ホットリンク 香港に子会社 インバウンド消費把握

ホットリンク 香港に子会社 インバンド消費把握

ビッグデータ分析などを手掛けるホットリンク(東京都千代田区)はこのほど、香港に全額出資の子会社「ホットリンク・ホンコン」を設立すると発表した。中国本土やアジア各国・地域からの訪日外国人旅行者の消費トレンドに関するレポートを作成し、日本企業に販売する。
新会社の資本金は10万HK㌦(約140万円)。6月中旬に設立する予定。同社が海外に全額出資の子会社を設立するのは初めて。東南アジア市場の拠点として位置付ける。

JA全農合弁 シンガポールに新業態の実験店開設へ

JA全農合弁 シンガポールに新業態の実験店開設へ

JA全農などが出資するわしょくワークス(東京都品川区)は2017年3月までをメドに、シンガポールに新たな業態の実験店を開設する。店内での飲食と持ち帰りの両方が可能な、すし和食店とする計画だ。
この海外事業の推進に向け、6月中にすし店や鮮魚店を展開する魚力(東京都立川市)を引受先とする第三者割当増資を実施。魚力はわしょくワークスの19.2%の株式を取得し、同社の事業に参画する。
新業態店の料理の価格帯は持ち帰りで1人前当たり1,300円程度を想定。店内でのディナーでは同3,000弱を見込んでいる。
わしょくワークスには全農が49%、飲食店の運営や外食のコンサルティングなどを手掛けるフードワークス(東京都品川区)が51%を出資している。NNAが報じた。

ダスキン マレーシア最大のドーナツチェーン買収

ダスキン マレーシア最大のドーナツチェーン買収

ダスキンは6月9日、マレーシア最大のドーナツチェーン「ビッグアップル」を運営する「ビッグ・アップル・ワールドワイド・ホールディングス」(BAWH、本社クアラルンプール)を買収すると発表した。
株式90%を取得し、連結子会社化する。譲渡額は非公表。株式引き渡しは12月1日。ダスキンは現在、マレーシアのほか、中国(上海)、台湾、韓国、タイ、フィリピン、インドネシアで、「ミスタードーナツ」を展開している。

JALの燃油サーチャージ 9月発券分まで不要

JALの燃油サーチャージ 9月発券分まで不要

JALは6月8日、「燃油特別付加運賃(通称「燃油サーチャージ」)を、4月から7月の発券分に引き続き、8月から9月の発券分についても適用はしないと発表した。
同社は燃油特別付加運賃額を2カ月ごとに、直近2カ月間の燃油市況の平均価格に基づき見直している。

三菱UFJ銀 アユタヤ銀、横浜経営支援財団と協定

三菱UFJ銀 アユタヤ銀、横浜経営支援財団と協定

三菱東京UFJ銀行は連結子会社のタイの大手商業銀行、アユタヤ銀行と6月8日、公益財団法人横浜企業経営支援財団(以下、IDEC)と海外ビジネス支援事業の連携と協力に関する協定を締結したと発表した。
目的は①タイの経済等に関するセミナーの実施②アユタヤ銀行がタイで実施する商談会で、現地でのビジネスマッチングの実施③横浜市内中小企業の海外進出支援-など。

東銀リース ミャンマーに駐在員事務所開設

東銀リース ミャンマーに駐在員事務所開設

東銀リース(東京都中央区)は6月7日、タイの現地法人BTMU Leasing(Thailand)Co.,Ltd.(以下、BTMLT)が、ミャンマー・ヤンゴンに外資系リース会社として初めて、駐在員事務所を開設すると発表した。ミャンマー中央銀行の認可を取得した。7月~8月に開設する予定。
当面は市場調査活動が中心となるが、今後のミャンマーのリース市場拡大を視野に入れ、提携関係にある現地大手銀行とも協働していく。

川崎汽船 マレーシア・テナガ社向けの傭船契約締結

川崎汽船 マレーシア・テナガ社向けの傭船契約締結

川崎汽船は6月6日、TNB Fuel Services Sdn Bhd(TNBF社)が実施したマレーシア船社対象の長期連続航海傭船契約入札で、同社がマレーシアで設立した合弁会社のパートナー企業のHalim Mazmin Group(HMG)が、テナガ・ナショナル向け電力炭の連続航海傭船契約を締結したと発表した。
この結果、2016年9月から輸送を開始、共同保有船により10年間にわたりインドネシア、南アフリカ、オーストラリアから、マレーシアまで年間150万㌧の電力炭を輸送する。

京セラ 中国江西省贛州市に機械工具事業の新工場

京セラ 中国江西省贛州市に機械工具事業の新工場

京セラは6月6日、中国贛州(かんしゅう)市に建設を進めていた「京セラ精密工具(贛州)有限公司」(以下、KPTG)の新工場が完成したと発表した。6月3日に竣工式を執り行った。
KPTGは、自動車生産台数世界一を誇る中国で、今後も拡大が予想される同産業向けの切削工具需要に対応するため、2015年1月、贛州海盛タングステンモリブデン集団有限公司との合弁で設立された。機械工具事業における既存の生産拠点(東莞・珠海・上海)との連携を強化することにより、中国国内での一貫生産を実現した。敷地面積は約2万平方㍍、総床面積は約2万3,000平方㍍。超硬チップを生産する。

三菱自動車 タイからの輸出累計300万台突破

三菱自動車 タイからの輸出累計300万台突破

三菱自動車はこのほど、タイからの輸出台数が累計300万台を突破したと発表した。2013年に200万台を突破してから3年ぶりの大台更新となった。
同社のタイ拠点はグループで海外最大の生産能力を持ち、ASEAN(東南アジア諸国連合)事業の地盤を支えている。タイ法人ミツビシモーターズ・タイランド(MMTh)は現在、チョンブリ県のレムチャバン港近郊に3工場を保有、生産能力は計42万台。昨年度の生産台数33万2,002台の大部分を海外に出荷。輸出先はアジアが3割近くを占めている。

住友化学 インド農薬事業会社ECCの株式取得で合意

住友化学 インド農薬事業会社ECCの株式取得で合意

住友化学工業は6月6日、インドの農薬事業会社エクセルクロップケア社(マハラシュトラ州ムンバイ、以下ECC社)の株式44.98%を、創業家および金融投資家から取得することで合意したと発表した。
また、インド証券取引法の規定に従い、公開買い付けにより住友化学グループで最大75%までのECC社株式の追加取得を実施する予定。
今回の合意により、同国の農薬市場で第5位の売上規模を持つECC社をグループに迎え入れることで、インドにおける事業基盤の整備、強化につなげる。