バキューム・サービスのマレーシアとタイの現地法人で東南アジア地域の真空ポンプのメンテナンスを行ってきた。今回、インドネシア需要の高まりと同国内でのきめ細やかな対応を推進するため、現地法人を設立することになった。
新会社の資本金は26億ルピア。真空ポンプのメンテナンスを担う。10月に営業開始の予定。出資比率は鈴木商館51%、DAICHI KOKI49%。

JNC 中国で複合繊維製造設備を増設 衛生材料不織布

JNC 中国で複合繊維製造設備を増設 衛生材料不織布

JNC(東京都千代田区)は6月13日、中国江蘇省蘇州市の持分法適用関連会社「芸愛絲維順(蘇州)繊維有限公司」のポリオレフィン系複合繊維(ES繊維)の製造設備を増設すると発表した。
ES繊維はJNC独自の熱接着性複合繊維で、接着剤を使わず熱により繊維を互いに接着することが可能だ。ES繊維を用いて製造された不織布は柔軟で、かさ高性があることから現在、紙おむつ、生理用品などの衛生材料に広く使用されている。
芸愛絲維順(蘇州)繊維有限公司への出資比率はJNCファイバーズ50%、FiberVision A/S(デンマーク)50%。増設による生産能力は年間約1万4,500㌧で、投資額は約23億円(2,200万米㌦)。7月に着工し、2018年7月に竣工予定。

丸紅 モザンビーク天然黒鉛の日韓向け独占販売契約

丸紅 モザンビーク天然黒鉛の日韓向け独占販売契約

丸紅は6月10日、オーストラリアのSyrah Resources Limited(ビクトリア州メルボルン、以下Syrah)と、Syrahがモザンビークで採掘する天然黒鉛鉱石を原料とする球状化天然黒鉛の日本・韓国向け独占販売契約を締結したと発表した。
球状化天然黒鉛はリチウムイオン電池の主原料。近年、エコカーや大型モバイル機器の普及による蓄電需要の増加に伴い、リチウムイオン電池とその原料市場の急拡大が続き、新規供給元の確保が業界として望まれていた。
今回の契約成立で、丸紅は2018年から生産開始予定の年間最大5万㌧の球状化天然黒鉛を安定供給できる体制を構築する。これにより、次世代産業の柱の一つとして日本政府が力を入れるリチウムイオン電池産業の育成と発展に寄与する。

日立キャピタル 香港新会社を増資、特定子会社化

日立キャピタル 香港新会社を増資、特定子会社化

日立キャピタル(東京都港区)は6月13日、香港に設立する子会社、Hitachi Capital Management(China)Ltdへの資本金を増資し、特定子会社化すると発表した。
新会社は6月20日設立予定で、資本金は1億7,500万香港㌦(約25億2,000万円)、日立キャピタルが100%出資する。日立グループとの連携による公共およびヘルスケア案件の拡大や、リスクマネジメント強化に取り組む。

JT フィリピンにアジア4カ所目のたばこ工場

JT フィリピンにアジア4カ所目のたばこ工場

日本たばこ産業(JT)は、フィリピンのバタンガス州リパ市の工業団地にたばこの製造工場を設置する。アジアではマレーシアなど3カ国に次ぐ4カ所目の生産拠点となる。
工場は、工業団地「リマ・テクノロジーセンター(LTC)」に建設する。すでに着工済みという。LTCはフィリピン経済区庁(PEZA)の認定を受けている。PEZAは輸出加工企業などに対し、法人税免除措置(インカムタックスホリデー=ITH)などの優遇措置が与えられている。NNAが報じた。

オプトとJ.E.T.がインバンド支援で業務提携

オプトとJ.E.T.がインバウンド支援で業務提携

アジア10エリアにおけるオンラインサービス・マーケティング事業を行っているオプトグループのOPT SEA Pte.,Ltd(本社シンガポール、以下OPT SEA)と、アジア地域での映像制作プロデュース・マーケティング事業を行うJounal Entertainment Tribute(本社 東京都中央区、以下J.E.T.)は6月10日、アジア地域のインバウンド事業で業務提携契約を締結したと発表した。
両社は中国、韓国、台湾、香港およびASEAN(ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン)からの訪日外国人客向けマーケティングプロモーション事業(インバウンドプロモーション事業)で提携する。
今後両社はアジア各国での映画・テレビドラマで旅行番組等の、日本国内での撮影を誘致し、さらに同映画・番組放送時に、地方自治体や日本企業が現地でプロモーションする際のサポート事業を提供開始する。

SGホールディングス 比大手物流LBCと業務提携

SGホールディングス 比大手物流LBCと業務提携

SGホールディングス・グループの海外事業統括会社、SGホールディングス・グローバルPTE.LTD.は6月10日、フィリピン大手物流企業LBC EXPRESS社(本社マニラ)と、フィリピン国内のデリバリーおよびロジスティクス事業領域において業務提携契約を締結したと発表した。
今回の提携により、SGホールディングス・グループの現地法人である「佐川急便フィリピン」で展開しているフレイト・フォワーディング、国際エクスプレス事業と、LBC EXPRESSの持つ国内デリバリー、ロジスティクス事業の機能を一体化させることで川上から川下への一貫物流サービスをさらに拡充していく。

東洋製罐GHD 印合弁子会社NCCの設立完了

東洋製罐GHD 印合弁子会社NCCの設立完了

東洋製罐グループホールディングス(東京都品川区)は6月10日、インド企業との合弁による連結子会社の設立手続きが完了したと発表した。
合弁新会社「NCC Crowns Private Limited」の資本金は2億8,300万インドルピー(約5億3,400万円)、持株比率は日本クロージャー66.7%、Carlsberg India33.3%。従業員20人(予定)。ビール、飲料用キャップを製造販売する。
日本クロージャーおよびCarlsberg Indiaは7月をめどに追加出資し、合弁会社の資本金は3億6,900万インドルピー(約6億9,700万円)となる予定。

カネミツ インド・プーリ事業で新会社設立

カネミツ インド・プーリ事業で新会社設立

鋼板製プーリの製造販売を手掛けるカネミツ(兵庫県明石市)はこのほど、インド事業を展開している子会社のJBMK(JBM Kanemitsu Pulleys Pvt.Ltd.)と、REP(Rose Engineered India Pvt.Ltd.)が合弁で新会社を設立するための覚書を結んだと発表した。
プーリ事業の競合先であるREPと合弁で新会社を設立することにより、インド市場で拡販を推進し、一層の業容拡大を図る。10月ごろに合弁契約書を締結し、2017年10月ごろに新会社を設立する予定。