インドネシアで日本紹介テレビ番組が続々登場

インドネシアで日本紹介テレビ番組が続々登場
 インドネシアで日本を紹介するテレビ番組が相次いで登場している。大手民放のメトロTVでは、インドネシア人が制作指揮にあたり、インドネシア人の視点で描く初の本格的な日本紹介番組が放送開始した。同国で視聴率が最も高い毎週日曜日の朝(午前9時5分から25分間)に、日本の観光紹介にとどまらず、日本人の持つ規律の高さやものづくりの強さの源泉などを伝える番組だ。
 番組名は「Kokoro No Tomo」。五輪真弓が歌う「心の友」が同国で広く親しまれていることなどから名付けられた。第1シリーズは2月初旬から3月下旬にかけて計8回放送されたが、第2シリーズも企画中という。第1シリーズはインドネシア人9人のチームが約1カ月にわたり9都道府県で撮影。各回でテーマが異なり、震災から復興する東北の姿、日本の工場で働くインドネシア人従業員の声などを伝えた。
 番組では、日本政府観光局(JNTO)、日本貿易振興機構(JETRO)、インドネシア日本友好協会(PPIJ)が協力したほか、日系企業を中心に民間企業8社と北海道、岐阜県の観光局がスポンサーになった。メトロTVでは、昨年10月に日本経済新聞社とTBSによるアジア向け日本情報番組「チャンネルジャパン」(日曜午前7時5分~7時30分)の放送が始まっている。