電通 アジアのBtoB広告強化へバンド社買収で合意

電通 アジアのBtoB広告強化へバンド社買収で合意

電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は12月7日、シンガポールと香港でBtoB(企業間取引)ソリューションを顧客企業に提供する2つの広告会社バンド社の全株式を取得することで、同社株主と合意したと発表した。
買収後は電通グループでBtoB領域をカバーするカラ・エンタープライズのシンガポールの拠点と合併。ますます増大するアジア太平洋地域でのBtoB広告需要に対応するとともに、各地に展開するグループ各社との連携を図ることで、シナジーの創出を図っていく。

プラスチック成形ヤマト、比の日系同業を子会社化

プラスチック成形ヤマト、比の日系同業を子会社化

プラスチック成形などの生産・販売を手掛けるヤマト・インダストリー(埼玉県川越市)は12月4日、フィリピンの日系同業のビッグ・フィリピン(BPC、カビテ州)を子会社化すると発表した。
年内をめどに株式の79.7%(議決権付き39万8748株)を取得する予定。取得価格はアドバイザリー費用を含めて6億4000万円。
中大型の成形品を得意とするヤマトは、BPCが製造・販売する小型の精密成形品を製品ラインアップに加えることで、収益の多角化を図る。

東武鉄道 12/18台湾鉄路管理局と友好鉄道協定締結

東武鉄道 12/18台湾鉄路管理局と友好鉄道協定締結

東武鉄道(東京都墨田区)と台湾鉄路管理局(台北市、台鉄)は12月18日、両者の社長および台鉄局長出席のもと、台鉄台北駅で友好鉄道協定を締結する。
これを機に、台鉄樹林駅(台湾新北市)および東武スカイツリーライン浅草駅(東京都台東区)で、両者共通デザインの記念エンブレムを掲出した特急列車の出発式を同日のほぼ同時刻に実施する。東武鉄道の海外鉄道事業者との友好協定締結は初めて。
また、これを記念して両者は記念乗車券および相互乗車券交流サービスを実施する。

電通 比アスパック社の株式70%取得で合意

電通 比アスパック社の株式70%取得で合意

電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は12月4日付で、フィリピンのクリエーティブエージェンシー「アスパッククリエーティブコミュニケーションズ」(マカティ市)の株式70%取得と、今後段階的にシェア拡大して完全子会社化するオプションを電通グループが持つことで、同社株主と合意したと発表した。
アスパック社はフィリピンにおける老舗クリエーティブエージェンシーとして、国内外の大手企業を顧客として抱えている。

NTTベトナム・ハノイでVMGと合弁会社設立

NTTベトナム・ハノイでVMGと合弁会社設立

NTTベトナム(東京都千代田区)は12月2日、ベトナム国営の電気通信事業者であるVietnam Posts and Telecommunications Group(ベトナム郵電公社、VNPT)のグループ会社であるVMG Media Joint Stock Company(VMG)と、ベトナムでクラウドゲームをはじめとした付加価値サービス卸事業などを行うため、ハノイに合弁会社を設立することで合意したと発表した。
合弁会社は2016年1月にドンダー区のビエンドン・ビルディングに設立する予定。資本金は1000億ドン(445万米㌦、約5億3000万円)で、NTTベトナムが49%、VNPTのグループ会社であるVMGメディアが50.5%出資する。NTTベトナムが合弁会社を設立するのは初めて。

マルチは1割増の11万台 インド11月乗用車販売

マルチは1割増の11万台 インド11月乗用車販売

インドの主要自動車メーカーの11月乗用車販売統計が出そろった。最大手マルチ・スズキの国内販売は前年同月比10.6%増の11万599台だった。
これに対し、他の日系2社は販売台数を減らした。ホンダカーズインディア(HCIL)は3.6%減の1万4712台、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は15.6%減の1万278台だった。
車種別にみると、マルチの小型セダン「ディザイア・ツアー」が69.1%増の3363台。国内販売の半分近くを占める「スウィフト」「リッツ」「セレリオ」「ディザイア」の小型ハッチバックは合わせて19.5%増の4万4626台だった。HCILのセダン「シティ」が12.6%減の6342台、小型セダン「アメイズ」は24.0%増の4106台。TKMのセダンの新型カムリが好調で65%増となった。
このほか、ヒュンダイ・モーター・インディアは22.9%増の4万3651台、マヒンドラ&マヒンドラは35.9%増の1万9662台だった。NNAが報じた。

東レ タイから浄水場向けUF膜「トレフィル」受注

東レ タイから浄水場向けUF膜「トレフィル」受注

東レは12月1日、タイ・バンコクの膜ろ過水道浄水設備向けに、中空糸限外ろ過(UF)膜「トレフィル」を受注したと発表した。2016年中に納入する予定。
トレフィルは地場の水供給会社タイ・タップウオーター・サプライ(TTW)が建設・運営する設備に導入される、同浄水プラントは17年稼働予定。1日の処理規模は11万立方㍍で、東南アジアで最大規模の膜ろ過水道浄水設備となる。
トレフィルは水中を浮遊するミリ単位の小さなゴミや病原菌などの微生物を効率的に除去する水処理膜。東レはこれまで、東南アジアではシンガポールにおける海水淡水化や下廃水再利用などの水処理膜事業を進めてきた。今回のタイでの大型案件受注を機に、今後も東南アジアでの水質向上のニーズに応えていく。

大塚製薬 カンボジアで「ポカリスエット」発売

大塚製薬 カンボジアで「ポカリスエット」発売

大塚製薬は12月1日、カンボジアでイオン飲料「ポカリスエット」の販売を開始すると発表した。
グループ会社「東亜大塚」(韓国)の工場で生産した製品を、カンボジアの流通代理店を通じて販売する。今回の発売でポカリスエットは世界20カ国・地域での展開となる。今後も各地の文化・習慣に合わせた水分と電解質(イオン)補給の大切さを啓発していく。

パナホーム マレーシアに建築請負の連結子会社

パナホーム マレーシアに建築請負の連結子会社

パナホーム(大阪府豊中市)は12月1日、マレーシアの大手デベロッパー、MKH(セランゴール州)とマレーシアにおいて建築請負を目的とした連結子会社「パナホームMKHマレーシア」設立に関する合意書を締結したと発表した。
新会社の資本金は900万マレーシアリンギット(約2億4900万円)で、パナホームマレーシアが51%、MKHの子会社が49%出資する。MKHが取り組む複数の住宅やマンション開発の建築請負を目的として、12月下旬に発足を目指す。
パナホームは2018年度に海外事業で500億円、うちマレーシアでは150億円の売り上げを目標としている。

パソナG ベトナム・ハノイに「BPOセンター」開設

パソナG ベトナム・ハノイに「BPOセンター」開設

パソナグループのパソナテックベトナム(ホーチミン市)は、ソフトウェア開発やCAD製図などのITアウトソーシングやBPOサービスを提供する「ハノイBPOセンター」をハノイに開設し、12月1日から営業開始する。
ハノイには自動車や電機など大手日系企業が数多く拠点を構えており、現地では優秀なエンジニアの人材需要やアウトソーシングサービスのニーズが高まっている。