韓国・平昌冬季五輪開幕 最多の92カ国・地域、2900人超参加

韓国・平昌冬季五輪開幕 最多の92カ国・地域、2900人超参加

冬季五輪史上最多の92カ国・地域、2900人を超える選手が参加する韓国・平昌五輪が2月9日、開幕した。開会式の最後に韓国・北朝鮮合同の選手団が登場。国旗ではなく、朝鮮半島が描かれた旗を掲げ更新した。注目された最終聖火ランナーはフィギュアスケート女子の2010年バンクーバー五輪金メダリストのキム・ヨナさんだった。
日本選手団は62番目に登場。旗手を務めた葛西紀明選手(45)を先頭に、スキージャンプ女子の高梨沙羅選手(21)ら選手・役員計97人が行進した。すでに昨日から一部の種目で競技が始まっており、日本勢はスピードスケート女子で主将の小平奈緒選手(31)はじめ、冬季五輪史上最多の124人の選手たちがこれから熱い闘いを繰り広げる。

ASEAN6カ国の17年自動車生産は微増の404万7000台

ASEAN6カ国の17年自動車生産は微増の404万7000台

ASEAN(東南アジア諸国連合)6カ国の自動車連盟(AAF)がまとめた2017年の域内自動車生産台数は、前年比0.6%増の404万7196台だった。合わせて約80%を占める主要2カ国が2~3%増となったが、3位のマレーシアが8.4%減となったほか、4位のベトナムは17.0%減少した。
国別生産台数は次の通り。タイ198万8823台(前年比2.3%増)、インドネシア121万6615台(同3.3%増)、マレーシア49万9639台(同8.4%減)、ベトナム19万5937台(同17.0%減)、フィリピン14万1252台(同20.9%増)、ミャンマー4930台(同328.0%増)。

タイ国際航空 成田・中部-バンコク路線で増便

タイ国際航空 成田・中部-バンコク路線で増便

タイ国際航空はこのほど、夏ダイヤ(3月25日~10月27日)の運航計画を発表した。これによると、成田-バンコク線、中部空港(セントレア)-バンコク線で増便となる。
成田-バンコク線は現在1日3便運航しているが、3月25日から1便増便され4便となる。タイ国際航空は羽田-バンコクも1日2便運航しており、合わせると1日6便体制となる。
成田-バンコク線の増便分の基材はエアバスA330-300型機で、ロイヤルシルククラス36席、エコノミークラス263席の計299席。
中部空港-バンコク線は7月から、中部発深夜便とバンコク発午前便を週5便から毎日1便(週7便)に増便される。増便の使用機材はボーイング787-8型機。

台湾・大地震 被災建物は活断層の近くに集中

台湾・大地震 被災建物は活断層の近くに集中

日本時間の2月7日未明、台湾東部で発生したマグニチュード6.4の地震で、震源に近い花蓮市を中心にホテルやビルなどが倒壊したり傾いたりして、これまでに7人の死亡が確認され、日本人9人を含む260人がけがしたと伝えられている。傾いた建物には消息が確認できない多くの人が閉じ込められているみられ、犠牲者は増えるとみられる。
今回の地震の被害について、複数の現地メディアは専門家の話として、「花蓮市中心部には過去数十年間に複数回、大規模な地震を引き起こした活断層がある」とし、被災建物がいずれもこの活断層の近くに集中していたことが被害を大きくしたとみている。
さらに、大きく壊れたホテルやビルは、いずれも低層階部分が飲食店や駐車場になっていて、建物を支える柱や壁が少なく構造的に地震に弱かったことが被害を拡大させたのではないかと指摘している。

中国経済回復の牽引役に陰り 自動車販売・スマホ

中国経済回復の牽引役に陰り 自動車販売・スマホ

中国経済回復を牽引してきた感のある新車販売とスマートフォン(スマホ)の出荷に陰りが出て、曲がり角を迎えている。
同国の2017年の新車販売実績はわずか3%増にとどまり、しかも同市場の9割を占める主要12社のうち8社の販売が前年割れとなった。また、スマホの2017年の出荷実績が4.9%減と初の前年割れを記録した。新興メーカーも直近の販売で2ケタ減の落ち込みをみせ、明らかに潮目が変わったとの印象は否めない。日本経済新聞などが報じた。

