金正恩委員長が訪中 習近平主席と初の首脳会談
中国国営新華社と北朝鮮の朝鮮中央通信は3月28日、北朝鮮の金正恩委員長が3月25~28日に訪中し、習近平国家主席と会談したと報じた。
中国側によると、金委員長は会談で朝鮮半島の非核化実現への意欲を表明した。ただ、北朝鮮メディアは同国内向けでは、「非核化」報道には全く触れなかった。
米国が主導する国連安保理の度重なる北朝鮮への制裁決議に、国際世論に押され中国が重い腰を上げ同調し、制裁履行に舵を切って以来、この間、中朝関係は冷え切っていた。しかし、5月に予定されている米朝首脳会談を前に、北朝鮮の後ろ盾として国際的に影響力を誇示したい中国側の思惑も加わって、中朝両国は関係修復を図ったとみられる。
金委員長が北朝鮮の最高指導者に就いて以来、外国訪問は初めて。