ジャトコ 中国江蘇省に自動変速機工場設立

ジャトコ 中国江蘇省に自動変速機工場設立

自動車用変速機(AT・CVT)の専門メーカー、ジャトコ(本社:静岡県富士市)は6月21日、中国におけるCVTの生産能力の拡大のため、中国江蘇省張家港経済技術開発区に、中国における同社第2のCVT生産拠点となるジャトコ(蘇州)自動変速機有限公司(以下、ジャトコ蘇州)を設立すると発表した。
新工場は同社の全額出資により資本金64億円で、2018年7月に設立する予定。用地面積は9万6000平方㍍、建屋面積は4万3000平方㍍。生産開始は2019年末、立ち上げ時の生産能力は年間48万台、従業員数は約1000名規模で、中・大型FF車用のJatco CVT8を生産する予定。
同社は2017年のCVTグローバルシェア37%(同社調べ)で、CVT世界トップシェアを維持し続けており、2018年4月にCVT累計生産台数4000万台を突破した。

TIS ベトナムでIT大手TVH社と資本・業務提携

TIS ベトナムIT大手TVH社と資本・業務提携

TISインテックグループのTIS(本社:東京都新宿区)は6月20日、ベトナムの大手IT企業、TinhVan Technologies JSC」(本社:ベトナム・ハノイ市、以下、TVH社)と資本・業務提携したと発表した。
TISはTVH社と協業して、ベトナムにおけるQR決済サービス事業などの決済関連事業を共同で推進する。

DIC インドネシアに「顔料技術センターアジアパシフィック」

DIC インドネシアに「顔料技術センターアジアパシフィック」

DIC(本社:東京都中央区)は6月21日、インドネシアの100%子会社、PT DICグラフィックス(本社:ジャカルタ市)で、主にフタロシアニン(ブルー)顔料を生産するカラワン工場内に、製品開発のスピード化および高付加価値化を目的とした「顔料技術センターアジアパシフィック」を2018年1月に設立したと発表した。
フタロシアニン顔料は、印刷用インキや塗料およびプラスチック向けに多用されている汎用ブルー顔料。新興国でも自動車・インフラ用途の塗料向けやパッケージ用印刷インキ向けに需要が続伸している。
DICグループでは日本および米国に有機顔料の研究施設を持っているが、東南アジア地域において初となる同センターの設立により、アジアを含めたグローバル市場を対象とした高付加価値製品の製品開発など、製造部門と技術部門とのさらなる連携強化が期待できるとしている。

ユーユーワールド タイ・バンコクに物流の現地法人

ユーユーワールド タイ・バンコクに物流の現地法人

物流業のユーユーワールド(本社:栃木県宇都宮市)は、タイ・バンコクに拠点となる現地法人を設立する。現地企業と合弁で「YYW(THAILAND)」を設立する。このほど取得した通関事業者の認定もテコに、同地での物流事業・貿易事業を加速する。
同社が海外にグループ企業を持つのは香港、中国・大連、モンゴルに続き4社目。

横浜ゴム 中国でアルミホイール模倣品を排除

横浜ゴム 中国でアルミホイールの模倣品を排除

横浜ゴム(本社:東京都港区)はこのほど、中国で同社製アルミホイールの模倣品排除に成功した。同社は2014年にも中国で、同社製アルミホイールの模倣品排除に成功している。
今回同社は中国の広東省佛山市および広州市で、正規販売ルート以外のインターネット通信販売(ECサイト)や販売店舗で同社製スポーツ系アルミホイール「ADVAN Racing」の模倣品を販売していた模倣品販売業者等の情報を佛山市公安局に提供、摘発の申し立てを行った。
佛山市公安局は同社の情報提供および申し立てを受け、2017年10月25日の900枚超のアルミホイール模倣品を押収した。その後、2018年3月29日、広東省佛山市南海区人民法院は、模倣品販売業者に対して懲役刑や罰金等を命じる判決を下し確定した。

