ヤマト運輸 3/30から台湾へ「クール便」サービス開始

ヤマト運輸 3/30から台湾へ「クール便」サービス開始

ヤマト運輸は3月18日、台湾向けに3月30日から「国際クール宅急便」サービスを開始すると発表した。日本から発送した生鮮食品を翌々日に台湾で宅配する。大和が日本で集めた荷物を保冷コンテナを使って空輸し、台湾のライセンス先、統一速達が配達する。統一速達は台湾の食品・流通大手の統一グループ企業で、2000年から「宅急便」をライセンス展開している。台湾の日本食レストランや消費者の間で日本の農水産物の人気が高まっていることに対応する。国際保冷輸送は香港に次いで2地域目。

紀伊國屋書店 タイ・バンコクの高級商業施設に出店

紀伊國屋書店 タイ・バンコクの高級商業施設に出店

タイで書店チェーン「紀伊國屋書店」を展開するタイ紀伊國屋書店は3月17日、バンコクのスクンビット通りで3月27日に開業する高級商業施設「エムクオーティエ」の3階に店舗を開設すると発表した。スクンビット通りをはさんで対面に位置する商業施設エンポリアム内のスクンビット支店を移転する形で、新たに日本語とタイ語の書籍を販売する。

新スクンビット支店の床面積は1200平方㍍で、従来の2倍に拡大する。取り扱い書籍は20万冊以上。このうち半数以上が英語の書籍、残りは日本語とタイ語の書籍が半々とする。店内には英語、日本語、タイ語にほか、子供向けとコミックの5つのゾーンを設ける。スクンビット支店は1997年、タイ国内最大の英語書籍を扱う書店として開業。タイ紀伊國屋書店はこのほかバンコク伊勢丹、サイアム・パラゴンの各商業施設内に店舗を設置している。NNAが報じた。

ジェットスター 香港~関空線を7~10月に増便

ジェットスター  香港~関空線を7~10月に増便

格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンは3月16日、現在週3便を運航している香港~大阪(関西国際空港)線を7月18日から10月24日まで最大週5便に増便すると発表した。増便分の運行時間は大阪発が午後5時20分発、午後8時15分香港着、香港発分が午後9時25分発、翌日午前2時5分大阪着となっている。運賃は5990~3万3490円(片道、燃油サーチャージや税金などは含まない)。ジェットスター・ジャパンは2月28日に同社初の国際線として香港~大阪線を就航している。同社は3月16日から増便分の予約販売を始めている。

「吉野家」「はなまるうどん」マレーシアに出店

「吉野家」「はなまるうどん」マレーシアに出店

吉野家ホールディングスは3月15日、マレーシア・クアラルンプールに牛丼店チェーン「吉野家」と讃岐うどん「はなまるうどん」をオープンした。牛丼チェーンは、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内ではシンガポール、フィリピン、タイ、カンボジアに次ぐ出店。はなまるうどんは、同域内で初めての出店となる。

出店したのはショッピングセンター「ミッドバレー・メガモール」内で、店舗面積は約3000平方㍍。104席を設ける「吉野家」「はなまるうどん」と飲み物を提供する「アズキ&カフェ」が、同店舗内でセルフ方式の店舗を構え、それぞれのメニューを提供する。牛丼(並)を9.8リンギ(約320円)、はなまるうどん「ぶっかけ」レギュラーサイズ8リンギ。アズキ&カフェはマレーシア市場に特化した初めての試み。

 

ANA HD海外で和食モール シンがポールに合弁

ANA HD 海外で和食モール シンがポールに合弁

ANAホールディングス(HD)は海外で外食事業に乗り出す。3月中に子会社の全日空商事を通じ、飲食店モールの企画やテナント誘致の合弁会社をシンガポールに設立し、現地で日本食専門フードコートを開く。国内空港での店舗運営ノウハウを生かし、日本食ブームが続く東南アジアで新たな収益源に育てる。

合弁会社は「グローバル・リテール・パートナーズ」で、資本金は76万5000㌦(約7000万円)。全日空商事が筆頭株主として40%を出資する。ANA HDが外食事業で海外に進出するのは初めて。第1弾としてシンガポール市内にある大型複合施設「サンテックシティー」で建設中の商業施設内に床面積1300平方㍍のフードコート(座席600席)を6月に開く。日本経済新聞が報じた。

JCB ミャンマー初の国際デビットカード発行で合意

JCB  ミャンマー初の国際デビットカード発行で合意

日本発唯一の国際カード運営主体のジェーシービーの海外業務を行う子会社ジェーシービー・インターナショナル(JCB)は3月11日、ミャンマーの中央銀行が主体となって設立した国内決済ネットワーク運営主体のミャンマー・ペイメント・ユニオン(MPU)と、双方のブランドの入ったデビットカード「MPU-JCBカード」の発行について合意した。現在ミャンマーでは国際ブランド付きのクレジットおよびデビットカードの発行はなく、JCBは同国において初の国際ブランド付きデビットカードを発行することになる。すでにMPUのメンバー銀行とカード発行に向けた本格協議を開始しており、2015年8月をメドにカード発行を開始する見込み。

ミャンマーCB銀 国内初の自動預金機設置へ

ミャンマーCB銀 国内初の自動預金機設置へ

ミャンマーの協同組合銀行(CB)が、ミャンマーで初となる自動預金機を設置する予定だ。ミャンマー国内の現金自動預払機(ATM)は、現金引き出しや送金機能しかなく、預け入れはできなかった。現地紙セブンデーが3月10日報じた。CBのぺ・ミン頭取は「当行のすべてのATM設置場所で預金機も利用できるようにする。1000チャット(約120円)紙幣の預け入れが可能」としている。同行では現在、試験運用しており、ミャンマー中央銀行の許可取得し次第、正式に運用する。NNAが報じた。

アジアの10通貨の送金可能に 池田泉州銀行

アジアの10通貨の送金可能に  池田泉州銀行

池田泉州銀行は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の4カ国と台湾の現地通貨建て送金の取り扱いを始めた。これにより、同行から送金できるアジア通貨は10種類に倍増する。新たに扱うのはベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、台湾の通貨。営業店の窓口に送金先の銀行口座と金額を指定し、所定のレートで換算した額と手数料を日本円で支払う。国籍を問わず、個人客も利用できる。

韓国ロッテ 大阪市内に「空港型免税店」開設へ

韓国ロッテ 大阪市内に「空港型免税店」開設へ

韓国のロッテグループは、消費税や輸入関税、酒税やたばこ税が免除される「空港型免税店」を大阪市内に開く方向で調整に入っている。大丸松坂屋を傘下に置くJ・フロントリテイリングと新関西国際空港会社と組み、心斎橋に出店する案が有力。急増する訪日外国人旅行客の幅広い需要を取り込む。ロッテは2014年9月、日本での免税店1号店を関西国際空港内に出店している。東京・銀座でも空港型免税店を計画している。