東洋BENG インドネシア、シンガポールに現法設立

東洋BENG  インドネシア、シンガポールに現法設立

東洋ビジネスエンジニアリング(東洋BENG)は2015年度に東南アジア諸国連合(ASEAN)主要国のシンガポールとインドネシアに現地法人を設立する。ASEANに進出する顧客の日本企業から現地法人の情報システムを支援する要望が強かった両国で体制を整える。同時に新規顧客の獲得に向けた営業体制を強化する。今回の現地法人設立をきっかけに、海外の現地法人全体の売り上げを3年間で2倍に引き上げる考え。

両国に設立する現地法人2社は、日本企業の両国にある拠点に情報システムの導入支援から保守まで一元的に提供する。さらにシンガポールはASEAN地域の日系現地法人の独SAP製品導入支援事業を統括する拠点として、インドネシアは同国内で自社のパッケージソフトウエアを販売する拠点として主に機能させる。2社とも3人体制からスタートし、2年間で10人体制にする。日刊工業新聞などが報じた。

シライ電子工業 タイにプリント配線板子会社設立

シライ電子工業 タイにプリント配線板子会社設立

シライ電子工業(京都市右京区)は3月30日、タイ・バンコクにプリント配線板の販売子会社「シライ電子タイ」を設立したと発表した。資本金は約2200万円。海外子会社の白井電子科技(香港)有限公司、白井電子商貿(上海)有限公司などが出資している。今後の成長戦略の重点市場と位置付ける東南アジアで同社初の現地法人の設置。白井電子タイを拠点に、タイに進出している日系メーカーなどに対する営業活動を強化する。

新日鉄住金エンジ 東南アに廃棄物プラントの営業拠点

新日鉄住金エンジ 東南アに廃棄物プラントの営業拠点

新日鉄住金エンジニアリングは、年内に廃棄物処理プラントの営業拠点を東南アジアに設ける。同地域の経済成長や都市人口の増加に伴い廃棄物が増えており、処理設備の需要が拡大していることに対応する。2017年をめどに年間100億~150億円程度の受注獲得を目指す。

GSIクレオス ベトナム・ハイズン省に駐在員事務所

GSIクレオス ベトナム・ハイズン省に駐在員事務所

GSIクレオスは、香港の現地法人「GSI香港社」の駐在員事務所をベトナム・ハイズン省に開設した。GSI香港社を通じて出資している香港大手企業の生地編み立て・染色工場が、4月にハイズン省で稼働するのに合わせ、原料供給や生地の納期管理に万全の体制で臨むため拠点を設立した。

ヤマハ インドネシアに二輪車開発の新会社稼働開始

ヤマハ インドネシアに二輪車開発の新会社稼働開始

ヤマハ発動機は4月3日、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場向けの商品開発を行っている「アセアン統合開発センター」の更なる機能強化を目的に、インドネシアで1日から新たな二輪車開発拠点となるPT.Yamaha Motor R&D Indonesia(YMRID)を稼働させたと発表した。YMRIDはジャカルタ市内の二輪製造・販売会社PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing 敷地内に拠点を設置。タイのYamaha Motor Asian Center Co.,Ltd(YMAC)とともに、外装変更モデルの開発やカラー&グラフィック変更開発などを行い、アセアン市場ユーザー要望に合致する商品開発を担う。

シークス 中国に電子基板工場 美的集団と合弁

シークス 中国に電子基板工場 美的集団と合弁

電子機器の受託製造サービス(EMS)国内大手のシークスは、中国家電大手の美的集団(広東省)と中国で電子基板の合弁工場を建設する。工場やオフィスに設置する業務用空調機向けで、今夏に稼働させる。合弁工場では3年後に120億円規模の売上高を目指す考えで、中国の有力企業との取引拡大を通じ受託製造業の強化を急ぐ。新工場を運営する新会社はシークスが25%、美的集団が75%出資して4月中にも設立する。工場の投資額は約10億円。日本経済新聞が報じた。

クレディセゾン ベトナムでHD銀と個人ローンに参入

クレディセゾン ベトナムでHD銀と個人ローンに参入

クレジットカード大手クレディセゾンは、ベトナムで個人向けの金融事業を始める。ホーチミン市住宅開発商業銀行(HD銀行)と業務・資本提携を結び、HD銀行の子会社で二輪車や家電向けのローン事業を手掛けるHDファイナンスに出資する。今後はHD銀行と共同でミャンマーなど近隣の東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国でのローン事業も検討する。HDファイナンス社は同国個人ローン市場で国内3位。クレディセゾンの出資額は約50億円とみられ、出資比率は49%になる見込み。日本経済新聞などが報じた。

トヨタが中国とメキシコに新工場建設へ 3~4年後稼働

トヨタが中国とメキシコに新工場建設へ 3~4年後稼働

トヨタ自動車は、自動車需要の増加が見込まれる中国や米国市場向けに生産能力の増強を図るため、3~4年後の稼働開始を目指して中国とメキシコに、新たな工場を建設する計画を固めた。投資額は計1500億円規模に上る見通しで、年間生産能力は合計で30万台増え、世界で1100万台程度となる。トヨタはこれまで既存の工場の生産性向上を優先させるためとして、2013年から3年間は新たな工場の建設を凍結する方針を打ち出していた。

しかし、2015年3月期の営業利益が過去最高の2兆7000億円に達する見通しとなり、業績が回復する中、中国や米国で増加が見込まれる自動車需要を取り込むため、これらの市場に向けた生産能力の増強を図る方針を固めたもの。中国では広州市内に年産10万台規模で、主に小型車「ヤリス(日本名ヴィッツ)」を生産する。メキシコではグアナファト州に同20万台規模の工場を新設し、主に北米向けに輸出する「カローラ」を生産する計画だ。NHKなどが報じた。

JBIC 東栄化学フィリピン法人の増設資金7000万円融資

JBIC  東栄化学フィリピン法人の増設資金7000万円融資

国際協力銀行(JBIC)は4月3日、東栄化学工業(群馬県)のフィリピン法人Philippine Toei Chemical Corporation(PTCC)との間で、融資金額7000万円(JBIC分)を限度とする駆けつけ契約を締結したと発表した。この融資は民間金融機関との協調融資によるもので、当該金融機関及び協調融資総額は非公表。今回の融資はPTCCがフィリピンのガヴィテ州において実施する自動車部品等に使用される工業用ゴム製品の製造・販売事業に必要な資金で、工場設備の増強に充てられる。

 

JBIC 光学レンズのヴイ・エス香港法人に70万㌦融資

JBIC 光学レンズのヴイ・エス香港法人に70万㌦融資

国際協力銀行(JBIC)は4月3日、横浜銀行との間で締結済みの日本の中堅・中小企業の海外事業展開支援のための投資クレジットラインに基づき、融資金額70万米㌦(JBIC分)の貸付契約を締結したと発表した。このクレジットラインの下で契約締結した個別融資は、ヴイ・エス・テクノロジー(東京都)の香港法人VS ASIA PACIFIC LIMITED が実施する産業用光学レンズの販売事業に必要な資金に充てられる。