シャープ 収益改善へ生産の国内回帰時期を前倒し

シャープ 収益改善へ生産の国内回帰時期を前倒し

経営再建中のシャープは、円安で収益が大幅に悪化している海外生産拠点による製品群の国内への機能集約を、前倒しする方向で検討に入った。同社は冷蔵庫、洗濯機、液晶テレビなどは労務費の安い海外で生産し日本国内に輸入、販売している。製品群による海外生産の見直しおよび国内への集約は、従来は6月までに生産の移管に着手する方針だった。しかし、同社は2015年3月期連結決算で最終赤字に転落する可能性が高まったことで、早期の収益改善へスケジュールを2カ月程度早め、春ごろを目指すことになったもの。