タイ 天候保険の対象地域を拡大 損保ジャパンなど

タイ 天候保険の対象地域を拡大 損保ジャパンなど

 損保ジャパンと日本興亜損害保険は、タイ東北部で天候インデックス保険の対象地域を9県から17県に拡大した。同保険は夏季の降水量が一定基準を下回った場合、契約上定められた保険金を支払う

 タイ農業協同組合銀行のローンを利用する稲作農業従事者を対象に2010年に開発した。タイ東北部はタイにおけるコメ生産の中心地。干ばつ発生時に大きな被害が発生することから、保険の拡販余地が大きい。

昭和製作所 インドネシアで初の海外拠点設立へ

昭和製作所 インドネシアで初の海外拠点設立へ

 機械部品の元になる木型の製造を手掛ける昭和製作所(神戸市長田区)は、インドネシアで10月をメドに100%出資による現地法人「ショーワ・ワークス・インドネシア」を設立する。海外に拠点を設置するのは初めて。取引先企業の進出などに合わせた動きで、まず自動車シートのスポンジをつくる金型製作用のモデルを生産する。3年後に年間2400万円の売上高を目指す。

    現地法人は西ジャワ州ブカシ県チカランのデルタシリコン工業団地のレンタル工場に設置する。資本金は30億ルピア(約2650万円)。初期投資額は約5000万円。工場の延床面積は288平方㍍。NNAが報じた。

古河電池がインドネシアで鉛蓄電池製造工場新設へ

古河電池がインドネシアで鉛蓄電池製造工場新設へ

 古河電池は7月31日、インドネシアで自動車用鉛バッテリーを製造する工場を新設すると発表した。投資額は約6000億ルピア(約53億円)で、12月に工場竣工、2015年1月以降稼働の予定。この事業を担うのは、13年12月に新設したインドネシアのグループ会社、フルカワ・インドモビル・バッテリー・マニュファクチャリング。自動車市場のさらなる拡大が見込まれるインドネシア国内で、鉛電池需要の急拡大に備え、生産・供給体制を強化するもの。

住友林業 インドネシアでトラクスの浄水器販売

住友林業 インドネシアでトラクスの浄水器販売

 住友林業は8月4日、同社の子会社で木材・建材の輸出入および卸販売を行うインドネシア住友林業が、インドネシアにおけるトラクス(静岡県浜松市)の浄水器事業で総販売代理店契約を締結。現地への輸入および製品販売を開始すると発表した。初年度の販売目標は約1000台。

 経済成長が続くインドネシアでは消費意欲の強い中間所得層が増大する中、飲食店など業務、法人用のほか、一般家庭でも一定の需要が見込めると判断した。両社は2013年6月28日に資本・業務提携契約を締結。住友林業グループの海外拠点網を活かした販売ネットワークの拡充など、種々の協業を図ることを目指して取り組んでいる。

三浦工業 タイに販売会社設立 駐在員事務所を格上げ

三浦工業 タイに販売会社設立 駐在員事務所を格上げ

 ボイラーの三浦工業はタイに販売・メンテナンス事業をする販売会社を設立すると発表した。8月6日付で設立する予定。2011年に同国に駐在員事務所を開設したが、省エネ型ボイラーの需要が今後伸びると判断、販売会社に格上げすることになった。自動車や飲料などの製造会社に売り込み、事業拡大を目指す。従業員は現地人を合わせ約20人を予定。

五洋建設と西松建設 シンガポール地下鉄工事受注

五洋建設と西松建設 シンガポール地下鉄工事受注

 日本国内建設会社が相次いでシンガポールの地下鉄「トムソンライン」の開通工事を受注した。五洋建設は現地企業との共同企業体(JV)で404億円分の工事が決まった。駅舎のトンネルをつくり、2020年12月完成の予定。西松建設もJVとして269億円で受注した。トムソンラインは25工区あり、すべての施工企業が決定した。

ダイハツ4~6月期4割最終減益 インドネシア競合激化で

ダイハツ4~6月期4割最終減益 インドネシア競合激化で

 ダイハツ工業の2014年4~6月期連結決算は減収減益となった、売上高は前年同期比4.9%減の4295億円、営業利益が同41.8%減の251億円、最終利益が同40.5%減の138億円だった。

 海外事業の主力、インドネシアでの厳しい競合環境により販売費用が想定以上に膨らんだことで、利益を圧迫した。ただ、国内販売台数は1.3%増の16万台と順調で、消費税増税前に注文を受けた受注残や新車種の販売が好調だった。ただ、通期の業績見通しについては据え置いた。

JBIC 醤油のヤマモリ・タイに三菱UFJなどと協調融資

JBIC 醤油のヤマモリ・タイに三菱UFJなどと協調融資

 国際協力銀行(JBIC)は7月31日、醤油の醸造・販売のヤマモリ(三重県)のタイ法人、YAMAMORI TRADINGとの間で融資金額1億タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。三菱東京UFJ銀行および商工組合中央金庫との協調融資によるもので、協調融資総額は約10億円相当タイ・バーツ。

 醤油の醸造・販売事業を担うYAMAMORI (THAILAND)を設立するために必要な資金を現地通貨建てで融資するもの。新工場建設、機械装置の導入に充てられる。

JBIC 大紀アルミ・タイへ三菱UFJと協調融資

JBIC 大紀アルミ・タイへ三菱UFJと協調融資

 国際協力銀行は7月31日、海外展開支援融資ファシリティの一環として、アルミ二次合金の製造販売の大紀アルミニウム工業所および大紀アルミ・タイとの間で融資金額154万5000米㌦(JBIC分)および、1億6000万タイ・バーツ限度(JBIC分)計2億1000万タイ・バーツ相当の貸付契約を締結したと発表した。この融資は三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は3億8200万タイ・バーツ相当だ。

JBIC 大和精工フィリピン現法の設備増強に協調融資

JBIC 大和精工フィリピン現法の設備増強に協調融資

 国際協力銀行(JBIC)は7月31日、農業機械や自動車部品などを製造する大和精工(大阪府東大阪市)のフィリピン現地法人との間で、融資金額480万米㌦(約4億9139万円)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は近畿大阪銀行と同行の提携先であるフィリピンの大手リサール商業銀行(RCBC)との強調融資によるもの。協調融資総額は693万5000米㌦。