関西ペイント インドで車用塗料の新工場建設を検討
関西ペイントは、インドグジャラート州に自動車用塗料の新工場を建設する検討に入った。インドにおける同社塗料の主要供給先であるスズキの4輪車新工場が同州で稼働するのに合わせ、2017年の稼働を目指す。投資額は100億円弱を見込む。現在インドで月3万㌧程度の塗料生産能力を約1割増強する。日刊工業新聞が報じた。
関西ペイント インドで車用塗料の新工場建設を検討
関西ペイントは、インドグジャラート州に自動車用塗料の新工場を建設する検討に入った。インドにおける同社塗料の主要供給先であるスズキの4輪車新工場が同州で稼働するのに合わせ、2017年の稼働を目指す。投資額は100億円弱を見込む。現在インドで月3万㌧程度の塗料生産能力を約1割増強する。日刊工業新聞が報じた。
サーモス ステンレス製魔法瓶の生産能力7割増へ
大陽日酸子会社で魔法瓶大手のサーモス(東京都港区)はステンレス製魔法瓶の「生産能力を拡充する。2015年度中に主力の中国工場に約14億円を投じて設備を増強、生産能力を2倍強に引き上げる。国内外の需要増に対応する。フィリピンで建設中の新工場と合わせて18年度までにグループの生産能力を14年度見込み比約7割増の年間6000万本に引き上げる。日経産業新聞が報じた。
マイクロアド子会社がシンガポールのアドニアと業務提携
ネット広告配信大手のマイクロアド(東京都渋谷区)は1月21日、子会社マイクロアドプラスが、広告向け位置情報サービスを提供するシンガポールのアドニアと「ロケーション・ベース・オーディエンス(LBA)」広告の日本での販売促進のための業務提携を締結したと発表した。LBAは位置情報を利用したスマートフォン向けアプリケーション広告配信。各基地局やWi-Fiのシグナル情報を処理して、スマホ利用者の行動パターンを分析することで、利用者像をより正確に特定。特定の地域でアプリ画面を閲覧した際、利用者の志向に合った広告が配信されるという。
東京都中小企業振興公社 今秋バンコクに拠点開設
東京都中小企業振興公社は2015年度にタイ・バンコクに設ける現地拠点について、今秋をめどに開設する方針を固めた。都中小公社初の海外拠点となる。都は10年後の東京の将来像を描く「長期ビジョン」で、24年度までに都内中小企業の海外展開数2000社を掲げている。東南アジア諸国連合(ASEAN)地域の中でも産業集積が進むタイに拠点を設けることで、都内中小企業の優れた技術力をアピールし海外での活動を支援する。
計測技研 ミャンマー・ヤンゴンに合弁で初の海外子会社
計測技研(兵庫県尼崎市)は、ミャンマー・ヤンゴンに地元商社のウィンティンギとの合弁で初の海外子会社を設立した。資本金は5万ドル(約580万円)で、出資比率は計測技研が80%、ウィンティンギ20%。建築測量事業をメーンに2月の営業を始める。現地スタッフによる業務体制を整え、4月時点で5人程度、5年後に100人の雇用を見込んでいる。計測技術の指導も行う考え。ミャンマー周辺の東南アジア地域諸国においても事業の拡大を狙う。インフラ整備や高層建築工事などが活発化、測量の需要増加が見込まれるミャンマーに、同業他社に先駆けて進出する。5年以内に1億円の売り上げを目指す。日刊工業新聞が報じた。
三菱電機 昇降機製造拠点AMECに新工場と試験棟
三菱電機は1月21日、昇降機のグローバルマーケット向けの製造拠点、三菱エレベーターアジア(AMEC、タイ・ジョンブリ県)に新たに新工場と試験棟を建設し、開発・生産体制を強化すると発表した。これにより生産能力は現行の約1.5倍の2万台となる。稼働時期は新工場が2016年5月、試験棟は同12月。投資額は合わせて7億1000万タイバーツ(約22億円)。
荏原 ポンプ事業で海外拠点増強 ベトナムで新工場
荏原は2017年3月期までの3年間で、ポンプ事業の拠点整備に数百億円を投じる方針を固めた。海外ポンプ工場の生産能力の増強ではベトナムで新工場を建設するほか、イタリアや中国の既存工場を拡張する。同社は17年3月期までに570億円の設備投資を計画。この一部をポンプ事業の拠点増強に充てる。これらの施策推進により、17年3月期に同事業の海外売上高比率を現状比5ポイント増の45%へ引き上げる。日刊工業新聞が報じた。
シャープ 収益改善へ生産の国内回帰時期を前倒し
経営再建中のシャープは、円安で収益が大幅に悪化している海外生産拠点による製品群の国内への機能集約を、前倒しする方向で検討に入った。同社は冷蔵庫、洗濯機、液晶テレビなどは労務費の安い海外で生産し日本国内に輸入、販売している。製品群による海外生産の見直しおよび国内への集約は、従来は6月までに生産の移管に着手する方針だった。しかし、同社は2015年3月期連結決算で最終赤字に転落する可能性が高まったことで、早期の収益改善へスケジュールを2カ月程度早め、春ごろを目指すことになったもの。
竹中工務店 ジャカルタの超高層オフィスビル建設を受注
竹中工務店は1月21日、現地法人インドネシア竹中と地場のトータル・バングン・プルサダとの共同企業体(JV)が、香港の不動産開発パシフィック・センチュリー・プレミアム・デベロップメント(PCPD)から、地上40階、地下6階建ての超高層オフィスビルの建設を受注したと発表した。20日に起工式を執り行い着工した。工期は約30カ月で2017年半ばの完工を目指す。建設地は都心部のスディルマン地区で、ビルの敷地面積は9277平方㍍、延床面積は15万平方㍍。高さ209.45㍍。受注額は約200億円。
アサヒHD 15年飲料売上高 東南アで1000億円目指す
アサヒグループホールディングス(HD)は、東南アジアにおける飲料事業で2015年12月期に売上高1000億円を目指す。14年12月期の売上高見込みは800億円弱。13年12月にマレーシアで発売した缶コーヒー「WONDA」、インドネシアで発売したペットボトル入りの緑茶飲料「ICHI OCHA GREENTEA」を中心に生産・販売を拡大。生産では14年稼働したインドネシアの新工場をフル活用する。緑茶飲料に続き、現地需要の多いジャスミン茶飲料、WONDA派生商品開発も視野に入れる。