伊藤忠 頂新株式を売却し、TFCC社株式を取得

伊藤忠 頂新株式を売却し、TFCC社株式を取得

伊藤忠商事(本社:東京都港区)と頂新グループは、伊藤忠が保有するTING HSIN(CAYMAN ISLANDS)HOLDINGS CORP.(本社:CAYMAN ISLANDS、以下、頂新)全株式17.8%を頂新グループに売却することに加え、同時に頂新グループよりTaipei Finacial Center Corporation(本社:台湾台北市、以下、TFCC社)全株式37.2%を取得することで正式合意し、2月14日に台湾当局からの承認を取得した。
TFCC社への投資は安定した配当等のキャッシュ収入が見込めることに加え、伊藤忠が培ってきた不動産事業における経験を活かした適切な運営管理ができると判断した。頂新グループは中国および台湾の大手食品・流通企業、頂新を傘下に持つ企業グループの総称。

三菱自 フィリピン・サンタローザ市でプレス工場の操業開始

三菱自 フィリピン・サンタローザ市でプレス工場の操業開始

三菱自動車は2月15日、フィリピンの同社の生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下、MMPC)で、新たにプレス工場の操業を開始し、開所式を開催した。同プレス工場はフィリピン最大のプレス機を備えており、2直の生産体制で年間3万5000台の車両を生産する能力を持っている。今回のプレス工場の開所により、ミラージュシリーズの現地調達率が35%に上がる。
三菱自動車はフィリピン政府の自動車産業育成政策「CARS Program」に参加する初の自動車メーカーとして、2023年までに20万台の「ミラージュ」および「ミラージュG4」を生産する予定。
MMRCの本社・工場所在地はフィリピンラグーナ州サンタローザ市(マニラから南東に約45㌔㍍)。工場生産能力は年間5万台。工場敷地面積23㌶。従業員数は2018年1月現在約1500名。

アルプス物流 インドに現地法人2/1から営業開始

アルプス物流 インドに現地法人2/1から営業開始

アルプス物流(本社:横浜市港北区)は、インド・デリー近郊グルがオン地区に現地法人を設立し、2月1日から営業を開始した。
新法人は「アルプス・ロジスティクス・インド」で、資本金は5800万ルピー(約1億円)。出資比率はアルプス物流99%、アルプス・ロジスティクス(シンガポール)1%。増加する日系企業顧客はじめ、電子部品の物流ニーズにも応えていく考えで、フォワーディング業務から開始し、将来的には保管業務等にも取り組んでいく。

日東精工 中国子会社が浙江省に新工場 自動車業界に参入

日東精工 中国子会社が浙江省に新工場 自動車業界に参入

日東精工(本社:京都府綾部市)の連結子会社、中国の日東精密螺絲工業(浙江)有限公司(所在地:浙江省嘉善県、以下、NPS社)は、同社敷地内に新たに第二工場を建設する。新工場の稼働開始は2020年6月1日の予定。
これにより、NPS社は自動車業界参入に向けた高付加価値製品の生産設備、品質管理体制を整備・増強。2年後に生産能力・売上高を1.5倍に引き上げる計画。
NPS社は現在、工業用ファスナー(ねじ部品)の製造、販売および日本からの輸入産機・制御製品の販売を手掛けている。

藤田観光 訪日外国人対象の新ブランドのホテル立ち上げ

藤田観光 訪日外国人対象の新ブランドのホテル立ち上げ

藤田観光(本社:東京都文京区)は、ミレニアル世代の訪日外国人旅行者を主要ターゲットとした宿泊特化型ホテルのブランド立ち上げ、2019年夏に新ブランド第Ⅰ号となるホテルを東京・浜松町に、2020年初めに2号店を浅草に出店するなど、2021年までに5店舗の出店を目標とする。
今回立ち上げるホテルブランドのコンセプトは「Active&Relax」。想定顧客層は訪日外国人旅行者の中でもローコストでアクティブに旅を楽しむミレニアム世代。価格は2名1室Ⅰ万円前後を想定。

マブチモーター ベトナムに生産子会社の分工場を新設

マブチモーター ベトナムに生産子会社の分工場を新設

マブチモーター(本社:千葉県松戸市)は、自動車電装機器用モーターの旺盛な需要に対応するため、ベトナムドンナイ省・アマタ工業団地に生産子会社のマブチモーターベトナムリミテッド(ベトナムマブチ)の分工場を設立する。
同工場の建屋面積は約1万3600平方㍍で、小型モーターの生産設備および部品を生産する。2019年第3四半期に操業開始の予定。

川崎重工 中国から舶用推進用旋回式スラスタ4基受注

川崎重工 中国から舶用推進用旋回式スラスタ4基受注

川崎重工は中国交通進出口総公司から、新開発の舶用推進用旋回式スラスタ「E型レックスペラ」4基を受注した。中国・天津港で船舶の入出港補助を行う天津臨港●輪有限公司向けに納入し、2019年上期竣工予定のタグボートに搭載される。
レックスペラは水平方向360度の任意の方向に推進力を得られる全旋回式推進機で、推進機・舵の機能を備えている。今回受注したE型レックスペラは省力化、メンテナンス性の容易化、環境にやさしいなどの特長がある。

帝人 タイに樹脂コンパウンド工場と開発技術センター新設

帝人 タイに樹脂コンパウンド工場と開発技術センター新設

帝人(本社:大阪市北区)は、樹脂事業のさらなるグローバル展開推進のため、タイのテイジン・コーポレーション(タイランド)社(所在地:タイ・アユタヤ県・バンパイン工業団地内)の敷地内に、樹脂コンパウンド工場および開発技術センターを新設する。
新設工場の生産能力は年間約Ⅰ万㌧。延床面積は約6000平方㍍(事務棟、開発センター棟含む)、2019年中ごろ稼働の予定。

日本貨物航空 シンガポール航空カーゴとパートナシップ

日本貨物航空 シンガポール航空カーゴとパートナーシップ

日本貨物航空(本社:千葉県成田市、以下、NCA)とシンガポール航空カーゴ(本社:シンガポール、以下SIAカーゴ)は、顧客のさらなる利便性向上を図るため、戦略的パートナーシップの構築に向けた覚書(以下、MOU)を締結した。
この戦略的パートナシップは今後、両社が5年かけて段階的に拡大してきた既存のブロックスペース契約に基づいて構築されていく。その第一段階として両社は当局による承認を前提とし、2018年4月1日より日本とシンガポールを結ぶ路線でコードシェアを開始することで合意した。

王子HD 60億円投じベトナムとマレーシアで段ボール新増設

王子HD 60億円投じベトナムとマレーシアで段ボール新増設

王子ホールディングス(本社:東京都中央区)は、段ボールの需要が増加しているベトナムとマレーシアで合わせて約60億円を投じ、それぞれ新工場の建設および既存2工場の拡張を決めた。
ベトナムではハナム省ドンバンⅢ工業団地に新工場を建設する。投資額は約30億円で、2019年7月に営業開始の予定。今回の新工場はベトナムにおける5カ所目の段ボール拠点で、東南アジア・インド地域におけるパッケージング拠点としては30カ所目となる。
マレーシアでは中部地区の2工場で敷地内で生産能力を増強し、事業基盤の強化を図る。これに伴い2工場の生産能力は現状のほぼ2倍となる。合計投資額は約30億円で、両工場とも2018年12月に新設備が稼働する予定。