不二家 中国でキャンデー増産 新工場で能力2倍に

不二家 中国でキャンディー増産 新工場で能力2倍に

不二家は中国で販売が好調なキャンディーの生産能力を2倍に引き上げる。2016年度までに約10億円を投じ、中国・杭州市にある既存工場の敷地内に新工場を建設する。中国での売上高を14年比約1.4倍の100億円に引き上げることを目指す。中国で菓子の製造・卸売事業を展開する子会社の「不二家(杭州)食品公司」の敷地内に第3工場を新設する。中国市場で「不二家棒棒糖」として販売する「ポップキャンディ」(日本の商品名)の専用工場とする。日本経済新聞が報じた。

ミネベア タイでロッドエンドの生産能力35%増強

ミネベア タイでロッドエンドの生産能力35%増強

ミネベアは2016年にも、タイで航空機向け軸受け製品「ロッドエンド」の生産能力を現状比で35%前後引き上げる。スマートフォン用発光ダイオード(LED)バックライトの生産拠点の新設に伴い、同国ロッブリ工場(ロッブリ県)内に空きスペースが生じることを受け、加工機械を導入し生産開始する計画。航空機メーカーのアジア開拓を後押しし、トップシェアの地位を堅持する。日刊工業新聞が報じた。

日立 アジアで4月からITセキュリティー事業

日立 アジアで4月からITセキュリティ事業

日立製作所はITセキュリティー分野で、アジアに進出する。4月からシンガポールでオフィスの入退館などを管理する監視システムを構築したり、企業からシステム運営を受託したりする事業を始める。2016年にはインドネシアなど5カ国程度に広げて事業を拡大する。シンガポールを本拠地とするインフラ関連の子会社に専門部署をを設けた。日本の高精細のカメラ技術や現地のIT機器などを組み合わせる。

デンソー カンボジア経済特別区に第2の新工場

デンソー カンボジア経済特別区に第2の新工場

デンソーは2月20日、アジア諸国連合(ASEAN)地域における自動車生産の拡大に対応するため、デンソー・カンボジア社の既存工場があるプノンペン経済特別区内に新工場を建設すると発表した。新工場ではマグネトー(二輪車用発電機)、オイルクーラーなどを生産する予定。敷地面積は10万平方㍍、建屋面積9600平方㍍。2016年3月稼働の予定。投資金額は約1900万米㌦(約22億4000万円)。

伊藤ハム NZ食肉大手を子会社化 アジアで事業拡大

伊藤ハム NZ食肉大手を子会社化 アジアで事業拡大

伊藤ハムは2月20日、ニュージーランド(NZ)の食肉大手アンズコフーズの株式約990万株を追加取得し、子会社化すると発表した。アンズコフーズの安定した顧客基盤や製造技術などを活用して、アジアや中東、オセアニアでの海外事業を一層拡大するのが狙い。

伊藤ハムはこれまで筆頭株主として発行済み株式の48.28%を保有してきたが、日本水産やグレイム・ハリオン会長、同会長らが所有する投資持ち株会社JANインベストメンツから4000万NZ㌦(約35億円)で株式を取得し、3月末までに出資比率を65%まで引き上げる。NNAが報じた。

ニチイ学館がフィリピンに英語学校を開校へ

ニチイ学館がフィリピンに英語学校を開校へ

ニチイ学館は、英語を集中して学べる語学学校をフィリピンに開校する。首都マニラ市内のホテルに宿泊しながら英語を習得してもらうシステムで、主に海外赴任を控えた日本のビジネスパーソンを対象に想定している。ニチイ学館子会社で、語学事業を手掛ける豪セルク・イングリッシュ・ランゲージ・センターズ(シドニー)が運営する。語学習得のため、欧米に留学させることに比べ、企業負担は軽くて済むという。2年後に年間850人の利用を目指す。

パナソニック 5月までにカンボジアに家電展示場

パナソニック 5月までにカンボジアに家電展示場

パナソニックは2015年5月までにカンボジア・プノンペン市内で初めてのショールームを設置する。現地で取り扱っている美容家電や調理家電などを置き、料理教室や美容講座などを体験して使い方を知ってもらう。サービスセンターも設置し、サポートサービスやアフターサービスも充実させる。新設のショールームは約440平方㍍で、3人のスタッフを置く。カンボジアではパナソニックのエアコン、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジのシェアは1位という。

不二精機 インドネシアで自動車向け部品の生産増強

不二精機 インドネシアで自動車向け部品の生産増強

金型大手の不二精機はインドネシア工場を増強する。2017年度までに西ジャワ州にバンドンにある同工場で、約3億円を投じ、射出成型機を現状に比べて2倍強の30台程度まで増やして、自動車のモーターやポンプ周りのプラスチック部品の量産を始める。生産品目を増やしながら、13年度に1億円だった現地法人の売上高で10億円を目指す。日経産業新聞が報じた。

宇宙太陽光発電 JAXAが来週から世界発実験

宇宙太陽光発電  JAXAが来週から世界初実験

宇宙に巨大な太陽光パネルを広げて地上に電気を送る「宇宙太陽光発電」の実現に向けて、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが、電気を電波に変え、高い精度で無線で送り、電気として取り出す実証実験を来週から始める。

宇宙太陽光発電は、太陽光パネルで作った電気をマイクロ波と呼ばれる電波やレーザー光に変換して送り、地上のアンテナで受けて再び電気に変える。天候や昼夜に左右されず、地上よりも強い太陽光を使える利点がある。今回の実証実験はこの発電の中核となる無線送電技術の確立を地上で目指す。宇宙利用を想定し、高出力のマイクロ波ビームの方向を制御しながら送る実験は世界で初めてという。

経済産業省の委託を受けた宇宙システム開発利用推進機構と連携し、技術開発してきた。総事業費は同推進機構側が約13億円、JAXA側が約5億円。夢の宇宙太陽光発電へいよいよ第一歩を踏み出す。

JDI 石川県白山市でスマホ向け液晶パネル新工場検討

JDI   石川県白山市でスマホ向け液晶パネル新工場検討

中小型液晶パネル製造大手のジャパンディスプレイ(JDI、東京都港区)は、石川県白山市でスマートフォン向け液晶パネルの新工場を建設することで検討していることが2月20日、分かった。投資額は2000億円規模で、優先供給先の米アップルが資金の大半を提供する案で調整しているもようだ。2015年着工、16年稼働を目指す。ただ、千葉県茂原市の工場を拡充して対応する案のほか、アップルが他社と組む可能性もあり、状況は流動的だ。北國新聞などが報じた。