ガルーダ航空 イスラム債発行で595億円調達へ
インドネシアの国営航空会社ガルーダ・インドネシア航空はイスラム債「スクーク」を発行し、5億㌦(約595億円)調達する。アラブ首長国連邦(UAE)のナショナル・バンク・オブ・ドバイなどのつなぎ融資4億㌦も確保した。同社幹部は「このつなぎ融資は債務の再構築を通じた借り換え策の一環だ」と語った。市場環境が良くなれば、このつなぎ融資を「補強策」として活用する意向も明らかにしている。日経産業新聞が報じた。
ガルーダ航空 イスラム債発行で595億円調達へ
インドネシアの国営航空会社ガルーダ・インドネシア航空はイスラム債「スクーク」を発行し、5億㌦(約595億円)調達する。アラブ首長国連邦(UAE)のナショナル・バンク・オブ・ドバイなどのつなぎ融資4億㌦も確保した。同社幹部は「このつなぎ融資は債務の再構築を通じた借り換え策の一環だ」と語った。市場環境が良くなれば、このつなぎ融資を「補強策」として活用する意向も明らかにしている。日経産業新聞が報じた。
飲料の自動販売機メーカー 中国に本格進出
飲料の自動販売機メーカーが中国に本格進出する。国内最大手の富士電機は、カップに飲料を注ぐ方式の自販機の現地生産を始め、現地企業と販促のための合弁会社も設立。また、サンデンは中国市場に4割多く缶を収容できる機種を投入する。日本経済新聞が報じた。
中国の自販機設置台数は日本の10分の1以下といわれ、それだけに潜在需要は極めて大きい。今後、補充などを担う自販機運営会社が育ち、普及が加速すると判断。日本での伸びが期待できない中、中国を成長エンジンと位置づけ、集中強化する。
都中小企業振興公社 今秋メドにバンコクへ進出
東京都の外郭団体、東京都中小企業振興公社(東京都千代田区)は、タイ・バンコクに進出する。今秋をメドに公社として海外初の事務所をバンコクに設置。現地企業の情報収集や都内の中小企業とのビジネスマッチングなどを手掛ける。自治体が産業振興を目的とした海外拠点を自前で設けるのは珍しい。現地ニーズをいち早くつかみ、迅速に対応するには現地事務所が必要と判断した。同公社は2014年9月、タイ大手のカシコン銀行と業務提携・協力に関する覚書を交わしている。日経MJが報じた。
光生アルミGインド・ハリヤナ州で NKミンダGと新工場
光生アルミニューム(愛知県豊田市)傘下の海外統括会社、光生国際貿易投資有限公司(香港)は2月26日、インドの自動車部品大手N.K.ミンダグループ(ハリヤナ州グルガオン市)とアルミホイールを製造する合弁会社を設立することで合意したと発表した。新会社は「ミンダ・コーセイ・アルミナム」(北工場)で、資本金は6億7200万ルピー(12億4000万円)。ミンダグループが70%、光生グループが30%出資する。敷地面積は約2万8000平方㍍、工場建屋は1万1400平方㍍。新会社の投資額は、2018年度までに総額26億7300万ルピー(49億4500万円)を計画している。
JBIC みずほ銀行とのクレジットでフタムラ化学に融資
国際協力銀行(JBIC)は2月27日、みずほ銀行との間で、フタムラ化学(名古屋市中村区)によるマレーシア法人Scientex Great Wall Sdn. Bhd.(SGW)の株式取得に必要な資金の一部に係る貸付契約を締結したと発表した。これはJBICがみずほ銀行との間で締結済みのM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、みずほ銀行を通じて融資するもの。株式取得金額総額4000万マレーシア・リンギット(約1318万米㌦相当)に対し、JBIC融資承認額は882万米㌦限度。フタムラ化学はプラスチックフィルム等の製造・販売事業を行っており、食品包装用フィルムの中堅企業。
三菱自動車 3社合弁でインドネシアに新工場建設
三菱商事と三菱商事は2月27日、インドネシア西ジャワ州に現地パートナーのPT Krama Yudha」(ジャカルタ市、KY)とともに新生産会社「ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア」を設立し、同所に新工場を建設すると発表した。
合弁新会社の資本金は約200億円。出資比率は三菱自動車51%、三菱商事40%、現地資本クラマ・ユダ9%。新工場は2017年4月に稼働開始する予定。生産能力は年間16万台。総投資額は約600億円。
三菱自動車は14年にインドネシアで8万8000台を販売し、うち6割以上が小型商用車だった。今後は増加が見込まれる乗用車の需要にも対応し、インドネシアで20年に23万台の販売を目指す。
双日 カンボジア~タイ「南部回廊」活用し定期混載輸送
双日は3月から、カンボジア~タイ間で小口貨物に対応した定期混載輸送サービスを始める。中小企業を含めた部品メーカーを中心にサービス提供し、両国およびベトナムを結ぶ幹線道路「南部回廊」を活用して陸送する。輸送期間を大幅に短縮できる。双日の物流子会社の双日ロジスティクス(東京都千代田区)が業務を担う。日本企業が現地で混載輸送を手掛けるのは初めて。日刊工業新聞が報じた。
エーザイ 中国・蘇州市に新工場 18年度下期稼働目指す
エーザイは2月25日、中国の子会社「衛材(中国)訳業有限公司」(Eisai China Inc. 略称ECI)が蘇州工業園区内の錠剤生産工場(現蘇州工場)の移転・拡張に向けて、同工業園区内の新工場用地(新蘇州工場)に新たに錠剤生産棟および管理棟を建設すると発表した。2016年度上期に着工し、18年度下期の稼働を目指す。総投資額は4億元(約76億円)を見込む。新設する錠剤の生産棟は3階建てで、延べ床面積は約2万900平方㍍。管理棟は2階建てで会議室や食堂などを備える。
JFEエンジ ミャンマー建設省との合弁工場を増設
JFEエンジニアリングは2月26日、ミャンマー建設省との合弁により設立したJ&Mスチールソリューションズ(ヤンゴン市)が、タケタ地区の鋼構造物製作工場を拡張することを決めたと発表した。J&Mスチールソリューションズはミャンマーのインフラ整備を担うべく、2014年4月に鋼橋を製作する工場を稼働。道路橋や鉄道橋を受注し、工場はフル稼働状態となっている。こうした中、今後の需要増を見込み、16年3月末までに工場の生産能力を年産1万㌧から2万㌧に倍増する。今回の拡張により、用地は3万2000平方㍍から6万5000平方㍍に倍増し、建屋を8000平方㍍から1万2000平方㍍にに増築し、屋内外のクレーンや橋梁ブロック製作の各工程の設備を増設する。
JBIC・みずほ銀行 ヤマコ中国法人に3億円協調融資
国際協力銀行(JBIC)は2月27日、みずほ銀行との協調融資により、ヤマコ(愛知県)との間で総額3億円(うちJBIC分2億円)の貸付契約を締結したと発表した。これはヤマコの子会社の中国現地法人ヤマコが行う海苔の冷蔵・加工・販売事業に必要な資金を融資するもので、工場設備の増設に充てられる。