14年海外建設受注最高に アジアで相次ぎ大型案件

14年海外建設受注最高に アジアで相次ぎ大型案件

海外建設協会(東京都中央区)は5月20日、2014年度の海外建設の受注額が13年度比13.3%増え1兆8153億円だったと発表した。これまで最高だった07年度(1兆6813億円)を上回り、7年ぶりに過去最高となった。病院や空港の大型案件があったアジアなどで受注額が最高となった。アジアでの受注額は8.8%増の1兆2296億円だった。国別にみてもシンガポールが4996億円(27.5%増)と世界の中でも最も多く、タイ(7.7%増)、マレーシア(5.8%増)などアジアの幅広い国々で受注が増えた。日刊工業新聞が報じた。

日本空調サービス バングラに建物設備保守子会社

日本空調サービス バングラに建物設備保守子会社

日本空調サービスは7月1日付で、バングラデシュに建物設備のメンテナンスサービスを行う子会社を設立する。事業開始は2017年7月1日を予定。資本金は約1400万円(12万㌦)で、同社が100%出資する。日系企業向けSEZ(経済特別区)の完成後の2018年以降、日系企業の本格的な進出を予想して進出を決めた。海外進出は中国に次いで2番目となる。

ユーユーワールド マレーシア進出を総合的に支援

ユーユーワールド マレーシア進出を総合的に支援

ユーユーワールド(宇都宮市)はマレーシアへの進出支援ビジネスに乗り出す。マレーシアハラルコーポレーション(MHC、東京都新宿区)と提携し、輸出やハラル認定取得、マレーシア「セランゴール州工業団地」などへの進出支援まで総合的に行う。同国を足掛かりにイスラム圏市場を開拓したい日本の医療器具、美容品、栄養食品メーカーなどに働きかける。日刊工業新聞が報じた。

コヤマ 35億円投じ長野・タイに新工場建設

コヤマ 35億円投じ長野・タイに新工場建設

コヤマ(長野市)は、長野県須坂市とタイに相次いで新工場棟を建設する。国内外で自動車や建設機械用の鋳造部品の需要が旺盛なためで、須坂市には8月に、タイは2016年3月に稼働させる予定。併せて長野市の川中島工場の製造設備を大幅に増強することにしており、合計で約35億円を投資する計画だ。

クボタ タイに16年4月にも研究開発拠点設置

クボタ タイに16年4月にも研究開発拠点設置

クボタはタイで農機事業を強化する。2016年4月にも研究開発センターを設置する。東南アジアのコメやサトウキビなど現地の作物や環境に適した農業機械を開発・改良する。タイ中部パトゥムタニ県の主力工場近くに2万2400平方㍍の土地を確保した。同地に研究開発専用の建屋を建設する。総投資額は6億バーツ(約22億円)。
日本国外の研究開発センターは、中国に次いで2拠点目。また、カンボジアやミャンマーなど他の東南アジア諸国への輸出も拡大する。クボタはタイの製造会社の売上高を、5年後に現在の2倍に引き上げる考えだ。日本経済新聞が報じた。

トランスコスモス 比に拠点 子会社の事業領域拡大

トランスコスモス 比に拠点 子会社の事業領域拡大

トランスコスモス(東京都渋谷区)は5月19日、フィリピンに拠点を新設するとともに、子会社のTMDI(従来のウェブワークスから社名変更)で担ってきた、Webサイト制作に特化してきた事業領域を、運用型広告をはじめとするデジタルマーケティングの運用業務全般に拡大すると発表した。同社はすでにベトナム、インドネシアに拠点を設置しており、フィリピンにも新設することで体制を強化する。

川崎重工 マレーシアから天然ガス圧縮機2基受注

川崎重工 マレーシアから天然ガス圧縮機2基受注

川崎重工はこのほど、マレーシアのTHヘビーエンジニアリングから浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)に搭載されるモーター駆動天然ガス圧縮機2基を受注した。この圧縮機はJX日鉱日石マレーシア石油開発が開発を進めるマレーシアのラヤンオイル・ガス田(サラワク州ビンツル沖合)に設置予定のFPSO用。
FPSOは洋上で採掘した石油や天然ガスから不純物を取り除くなどの処理を施して貯蔵し、直接輸送タンカー等への積み出しを行う浮体式設備。

古河電工パワーシステムズ ベトナムで合弁設立

古河電工パワーシステムズ ベトナムで合弁設立

古河電工パワーシステムズ(横浜市青葉区 FEPS)は5月19日、ベトナムの大手電力部品メーカーと送配電部品を製造・販売する合弁会社を設立すると発表した。現地のパワー・エンジニアリング・ジョイントストック・カンパニー(PEC)との合弁で、ベトナムハイドゥオン省に新会社「ベトナム・ジャパン・パワー・システム(VJPS)」を設置する。VJPSの資本金は400万㌦(約4億8000万円)相当で、出資比率はFEPSが64%、PECが36%。2019年に約19億2000万円の売り上げを目指す。ベトナムで電力インフラの整備が急速に進み、送配電部品の需要が伸びているため、現地で迅速に生産供給対応できるようにする。

ヤマト ベトナム・ホーチミン市に支店設立

ヤマト ベトナム・ホーチミン市に支店設立

ヤマトホールディングスは5月18日、東南アジア地域統括会社のYAMATO ASIA PTE LTD(シンガポール)傘下で、ベトナムでロジスティクス・フォワーディング、海外・国内引っ越しサービスを展開するヤマトロジスティクスベトナム有限会社(ハノイ市)が、ベトナム第二の拠点としてホーチミン市にホーチミン支店を設立したと発表した。同支店では今後、バイクやOA機器のディーラーへの部品供給や、小売店・飲食店への納品などを行う。

尼信 バンクネガラインドネシアと業務提携

尼信 バンクネガラインドネシアと業務提携

尼崎信用金庫(兵庫県尼崎市)は5月18日、インドネシアの大手銀行バンクネガラインドネシア(BNI)との間で、業務協力に関する覚書を締結したと発表した。BNIとの主な提携内容は①ルピア建て口座の開設、スタンドバイクレジットによる融資取引など、インドネシアに進出している取引先企業に対する金融サービスの提供②職員の相互派遣を含む人的交流など。