韓国 就職難で大卒の失業率が高卒上回る

韓国 就職難で大卒の失業率が高卒上回る

韓国メディアによると、2017年の大卒以上の失業率が4.0%で、高卒の失業率3.8%を0.2㌽高かった。大卒以上の失業率が高卒を上回ったのは2000年以降で初めて。
大卒以上の失業者数は50万2000人で、全失業者数102万8000人の半分近くを占めている。文在寅(ムン・ジェイン)政権は雇用の創出を重要な政策課題として掲げているが、一向に改善せず、悪化の一途という。
こうした状況を受け、韓国では20代のうつ病患者が2012年の5万2793人から、2016年は6万4497人と22.2%増えた。60代以上の増加率(20%)より高い。それだけではない。症状が悪化、自ら命を絶つケースも増えており、20代の死因で最も多いのは自殺だという。
とりわけ若い世代にとって、就職難に明確な改善策を打ち出せない政権の罪は重いと言わざるを得ない。

ベトナム航空 Jリーグ横浜FCとスポンサー契約を締結

ベトナム航空 Jリーグ横浜FCとスポンサー契約を締結

ベトナム航空は日本のサッカー、Jリーグ横浜FCと2018年シーズンオフィシャルクラブスポンサーとして契約を締結した。これにより、2018年シーズンの横浜FCのホーム(ニッパツ三ッ沢球技場)での試合に、ベトナム航空のロゴ看板がフィールドに登場する。

雪・氷の像の祭典「さっぽろ雪まつり」開幕

雪・氷の像の祭典「さっぽろ雪まつり」開幕

雪や氷の像で北海道札幌市を彩る、第69回「さっぽろ雪まつり」が2月5日、メインとなる大通会場とすすきの会場で開幕した。12日まで。
今回は両会場でおよそ200基の雪像や氷像が展示される。このうち大通会場では高さ15㍍もの大型の雪像が5基、氷像が2基展示される。これらの中には奈良の薬師寺の大講堂、大ヒットしたゲーム、ファイナルファンタジーの名場面を切り取り、モチーフにしたもの、世界中の若手音楽家が札幌に集まって毎年夏に開かれている音楽祭(PMF)の開催を呼び掛けた、アメリカの世界的な指揮者、レナード・バーンスタインが、今年で生誕100年となるのを記念して横顔をレリーフ調に表現した雪像、プロ野球界で今年最も注目される大型ルーキー、清宮選手(日本ハム)の雪像もある。
夜間には会場がライトアップされ、巨大雪像を背景にプロジェクションマッピングによる色彩豊かで華やかな世界が映し出され、これまでより一段とエンタテインメント性を高めている。

JAXA 超小型衛星を最小級ロケットで打ち上げ成功

JAXA 超小型衛星を最小級ロケットで打ち上げ成功

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月3日、電柱サイズ(全長9.5㍍)のロケット「SS-520」5号機を内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)から打ち上げ、東京大学の超小型衛星「たすき」(愛称)を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。
ロケット部品に家電に使う半導体などの民生品を用い、衛星を投入できるロケットでは世界最小級。打ち上げ費用は大型ロケットより大幅に安い約5億円。ちなみに、H2Aロケット(全長53㍍)の打ち上げ費用は約100億円。
今回の打ち上げは、民間の宇宙ビジネス拡大の契機になる。小型衛星は安く、短期間に開発でき、企業や大学にも手が届くものになる。小型衛星の打ち上げ需要は拡大が見込まれ、2023年に460基と2016年の4.6倍に膨らむとの予測もあるほど、これまでより格段に身近なものになるはずだ。
今回の打ち上げに参画したキヤノン電子はIHIエアロスペース、清水建設などと共同出資会社を設立。今後ロケットを自前でつくる方針だという。

ベトナム 政令116号の影響で車輸入激減 政令見直し求める声

ベトナム 政令116号の影響で車輸入激減 政令見直し求める声

ベトナムで2017年10月7日交付された、CBU(完成車)輸入制限を定めた政令116号(116/2017/ND-CP)に伴い、同国の完成車輸入が激減。日系を含む各メーカーは輸入ができていないうえ、再開のめども立っていない。このため、自動車業界団体は政府に対して、再三にわたり政令内容の見直しを求めている。
ベトナム自動車工業会(VAMA)が発表した2018年1月1~15日の完成車の輸入台数はわずか60台にとどまり、前年同期の5000台から激減している。2017年通年の販売台数も前年比10.4%減の27万2750台だった。乗用車、商用車ともに前年割れとなり、合計で30万台を突破した2016年を下回る結果となった。
ASEAN域内における関税撤廃を控え、この政令116号の施行により、完成車輸入が実質的に不可能になる可能性が高いことから、このままでは2018年の自動車業界の展望は全く見通し難といえる。