DOWA 中国で伸銅品すずめっき加工事業拡大

DOWA 中国で伸銅品すずめっき加工事業拡大

DOWAホールディングス(東京都千代田区)の子会社、DOWAメタルテック(東京都千代田区)は6月21日、中国江蘇省南通市に「同和金属技術(南通)有限公司」を設立し、中国での伸銅品すずめっき加工事業を拡大すると発表した。
中国での第2拠点となる新会社は、DOWAメタルテックの全額出資により、資本金1500万米ドルで2019年10月操業開始の予定。従業員約40名。
中国初の低挿入力すずめっきが可能なラインと切断加工用のスリッターを設置する。

日東電工 シンガポール初の海水と貯水池の水処理プラント受注

日東電工 シンガポール初の海水と貯水池の水処理プラント受注

日東電工(本社:大阪市北区)は6月21日、シンガポール初となる海水と貯水池の2種類を水源とする水処理プラント「Kerrel Marina East Desalination Plant(通称KMEDP)」(最大生産水量:13万7000㎥/日)向けに、逆浸透膜(RO膜)を受注したと発表した。
2020年の設備稼働開始予定に合わせ、2018年度に出荷を開始する計画。KMEDPの設備は緑化された地下に建設され、街中心部からも近いことから、水処理プラントの様子を見学できる「魅せる水処理プラント」としても注目されている。

イオン「インドネシアウナギ保全P」世界初ウナギのFIP始動

イオン「インドネシアウナギ保全P」世界初ウナギのFIP始動

イオンは資源の枯渇防止に向け、ウナギの取り扱い方針を策定し、持続可能な裏付けのあるウナギの調達へのシフトを進めるため、「インドネシアウナギ(ビカーラ種)保全プロジェクト」に取り組む。このプロジェクトで、ウナギでは世界初となるFIP(漁業改善プロジェクト)をインドネシアで本格的に開始し、シラスウナギ採捕の「MSC認証」(海のエコラベル)取得を目指す。
ウナギの取り扱いに際しては①主に「ニホンウナギ」と「インドネシアウナギ」の2種を販売する②2023年までに100%トレースできるウナギの販売を目指す③ウナギ以外の原材料を使用した「蒲焼」の商品開発を進める。

千代田化工 インドネシアLNGプラントの予備設計業務を受注

千代田化工 インドネシアLNGプラントの予備設計業務を受注

千代田化工建設(本社:横浜市西区)は6月18日、グループ会社の千代田インターナショナルインドネシア社が、PT Synergy Engineering社と共同事業体(コンソーシアム)で、国際石油開発帝石などが進めるインドネシアアラフラ海マセラ鉱区アバディLNGプロジェクトのSURF設備および海底パイプライン設備の予備設計業務を受注したと発表した。
これはインドネシアで計画されている液化天然ガスプラントの新設計画に関わるもので、当該新設プラントへ原料ガスを供給するためのオフショアガス田開発のうち、海底・海中設備に関わる予備設計業務となる。

東電PG 台湾の大学とスマートコミュニティで実証事業

東電PG 台湾の大学とスマートコミュニティで実証事業

台湾の国立成功大学(台南市東区)と東京電力パワーグリッド(本社:東京都千代田区、以下、東京電力PG)は6月15日、台湾政府が台南市サルン地区で計画するスマートコミュニティ開発のコンセプト検討および実証事業を行うための連携協定を締結したと発表した。
両者は2018年以降、第1期計画として開発される「サルン・グリーンエネルギー・サイエンスシティ」で、コミュニティ・エネルギーマネジメントシステム(以下、CEMS)を開発し、分散設置される再生可能エネルギーを統合・制御するバーチャルパワープラント(以下、VPP)および電力の供給力不足や再生可能エネルギーの出力変動に対応するためのデマンド・レスポンス(以下、DR)に関する実証事業を行う。また、各種エネルギーデータの活用による住民向けサービスに関する実証事業を行う。