在留外国人 過去最多の256万人 1位中国、ベトナムの伸び顕著

在留外国人 過去最多の256万人 1位中国、ベトナムの伸び顕著

法務省のまとめによると、2017年末時点の在留外国人数は256万1848人で、2016年末に比べ7.5%増加し過去最高だった。増加は2013年末から5年連続。
在留外国人は「留学」「技能実習」「永住者」などの資格で在留する中長期在留者と、歴史的経緯から永住が認められた朝鮮・韓国籍などの「特別永住者」の合計。
国籍別の上位5カ国は①中国②韓国③ベトナム④フィリピン⑤ブラジル-の順。ベトナムが2016年末比31.2%増と伸び率が顕著だった。「技能実習」や「留学」などの資格で在留している人が増えているためだ。
このほか目立ったのがネパール(6位)の2016年末比18.6%増、インドネシア(10位)の同16.6%増。いずれも通訳などの「技術・人文知識・国際業務」で増加した。
在留資格別では「永住者」が74万9191人で最も多く、次いで「特別永住者」、「留学」、「技能実習」の順となった。

金正恩委員長が訪中 習近平国家主席と初の首脳会談

金正恩委員長が訪中 習近平主席と初の首脳会談

中国国営新華社と北朝鮮の朝鮮中央通信は3月28日、北朝鮮の金正恩委員長が3月25~28日に訪中し、習近平国家主席と会談したと報じた。
中国側によると、金委員長は会談で朝鮮半島の非核化実現への意欲を表明した。ただ、北朝鮮メディアは同国内向けでは、「非核化」報道には全く触れなかった。
米国が主導する国連安保理の度重なる北朝鮮への制裁決議に、国際世論に押され中国が重い腰を上げ同調し、制裁履行に舵を切って以来、この間、中朝関係は冷え切っていた。しかし、5月に予定されている米朝首脳会談を前に、北朝鮮の後ろ盾として国際的に影響力を誇示したい中国側の思惑も加わって、中朝両国は関係修復を図ったとみられる。
金委員長が北朝鮮の最高指導者に就いて以来、外国訪問は初めて。

チャンギ空港 6年連続で世界空港ランキングで1位

チャンギ空港 6年連続で世界空港ランキングで1位

航空分野の市場調査を手掛ける英国スカイトラックスがまとめた2018年の世界空港ランキングで、シンガポールのチャンギ空港が6年連続でトップの座を維持した。2位は韓国・仁川国際空港で、前年の3位から浮上、東京(羽田)空港は逆に前年の2位から1ランク下げ、3位だった。
以下、4位に香港国際空港、5位はハマト国際空港(カタール)、6位ミュンヘン(ドイツ)、7位に中部国際空港が入り、8位ヒースロー空港(英国・ロンドン)、9位チューリヒ(スイス)、10位フランクフルト(ドイツ)だった。

2月の訪日外客23.3%増の250万9000人 過去最高

2月の訪日外客23.3%増の250万9000人 過去最高

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2018年2月の訪日外客数は前年同月比23.3%増の250万9000人だった。2017年2月の203万6000人を47万人以上上回り、2月として過去最高を記録した。
航空路線の増便やクルーズ需要の増加、さらには昨年は1月末にあった中華圏の春節(旧正月休暇)が、今年は2月となったことにより、訪日需要を押し上げた。
市場別には、20の主要市場すべてで2月として過去最高を記録した。

中国・蘇州市 25年までにFCVを1万台保有達成目標

中国・蘇州市 25年までにFCVを1万台保有達成目標

中国の地元メディアによると、江蘇省蘇州市が積極的に燃料電池車(FCV)の導入に積極的な姿勢を打ち出している。蘇州市内のFCVの保有台数を、2025年までに1万台に到達させる目標をこのほど掲げた。これは、江蘇省蘇州市発展改革員会、経済情報委員会、科学技術局、交通局が共同で、同市の水素エネルギー産業発展に関する指導意見(試行)を発表したもの。

ミャンマー大統領が辞任 スー・チー氏側近

ミャンマー大統領が辞任 スー・チー氏側近

AFP時事によると、ミャンマー大統領府は3月21日、アウン・サン・スー・チー国家顧問の側近、ティン・チョー大統領(72)が辞任したと発表した。同氏は、同国の現行憲法下では大統領資格がないスー・チー氏の代役としてこの2年、大統領を務めていた。ただ、同氏は健康状態に対する憶測がこの数カ月飛び交っていた。後任は、休日を除く7日以内に選出される予定。

中国・武漢で今秋にも水素燃料バスの試験運行開始

中国・武漢で今秋にも水素燃料バスの試験運行開始

地元メディアによると、エコカー開発の推進を掲げる中国の湖北省武漢市で、水素燃料電池車(FCV)車両を使用した路線バスが、今秋にも試験運行を始めることが分かった。用いられる車両は、FCVの研究開発(R&D)を手掛ける地場企業、武漢泰歌水素能汽車が開発したもの。

中国 国家副主席に王岐山氏を選出 異例の要職に復帰

中国 国家副主席に王岐山氏を選出 異例の要職に復帰

中国の全国人民代表大会(全人代)は3月17日の全体会議で、今後5年間の国家主席と副主席を選出した。習近平国家主席(64)が全会一致で再選され、副主席には習主席の信頼が厚く、右腕といわれた王岐山・前政治局常務委員(69)が選ばれた。党の要職を退いた人物が副主席に就くのは異例。事実上のNo.2として習主席の2期目を支える見通しとなった。

角膜細胞の培養→移植で視力改善 京都府立医科大

角膜細胞の培養→移植で視力改善 京都府立医科大

京都府立医科大学などのグループは角膜の再生医療に成功した。これは提供された角膜の細胞を人工的に増やして、角膜が白く濁る重い目の病気の患者に移植し、視力を改善させることに成功したもの。
グループでは今後新たな治療法として国の承認を得たいとしている。同グループが3月15日発行の米国の医学雑誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」で発表した。
「水疱性角膜症」は目の角膜が白く濁って視力が低下する病気で、国内におよそ1万人いるとされている。現在の治療法としては、亡くなった人から提供された角膜を移植するしかなく、角膜が圧倒的に不足している。
今回グループは11人の患者で臨床研究を行い、2年間経過を調べたところ、全員で角膜が透明になって視力が改善し、中には0.03だった視力が2年後に1.0まで回復した患者もいたという。